腰に貼られた湿布

腰が痛くなって湿布を買おうと思った時、温湿布・冷湿布どう選べば良いのでしょうか。1番悩むのが温めた方がいいのか、冷やした方がいいのかということだと思います。

実は温湿布も冷湿布も使うタイミングがあります。今回は温湿布冷湿布の使い方、腰痛予防のポイントをご紹介します。






温湿布と冷湿布の使い分け!6つのポイントとは


1)温湿布とは

(1)用途

慢性的な腰痛や肩こりなど、幹部が硬くて冷たい症状でしかも動かすと痛みを伴う症状に使います。

(2)成分・作用

皮膚に温感を与えるトウガラシエキス、合成トウガラシのノニル酸ワニルアミド及び、ニコチン酸エステルなどが含まれています。

これらの成分は患部の血管を拡げ、血流を増加させることにより、腰痛や肩こりを改善させることができます。

(3)注意

かぶれやすいため、風呂に入る30分から1時間前には、はがしておきましょう。

2)冷湿布とは

(1)用途

急性症状の赤く腫れて熱を持ち、痛みがある場合に使用します。打撲や捻挫、肉離れなど急激な炎症をおこしている、最初の5から7日に使用します。

(2)成分・作用

サリチル酸メチル、メントール、ハッカ油などの冷感成分が配合されています。

3)第二次世代のプラスター剤とは

湿布というと少し厚手ではがれやすいものをイメージしますよね。

これはパップ剤といい、薬剤部分に水分を含み肌に優しい一方で、はがれやすくて貼っていると目立つという欠点があります。

プラスター剤とは薬剤部に水分を含まず、薄手ではがれにくいという特徴があります。

また薬剤も、非ステロイド性抗炎症鎮痛薬のインドメタシンやフェルビナク、ケトプロフェンが配合されています。この成分は痛みの物質がつくられることを抑えます。

目立ちにくいので主流になってきていますが、肌が弱い人はかぶれて使えないという欠点があります。

慢性的な腰痛や肩こりに効果があります。

Doctor talking to his female patient

4)温湿布と冷湿布の使い分け6つのポイント

(1)患部の感覚を重視

基本的には、患部を冷やすと気持ちが良い人は冷湿布を、患部を温めると気持ちが良く、風呂に入ると症状が改善する人は温湿布を使います。

また、痛みを抑えるインドメタシンの効果が感じられる人はプラスター剤を使います。

(2)急性の腰痛には冷湿布を

急性の腰痛にはまず、筋肉の炎症を抑えるため冷湿布を貼ります。5日ぐらい経っても痛みが治まらない場合には、患部の血流の流れが滞っているので、温湿布を貼ります。

痛みが強い時は病院へ行くことをおすすめしますが、行けない人はプラスター剤を試してみると良いかもしれません。

(3)慢性的な腰痛には温湿布を

肩こりや神経痛、慢性的な腰痛には温湿布を貼ります。成分に含まれるカプサイシンの働きで90分後には、患部の温度が2度あがると言われています。

患部が硬くて動かすと痛いが、動かさないといけない時に効果が期待できます。

なお、プラスター剤も慢性痛を得意としていますので、温湿布の効果が感じられない時はプラスター剤に切り替えてみましょう。

(4)急激な筋肉の痛みは先ず冷やす

腰をひねった時などの急激な筋肉の痛みには、アイスパックや氷嚢でアイシングをした後に冷湿布を貼ります。

プラスター剤は痛みを抑えることを得意としていますので、冷湿布の効果が感じられない時はプラスター剤に切り替えてみましょう。

(5)ガーゼを活用

湿布を貼る時には、自分の汗や汚れでかぶれないために、カーゼを一枚おいてそのうえから湿布をします。

患部に傷がある場合は、その部分のカーゼを厚くしてください。

湿布を換える場合は、ぬるま湯で患部をなで洗いをしてから、よく乾かして30分から1時間くらい、肌を休ませましょう。

(6)喘息の方は医師への相談を

喘息の人は湿布の薬剤成分により、発作が誘発されるので医師に相談のうえ使用してください。

5)日常生活での腰痛予防の3つのポイント

ここでは腰痛を予防するポイントをご紹介たします。

(1)座り方

・椅子に腰かける時は深くかけて背筋を伸ばします。

あごを引いてお腹を引き締めます。足の裏が床にぴったりついて直角に曲がるようにします。この姿勢でいるのが辛い場合には、背もたれと身体の間に腰当て(ない時はタオルやポーチなど)を使うか、座板をお尻の下に引きましょう。

・床に座る場合は正座をしましょう。横座りの場合は重心が左右に偏るので、座る方向を変えましょう。

・お風呂の浴槽でも正座をすると腰への負担が軽減されます。

(2)寝方

・横向きに寝るのがオススメです。特に腰が痛む時は横向きに寝て、腰の下に折り畳んだタオルを引きましょう。

・あお向けが寝やすい人は膝を立て、膝の下に座布団やクッションをはさみましょう。

・布団は背骨の自然なカーブが保てる硬さの布団を選びましょう。

 (3)車の運転

・アクセルやブレーキを踏んだ時に膝が伸びて、座面にもも裏がつく高さが良いです。

・ブレーキやアクセルを踏んで、おしりがずれるのはシートが離れすぎです。ひじとひざが適度に曲がる距離が適正です。

・背もたれの傾斜は120度くらいにし、しっかり背中が密着するように調整しましょう。

・長時間の運転は集中力が落ちるうえ、腰によくありません。適度に休憩を入れましょう。






今回のまとめ

1)温湿布は慢性的な肩こりや腰痛に適している

2)冷湿布は急性期の腫れや筋肉の損傷などの症状に適している

3)プラスター剤に含まれる成分は痛みを抑えるため、急性期も慢性痛にも使える

4)温湿布、冷湿布、プラスター剤の使い分けは、貼って気持ちが良いもの

5)腰痛の予防は日頃から腰をいたわり、正しい姿勢を保つこと