デスクで肘をついている男性

日頃あまり感じることのない背中の痛み、ある日違和感えお覚えることなどもあるのではないでしょうか。実際に、一言で背中の痛みといっても様々な症状もあるようです。今回はその原因から、対策まで幅広くお伝えしていきます。






放っておけない背中の痛み・・!意外な3つの原因と対処法とは


1)場所による違いとは?背中の痛みの左側と右側の違い

背中のどの辺りが痛むのかによって、病気となっている部分が違います。

(1)左側の背中の2種類の症状=膵臓 の可能性あり

背中の下半分の左側が痛む場合には、膵臓に関する病気を発症している可能性が高いと言われています。膵臓に関する病気は、自覚症状がほとんど無いので、この痛みがサインとなります。具体的な症状を幾つか紹介しておきます。

・膵炎

食事後、特に油分の多い食事をした後や、アルコールを過剰に摂取した時に発症据えることが多いようです。

・膵臓癌

背中の左下から、みぞおちにかけて痛む場合は、膵臓癌である可能性が高いと言われています。症状としては、胃のあたりや、背中が苦しい、体重の減少(心当たりがない)、黄疸がでることです。また、身体がかゆくなったり、尿の色が濃くなったりすることもあります。膵臓癌を発症すると、糖尿病も併発することもあります。

(2)背中の右側の4種類の症状=内臓疾患の可能性あり

右側の背中が痛む場合についてです。これは、肝臓、胆嚢、十二指腸潰瘍などが考えられます。ある意味、内臓疾患に関係している場合が多いと考えられます。具体的に幾つか紹介していきましょう。

・胆石症

背中の右肩から右背中にかけて響くような痛みは、吐き気、嘔吐、胆石症を発症している可能性が高いです。突然、みぞおち付近から上辺りが激しく痛む場合はこの症状になっているようです。

・黄疸

ある日、突然みぞおちから右上にかけて、激しく痛み、吐き気、嘔吐と共に、黄疸が現れます。

・胆嚢炎

右上の方の背中の痛み、みぞおちや肋骨下あたりの痛みを感じる場合は、胆嚢炎を疑いましょう。右肩や背中にも及ぶようなみぞおちや肋骨下あたりの痛みに感じます。発作的な痛みで、激しい痛みが長引き、腰痛も感じる事があります。

・胆嚢癌/胆管癌

また、発熱や、下血を伴う痛みは、胆嚢癌、胆管癌である場合があります。右背中の痛みと共に、上腹部の痛み、黄疸、右上腹部にしこりがあるのが特徴です。その他の症状として、全身倦怠感、腹痛、発熱、食欲不振、体重減少(こころ当たりがない)などが現れます。このように、大きく、左側、右側により症状も違うことから、もし、ご自身で思いあたる痛みを抱えていたり、身近な方がこのような痛みを抱えていたりする場合は、一度医師に相談されると良いでしょう。やはり、自己判断は禁物です。

患者にカルテで話を伝える医師

2)なぜ痛むのか・・その他背中の痛みで考えられる3つの原因

(1)風邪・インフルエンザ

身近な症状の一つとして、呼吸器系から痛みを生じる場合あるのが、風邪やインフルエンザが考えられます。咳をすると背中が痛む、呼吸で背中が痛むと言う症状が代表的なようですが、その他にも、発熱、くしゃみ、頭痛、関節の痛み、筋肉通、身体のだるさ、寒気、嘔吐などを発症します。これらの症例は、実際に体験された方も多いでしょう。

(2)胸膜炎

この病気の名前を御存知の方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。実際にどのような病気なのか簡単に説明しておきましょう。私達の肺には、保護してくれる膜があります。これを胸膜と言います。その胸膜になんらかのウイルスが感染し、炎症を引き起こすことを、胸膜炎と呼びます。咳や、たんに血が混じる、動悸、息切れ、呼吸困難にもなり得る病気です。肺が直接侵されてしまいますので、緊急性を伴います。

(3)帯状疱疹

背中が痛くなり腫れます。主な特徴としては、水ぼうそうが出来ます。見た目にも痛そうですが、かなりの辛さだと言われています。感染範囲にもよりますが、腹痛から背中の痛みになり、広範囲で下腹部に症状が出ます。ですから、最初は腹痛かな、と思っていたのが長く続く事、痛みが日に日に増してくること、そして、水ぼうそうが出来ながら、広がる事で症状が悪化します。本来、水ぼうそうは、一度感染すると二度とかかることは無いと言われていますが、実は、ウイルスが完全に消えたわけではなく、体内に潜んでいると考えられます。脊髄にウイルスが潜んでいると考えられています。過度なストレス、不規則な生活環境などが原因で、突然発症することが殆どです。大人の方がよくかかる症状です。このように、感染症もあります。また、一般的な筋肉痛も背中の痛みの原因になる症状です。

3)要注意・・背中の痛みと感染症の関係

背中の痛みの場合、発症が感染症なのか、筋肉や骨などからなるものかというのは重要なポイントとなります。

(1)感染症の場合は要注意

上記で背中の痛みの原因について幾つか紹介しました。感染症で、重大な病に繋がるものもあれば、一過性の症状もあります。

(2)見覚えのある痛みは基本的には自然治癒を

また帯状疱疹のように目に見える症状も現れる場合もあります。もし筋肉痛など、ある意味症状が単純であれば、放置しておいても大丈夫だと言われています。ですが、感染症や、咳や、痰が続く、痛みが続くと言った場合には、まず内科を受診されると良いでしょう。背中のどこが痛いのかで、医師は判断してくれることが多いので、その後の治療がしやすくなるのではないでしょうか。前章でも言いましたが、やはり自己判断は禁物です。ただの風邪かなと思ったら、重大な病気であるなんてことも考えられます。






今回のまとめ

1)背中の右側が痛いのか?左側が痛いのか?自覚症状はどこからなのかが重要なサインです。

2)感染症も背中が痛くなる原因です。風邪や、インフルエンザ、胸膜炎とその症例は多岐に渡ります。

3)やはり、自己判断は禁物です。背中の痛みと共に、咳や、痰がでるのであれば、内臓疾患も疑われます。