パソコンに指をさす2人の医者

独立行政法人労働者健康福祉機構の調べによると、腰痛が原因で休職した人の数が、40.9 % 。40代働き盛りの男性に多いという結果でした。

今回は、腰痛の中でも痛みが酷いと言われている、ぎっくり腰について、その原因対処法ご紹介します。



急なぎっくり腰への5つの対処法!4大原因とは


1)ぎっくり腰の4つの原因

ぎっくり腰とは、過度なストレスが掛かることにより、筋肉が緊張して起こる急性腰痛のことです。

ぎっくり腰の原因は、重いものを持ったとき、とよく言われます。しかし、意外な原因があることをご存知でしょうか。それでは、各々の原因を説明したいと思います。

(1)内臓

皆さんは、重いものを持つと腰に負担が掛かりますね。実は、何も持っていないうちから、腰に負担が掛かっている人もいるのです。

それは、内臓が弱っている人。
暴飲暴食をする人などは、常に、内臓が肥大し、圧迫された状態です。

やがて、腰も圧迫されて、腰痛の原因になります。

(2)歪んだ姿勢

猫背や、横座り、あぐらを掻くなどの歪んだ姿勢は、知らず知らずのうちに腰に負担が掛かっているのです。

自覚症状がなくても、腰は、悲鳴を上げています。現実に、ぎっくり腰になりやすい職業の中に、デスクワークの人というのがあります。

(3)冷え

気温が低い時期は、体がずっと冷えた状態になることもあるでしょう。

長時間、体が冷えた状態になると、筋肉が緊張。固くなって、腰痛の原因になります。

(4)便秘

便秘が慢性化すると、器官や血管、神経など、あらゆる場所を圧迫してしまいます。それらが圧迫されると、血液の循環が悪くなり、疲労物質が溜まりやすくなります。

腰は、腸に近いため、悪影響を直に受けやすいのです。それともう1つ。便秘が慢性化すると、便が腐敗し、排出した毒素を腸が吸収。

血液を通って体を循環してしまいます。前述のとおり、腰は腸に近いので、毒素が溜まりやすいのです。よって、筋肉が緊張し、腰痛の原因になります。

2)ぎっくり腰の4つの症状

ぎっくり腰の4つの症状は以下のとおりです。

(1)以下の5つの動作などをして、ぎっくり腰になり、筋肉が炎症。全く動けない。

くしゃみをした時

前屈みで、軽い物を拾った時

顔を洗っている時

靴下をはくとき

中腰で重い物を持つ時

(2)(1)とは逆に、普段からかがむと鈍い痛みを感じる。

(3)約1週間痛みが続き、元の体に戻るまでの期間が約1ヶ月。

(4)痛みが緩和した後、ケアが必要。そのケアをしないことで筋肉が固まり、結果、ぎっくり腰が癖になる。

smiling senior woman and doctor meeting

4)ぎっくり腰になりやすい職業とその理由

ぎっくり腰になりやすい職業は以下のとおりです。

(1)デスクワークの人

(2)運転手

(3)美容師や理容師

(4)看護師

(5)介護士

(6)保育士

では、なぜ、(1)~(6)の職業の人が、ぎっくり腰になりやすいのでしょうか。

前述の説明どおり、(1)デスクワークの人(2)運転手は、長時間同じ姿勢なので、特に姿勢が歪んでいる場合は、尚更、腰に負担が掛かってしまいます。

(3)美容師や理容師は、1日中立ちっぱなし。また、お客様の髪の毛を洗うときなど、中腰の姿勢になることが多いため、腰の筋肉が緊張し、固くなってしまいます。

(4)看護師(5)介護士も立ちっぱなしが多く、患者さんを抱き起すなどの動作が多いため、腰に負担が掛かります。

(6)保育士は、子どもを抱っこすることや、子どもが落ち着いて会話ができるように、中腰になって目線を合わせます。それらの行動は、腰への負担が掛かりやすいのです。

5)ぎっくり腰への5つの対処法

ぎっくり腰は、重い物を持つという動作に限らず、軽い物を持っても、くしゃみをしても、顔を洗っているときでも、なる場合があります。

ということは誰でも、ぎっくり腰になる可能性があるのです。また、ぎっくり腰の症状の中には、動けないくらいの痛みを伴うことがあります。

そうなると、あまりの痛さに、戸惑うことになるでしょう。けれども、以下の対処法を知っておくと、ぎっくり腰になったときに、幾分か早く痛みが緩和されるかもしれません。

(1)枕を抱えて横になる

動けないくらい痛みが酷い場合は、枕を抱えて横になり安静にしましょう。または、クッションを挟んだ姿勢をとると幾分か楽でしょう。

(2)患部を冷やす

急な痛みが出た場合は、冷やすことが有効です。

ぎっくり腰は、捻挫の状態です。足首が捻挫した場合、冷やしますね。それと同じで、ぎっくり腰も冷やすことによって、症状が幾分か緩和されます。

(3)急性期が過ぎたら、温める

ぎっくり腰になる原因の1つに、冷え、というのがあります。よって、急性期を過ぎたら、ゆっくりと患部を温め、血流を良くすることで、筋肉の回復に繋がります。

(4)整形外科の受診

痛みが幾分か緩和されて、起き上がれるようになったら、整形外科を受診するとよいでしょう。その際は自分の状況、どんな動きをすると痛いのか、その痛みはいつ頃からなのか、思い当たる行動は無いかなど。

情報を整理して受診されとより正確な判断をして下さいます。

(5)アルコール類を控える

ぎっくり腰は、元の体に戻るまでの期間が約1ヶ月です。最初の急な痛みから解放されて、徐々に普段の生活に戻っていきます。

しかし、アルコール類の摂取は控えること。アルコール類には、痛みを感じにくくする物質が含まれているからです。よって、痛みに気付かず、余計に悪化してしまう恐れがあります。



今回のまとめ

1)便秘が原因で、ぎっくり腰になる場合がある。

2)くしゃみや、顔を洗う動作のときでも、ぎっくり腰になる場合がある。

3)中腰になることが多い職業の人は、ぎっくり腰になりやすい。

4)急にぎっくり腰になってしまった場合は、捻挫のときと同じように冷やす。そして、急性期が過ぎたら、逆に温めて、筋肉の回復を促す。

5)歪んだ姿勢は、ぎっくり腰になりやすい。よって、普段から正しい姿勢を心掛ける。

以上が、今回の記事の内容となります。今回の記事で、ぎっくり腰の対処法など、ぎっくり腰に関することでお役に立てれば幸いです。