Side view of a male physiotherapist examining woman's back in the medical office

腰が痛いときというのは、日常生活でよくあることですが、そこに思わぬ病気が潜んでいることがあります。

また、腰が痛いときには温めるという対処をしがちですが、実は冷やした方が効果的な症状もあります。このような腰が痛いときに関する知識を紹介します。



腰が痛いときの3大原因!7つの解消法とは


1)腰が痛いときに考えられる3つの腰の病気

(1)椎間板ヘルニア

主に加齢による椎間板のクッションの役割が低下し、椎間板が飛び出ることで起こる病気です。

初期に治療を開始できれば服薬などの保存療法で改善しますが、悪化すると手術が必要になることもあるので、腰が痛い時はしっかり考慮してほしい病気です。

(2)骨粗しょう症

老化にとって骨密度が低下することで引き起こされる病気です。

歩行が難しくなるなど、重篤な症状に繋がることもあるため、早期の治療が大切です。治療では主に骨密度を高める服薬を行います。

(3)腰部脊柱管狭窄症

背骨の脊柱管と呼ばれる部位が狭くなり、その中の神経が圧迫を受けて痛みやしびれが生じる病気です。

60代以上の方はほとんどが狭窄症の要素を持っているとされています。

2)腰が痛いときに温めた方が良い2つの症状

(1)姿勢や疲労からくる痛み

長時間腰に負担がかかる姿勢が続いたり、腰の筋肉を使う作業を続けてい場合に腰が痛い時には、お風呂などで患部を温めることが痛みの緩和においてとても効果的であることが分かっています。

(2)身体の凝り

身体が凝ってしまって結果的に腰痛に繋がっている場合も、お風呂で温めることが効果的です。

お風呂で温める際は、肩までつかるとのぼせ易くなるので、半身浴でゆったりつかることが大切です。

3)腰が痛いときに冷やした方が良い2つの症状

(1)急性期の激しい痛み

腰痛が出始めた時は激しい痛みを伴いますが、この時期を急性期と呼びます。急性期は筋肉が炎症を起こしていることが多く、温めるよりむしろ冷やすことが必要になります。

(2)急に生じた痛み

身体を急にひねったりぶつけてしまった時に生じた腰の痛みにも、冷やすことが有効です。この場合にも筋肉が炎症を起こしているため、冷却によって炎症を和らげることができます。

Female doctor pointing on a bone

4)腰が痛いときの座り方の3つのポイント

(1)腰の位置

深く椅子に座ると腰に体重がかかり、負担が大きくなります。椅子には浅く座ることを心がけましょう。

(2)膝の角度

椅子への座り方は立っている姿勢に近いと良いと言われています。立っている状態では体重の負担が分散され、自然と腰への負担も減るという考えに基づいています。

膝の角度が90度程度になることで、腰への体重の負担を減らすことができます。

(3)背筋

背筋を伸ばすことで負担の少ない姿勢が自然と形成されます。そのため、腰が痛い時はまず背筋を伸ばしてみましょう。

ただ、反り過ぎると背骨への負担が高まりますので、身体が真っすぐに伸びるようなイメージで伸ばしましょう。

5)腰が痛いときの寝方の2つのポイント

(1)仰向け

腰痛は身体の片側に姿勢が傾きがちという原因がほとんどです。よく片側を向く寝方を取っている場合は仰向けに寝てみることで、腰痛が改善されることがあります。

(2)普段と逆向き

たとえば右側が慢性的に痛む場合は、逆の左側を向いた方が楽になります。左側が痛い時も同様ですので、痛い側にあまり負担をかけないという意識が大切です。

ただし、腰の中央部が痛い時は、うつ伏せではなく横を向いて寝ることに注意しましょう。うつ伏せは腰が反る形になり、かえって負担がかかります。

6)腰が痛いときにオススメの2つのストレッチ

(1)腹筋を鍛えるストレッチ

腹筋運動と聞くとハードなものをイメージしがちですが、ここではあまり負担の大きくない腹筋のストレッチを紹介します。

仰向けになって、脚が90度になるように椅子などに足をのせます。その後、おへそが見える程度に軽く頭を上げたり下ろしたりを一回2~3秒程度で15回繰り返します。

筋肉痛の日はしっかり休み、なるべく毎日続けましょう。

(2)身体をひねるストレッチ

両脚を伸ばし、右手を後ろにつきます。次に、後ろについた右手に左手を重ねるように身体をひねり、重ねたら元の姿勢に戻ります。

これを逆の手においても3回ずつ毎日行います。腰の筋肉のストレッチになるとともに、骨盤矯正による根本的な腰痛の問題の改善も期待できます。

woman practice yoga

7)腰が痛いときに頼るべき専門家とは

(1)医師

腰が痛い時にまず最初に意見をうかがうべき専門家は医師です。

医師の受診により、レントゲンなどの高度な検査を行うことも可能になり、腰が痛い理由を突き止めるには最適といえます。

また、病院では検査から薬の処方、温熱療法などほとんどの治療法を用意していることが多く、複数の医院を受診することなく、負担が少ない状態で治療を進められるメリットがあります。

(2)整体師

整体は腰痛に非常に効果的であることが多い一方、椎間板ヘルニアなどで腰が痛い時はかえって症状を悪化させることもあります。

そのため、まずは医師に相談し、整体を進められたら整体師に施術をお願いする形となります。

最近では整形外科と整体院を兼ねたようなところもありますので、どちらも検討したいという方はこのような兼業型の医院を探すといいでしょう。

8)日頃からできる腰痛予防の3つのポイント

(1)日ごろの姿勢の改善

日ごろの猫背や前かがみなどの姿勢、寝方の癖を改善するだけで、腰痛の予防に繋がります。

特に座りがちの方は腰痛になりやすいと言われているため、適度に歩いたり、座っている際の姿勢に気をつけるなどしましょう。

(2)無理な運動を控える

腰痛には姿勢からくるものと同時に、スポーツや過度なトレーニングで引き起こされるものがあります。

日々の運動は健康に繋がりますが、体調が悪いのに無理をしてしまうと、正しいフォームが崩れて腰をはじめとする全身に負担がかかってしまいます。

運動やスポーツは体調と相談の上、進めることが大切です。

(3)検査を受けてみる

整体師や医師がいる医療機関では、自分の姿勢を詳しく調べてもらうことができます。

日ごろ気になる小さな痛みやしびれ、肩こりなどがあれば、一度相談して検査を受けてもらうことで、具体的に何を気をつければいいかがはっきりして対策もしやすくなります。



今回のまとめ

1)腰が痛いときに考えられる3つの腰の病気とは

2)腰が痛いときに温めた方が良い2つの症状とは

3)腰が痛いときに冷やした方が良い2つの症状とは

4)腰が痛いときの座り方の3つのポイント

5)腰が痛いときの寝方の2つのポイント

6)腰が痛いときにオススメの2つのストレッチ

7) 腰が痛いときに頼るべき専門家とは

8)日頃からできる腰痛予防の3つのポイントとは

腰が痛い時には様々な対処法がありますが、症状や程度によって適切な専門家、ストレッチを選択しましょう。