男性の腰の痛みを確認する男性の整体師

椎間板ヘルニアは背骨に関わる病気の中でも非常に身近で誰にでも起こり得る病気です。一方でその具体的な知識はあまり知られていません。

痛みやしびれだけでなく、排泄困難など様々な症状を起こす、椎間板ヘルニアの症状予防法を詳しく紹介します。



椎間板ヘルニアの4大症状!腰・足の痛み方とは


1)椎間板ヘルニアとはどんな病気か

人間の背骨は24個の骨が組み合わさってできており、これらの骨と骨の間には軟骨である椎間板と呼ばれるクッションが存在します。

椎間板ヘルニアは、この椎間板が老化などで飛び出してしまい、背骨内の神経が圧迫されて痛みやしびれという症状が起こってしまう病気です。

2)椎間板ヘルニアの4つの症状

(1)腰の痛み

腰を曲げようとすると、しびれるような痛みが曲げている間、腰に持続的に生じる症状です。特に前に曲げようとした際に出てくる痛みは、椎間板ヘルニアの症状が疑われます。

(2)脚の痛み

椎間板ヘルニアでは、腰を曲げた時に太ももからふくらはぎにかけてしびれるような痛みが生じる症状が知られています。

腰を曲げる度にしびれが生じるため、比較的自覚がしやすいです。

(3)歩行困難

腰から脚にかけて生じる痛みが慢性化し、更に悪化していくと、歩けないほどに痛みが激しくなる症状があります。

一度歩行困難になると、治療を進めるまでその状態が続くため、注意が必要です。

(4)排泄への影響

神経の圧迫が排泄に影響することがあり、便秘や排尿がしづらくなるという症状が表れます。椎間板ヘルニアが進行した際に出ることが多く、一度発症すると治療をするまで慢性的に続きます。

3)椎間板ヘルニアの3つの原因

(1)老化

椎間板には水分が含まれており、その水分量は加齢によって減少していきます。この椎間板の老化でヘルニアが引き起こされることが最も多い原因です。

(2)背骨への負担

重いものを持ち上げたり、身体を大きくひねったり、座る時間が長かったりという、背骨に負担をかける動作や状態が続くことで、椎間板ヘルニアが引き起こされます。

(3)激しい運動

激しいスポーツやトレーニングによって、背骨に負担がかかって椎間板ヘルニアの症状が起こることがあります。

正しい指導のもとに運動をすることが大切です。

カルテに記入をする女性ドクター

4)椎間板ヘルニアの2つの治療法

(1)保存療法

椎間板ヘルニアの患者の9割ほどは手術を用いない保存療法で状態が良くなると言われています。

具体的には、ヘルニア部分を引っ張って物理的に神経の圧迫を減らすけん引や、温熱、低周波療法と並行して鎮痛剤などで日常の痛みを和らげます。

一気に解決するというより、半年から1年間定期的に治療を受けて経過を見ていく必要がありあんす。

(2)手術療法

保存療法で改善されない椎間板ヘルニアには、ラブ法と呼ばれる飛び出した部分の摘出などの手術を行います。

一般的には30万程度の費用がかかることが多く、関連する費用としてコルセットが2万程かかることがあります。入院期間は術後の経過が良い場合で2週間程度、一般的には1カ月以内が目安です。

5)椎間板ヘルニアの治療後の2つの予後

(1)保存療法の予後

椎間板ヘルニアは慢性的な病気ですので、痛みやしびれの症状が風邪のように止むわけではありません。そのため、数カ月や半年以上の継続的な治療を続け、治すというよりうまく付き合っていく必要があります。

保存療法では予後はよく、改善が見られれば通院は数カ月に一回などのように減っていきますが、姿勢の改善や適度な運動で再発の防止を心がけることが大切です。

(2)手術療法の予後

椎間板ヘルニアの手術療法の予後は良く、手術を受けた方のほとんどが2週間から1カ月程で退院できます。

退院後は再発を防ぐために姿勢に気をつけたり、運動で筋力を高めるなどの取り組みが必要になります。

また、予後の確認で1カ月に1回など、定期的な検査を勧められることもありますが、再発を防ぐために検査は重要なので、医師の指示にしたがってしっかり検査を受けましょう。

6)椎間板ヘルニアの3つの予防ポイント

(1)運動

背筋と腹筋は身体を支え、背骨への負担を軽減する役割を持ちます。そのため、これらを鍛えていくことは椎間板ヘルニアの予防に効果的ですが、

筋肉痛になったら休むというように、無理なく続けて筋力を維持することが大切です。

(2)姿勢の改善

椎間板ヘルニアの症状は、普段の姿勢や動作で背骨が負担を受けることで生じます。そのため、猫背や座りがちの姿勢など、普段の姿勢の問題点を改善していくことが必要です。

(3)背骨の状態を知る

気になる症状が少しでも出たら、医療機関で検査を受け、背骨の問題点を知ることが大切です。また、整体院でも姿勢をチェックしてくれるので、自分の姿勢が背骨に与える影響を知ることができます。

背骨の状態を知ることで、具体的な運動、姿勢の改善のポイントも見えてきます。

椎間板ヘルニアは日常の動きで誰にでも起こり得る一方、一度起こると歩行困難など重篤な症状にも繋がります。

日ごろからの予防を心がけ、症状が出た場合は早めに病院にかかることが大切です。



今回のまとめ

1)椎間板ヘルニアとはどんな病気か

2)椎間板ヘルニアの4つの症状とは

3)椎間板ヘルニアの3つの原因とは

4)椎間板ヘルニアの2つの治療法とは

5)椎間板ヘルニアの治療後の2つの予後とは

6)椎間板ヘルニアの3つの予防ポイントとは