妊婦のお腹に手を当てる男性

妊娠時に生じる、痛み。男性の方には理解しがたいものですが、実は、様々な痛みを伴いながら、日々妊娠しているお母さんは戦っています。

今回は、妊娠中に起こる恥骨痛への原因対処法をお伝えします。



妊娠中の恥骨痛への3つの対処法!予防方法とは


1)恥骨痛の原因とは

(1)左右の恥骨のズレ

恥骨痛の原因は、左右の恥骨をつなぐ、軟骨部分の痛みです。お腹の中の赤ちゃんが、だんだん大きくなるにつれて、恥骨が圧迫され、恥骨結合部分が開いてしまうことが原因です。

(2)妊娠9ヶ月頃から痛む

主に、妊娠9ヶ月ごろを過ぎた辺りから、痛み出すことが多いと言われており、産後もその痛みが継続することもあります。痛みを言葉で表すと、生理の時のようなチクチクした痛みです。

さらに、妊娠が進み、臨月を迎える頃になると、痛みのピークを迎えるようです。

2)恥骨痛の4つの主な症状

(1)朝起き上がることが出来ない程

痛みの特徴としては、朝起き上がることが出来ない程と言われています。

(2)お腹が大きくなる前から痛む方も

また、お腹が大きくなる前から、痛む方も見えるほどです。この場合、たとえば、妊娠前から元々腰痛の症状があり、恥骨に出っ張りがある方に起き易いようです。

骨盤の位置がずれている場合には、子宮が大きくなるにつれて、恥骨の結合部が他の人よりも開きやすく、恥骨痛になりやすいとも言われています。

(3)ホルモン分泌

妊娠することで、骨盤の靭帯を緩ませるホルモンが分泌されることで、恥骨結合部が緩んでくるにつれて痛みが大きくなると言われています。

(4)足のしびれが伴うケースも

お腹が大きくなる前から、恥骨痛があると産後にも腰痛や股関節痛、坐骨神経痛による足の痺れなどが現れ易くなります。

3)恥骨痛への3つの対処法

(1)入浴で温める

(2)カイロで温める

恥骨痛の痛みがある時には、まず、暖めることを行います。特に効果的なのが入浴ですが、そのような状況になるのが難しいのであれば、温熱カイロなどを用いても良いようです。

(3)動作をゆっくりと行う

また、もう一つのポイントとしては、動作をゆっくり行う事です。少しでも、意識しながら、日ごろの何気ない動作にも気を配る必要があります。急な動作は禁物です。

カルテを記入する女性のドクター

4)恥骨痛を改善する3種類のストレッチ

(1)膝回しのストレッチ

・足を肩幅に開いて、両手を膝に当てる

・右回りに10回膝を回す

・左回りに10回膝を回す

この流れを1セットとして、1日2から3セット程度を目安に行うと良いようです。簡単なので、家事の合間などにも出来るので一番お勧めなストレッチです。

(2)四つん這いのストレッチ

・四つんばいになります

・息を吐きながら、背中を天井に引っ張るイメージで丸めて高く持ち下げます

・息を吐きながら、ゆっくりお尻を突き出して背中を反らします

この動作を交互にゆっくり2から3回ほどを1セットで行うと効果的です。

 (3)クッションを活用したストレッチ

・仰向けになるか、椅子に座ります

・仰向けの場合は、膝を曲げて脚の間にクッションを挟みます

・椅子に座っている時も同様に、クッションを挟みます

・両足を引き寄せあうイメージで、ゆっくりクッションを潰します

この動作を、2回から3回1セットで行いながら、実施していきます。お尻とふくらはぎの内側に力が入るので、骨盤筋を鍛えることが出来ます。

以上3点紹介しましたが、まだ他にもストレッチの方法は存在します。

全てに共通しているのは、恥骨筋を鍛えることに主眼を置いていると言うことです。気軽に取り組んでみてはいかがでしょうか。

5)恥骨痛への日常生活での3つの予防ポイント

やはり、妊娠中と言えども、家事はつき物です。こんな時に痛みを予防する方法を紹介します。

(1)洗濯をする場合

ポイントは、腰を曲げるのではなく、膝を曲げて取ることを心がけます。また、なるべく腰より高い位置に置きながら、作業をすることで、負担も減らすことが出来ます。

洗濯をたたむときも、背筋を曲げないようにすると良いでしょう。

(2)立ち仕事の場合

両足に体重をかけるようにします。なるべくバランスをかかるようにしましょう。たまに、屈伸運動などをして血行をよくしてあげる工夫も取り入れると良いでしょう。

(3)座っている場合

座っている時こそ、背筋を伸ばすように意識しましょう。ついつい前かがみになってしまいがちです。そうなると、思わぬところへ負担がいき、痛みを生じるきっかけになってしまいます。

また、床に直に座るときは、正座や胡坐で座ると楽です。ポイントは、背筋を伸ばすこと。バランスを取ることです。これだけ意識するだけでも痛む度合いが変わってくるようです。



今回のまとめ

1)妊娠中の女性の方は、経験されたことがあるのでは。痛みもひどくなると、起上れないほどです。

2)簡単なストレッチを取り入れながら、身体をほぐし、痛みを和らげることも出来ます。

3)日頃の動作で、予防につなげましょう。