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ヘルニアにも複数の種類が存在します。それぞれ、原因や症状、そして治療法が異なります。

今回の記事では、ヘルニアがどのようなもので種類には何があるかまた、治療方法などをご紹介させていただきます。



徹底解説!ヘルニアの7つの種類と症状の違い


1)ヘルニアとは

(1)内ヘルニア・外ヘルニア

ヘルニアとは、体内の臓器などが本来あるべき場所から突出している状態をいいます。ヘルニアの種類としては、体内の裂隙に迷入したものを内ヘルニア、体内から逸脱しているものを外ヘルニアなどがあります。

(2)臓器の圧迫の危険性

ヘルニアの状態が長く続きますと、臓器が圧迫されることになりますので激痛が走ったり最悪の場合、流出した臓器の壊死、臓器によって骨や隣接する臓器が毒され壊死する恐れがあります。

この記事では、頸椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、横隔膜ヘルニア、食道裂孔ヘルニア、鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、脳ヘルニアについてそれぞれの症状や原因、治療方法をご紹介させていただきます。

2)頸椎椎間板ヘルニア

(1)頸椎とは

頸椎は7個の椎骨から組織されており、第1頸椎は環椎、第2頸椎は軸椎と呼ばれており第3頸椎以下とは全く異なる作りをしています。

椎間板が存在するのは第2頸椎以下です。

(2)椎間板について

椎間板とは、椎骨が受ける衝撃を受け止めるクッション材のようなものとなっています。

この椎間板がなんらかの影響で損傷により、破れて椎間板、線維輪に亀裂が入り内部の髄核が飛び出る状態を椎間板ヘルニアと言います。

(3)症状について

症状としては、椎間板の異常が頸部の痛みを起こします。その他、飛び出した髄核が頸椎の中を通っている脊髄や神経根などの重要な神経組織を圧迫し、手足のしびれや運動機能の損傷や痛みなどの様々な神経症状を起こします。

(4)頸椎椎間板ヘルニアの治療方法とは

ここからは治療方法を、ご紹介いたします。頸椎椎間板ヘルニアの治療方法は、前方法と後方法の2つでその両方とも手術を行うことになります。

前方法手術

前方法は椎間板とそれに付随する組織を削ることでヘルニアを摘出して、削った空間に自信の骨組織を移植する手術方法です。

後方法手術

後方法は脊柱管狭窄症を併発している場合に行われることが多く、体の背面より脊柱管を拡張することでヘルニアによる圧迫を解消する方法です。

保存療法と薬物療法

神経根の症状がある場合には主に保存療法が行われることが多く、基本的に頸部の固定や痛み止めなどの薬でヘルニア症状を抑える療法を行います。

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3)腰椎椎間板ヘルニア

(1)症状とは

この病気は先ほどの頸椎椎間板ヘルニアの症状と同様、腰椎椎間板ヘルニアの初期段階では腰痛から始まり進んでいくと片足へのしびれや痛みが出てくることがあります。

腰は人間生活を送る上で立つや座るなどの行動を支える部分となっているので、痛みが激しくなるにつれ腰痛が激しくなると日常生活に支障が現れてしまいます。

腰痛の他に、大腿部から下腿部に痺れるような痛みを片側に感じることがほとんどです。特徴としては、咳やくしゃみで憎悪することがあります。ですので、以下の症状を感じた場合は病院で診察を受けることをお勧めします。

(2)症状に関する指標

下記の症状のうち、3番目に心当たりがある場合は病院への早急な受診ともとに適切な処置を受けましょう。

・腰や足の痛みが軽くなり、膝折れが起こる。

・歩いてると、足の力がなくなりスリッパが脱げてしまう。

・排便・排尿の意識を感じることができない。

3つとも筋力の低下がもたらすもので、腰椎の椎間板の異常を疑いましょう。

(3)治療方法とは

治療方法をご紹介させていただきます。

保存療法

保存療法が適用されているため、まずは腰を動かすことを避けるためにベット上での安静生活を送るとともにコルセットを巻いて、より安静な状態を維持していきましょう。

薬物療法・ブロック療法

薬物療法としては、消炎鎮痛剤や筋緊張弛緩剤などが疼痛軽減に効果があるためよく処方されます。より疼痛が酷い場合には、硬膜外ブロックや神経根ブロックのブロック療法を行います。

これら2つの療法で、ほとんどの腰椎椎間板ヘルニアは約3ヶ月で完治するのですが、痛みが引かない場合はこれから紹介する療法を適用される場合が多いです。

(4)手術による療法

余程の場合とは、排便・排尿の感覚が薄れているときや運動機能の麻痺が起こっているときには、ヘルニアの摘出手術が適用されますがここに至るのは腰椎椎間板ヘルニアを患っている方の約10パーセントから30パーセントに満たないため大切なのは、早期発見と早期治療に持ち込めるよう身体の具合を日々確認していきましょう。

しかしながらデメリットがあります。

(5)手術のデメリットについて

手術は基本、背面からの椎間板切除を行い最小限の損傷で押さえた上での手術が行われますが、複数回の手術経験がある場合やヘルニアが大きくなっている場合には脊柱狭窄症の手術も同時に行うため、身体へのダメージが多大ですので、手術を行う場合には注意をして挑みましょう。

4)横隔膜ヘルニア・食道裂孔ヘルニア

(1)2つのヘルニアの相互関係

横隔膜に先天的もしくは後天的に裂孔が腹部臓器が腹腔内から縦隔内に脱出している状態を横隔膜ヘルニアと呼びます。

横隔膜ヘルニア自体は、食道裂孔ヘルニアが起こることにより発覚することが多いので2つについてご紹介していきます。

食道裂孔ヘルニアは、食道にある裂孔の先にあるべき位置外れている状態を食道裂孔ヘルニアと呼びます。

(2)両ヘルニアの原因

胃は動くことで臓器として機能しますので、食堂裂孔があるためにヘルニアが起こる原因としては腹圧のかけ方が強すぎたり、立ち座りや寝る姿勢によって胃が脱出していきます。

酷い場合には、横隔膜を乗り上げて半以上の胃部分が脱出する場合があります。食堂裂孔ヘルニアは、先天的に食道裂孔が緩い人や年齢を重ねるにつれ裂孔部が緩くなりヘルニアが起こる場合があります。

横隔膜ヘルニアは、先天的な場合は腹部臓器のうち胃が主に脱出してくることが多いですが、後天的なものとして事故に遭い横隔膜が傷つくことで大腸や小腸が脱出することが多いです。

(3)両ヘルニアの諸症状

食道裂孔ヘルニアの自覚症状としては、胸焼けや胸痛、つっかえるような症状があるために似た症状を持つ逆流性食道炎があります。

症状をより自覚できるのは、夜間の就寝時や屈んでいる際に胃が持ち上がることにより痛みを感じるため食堂専門の科がある病院への受診をして適切な処置を受けましょう。

(4)同じ病気としてみるヘルニアの治療法

治療方法をご紹介させていただきます。横隔膜ヘルニアは食道裂孔ヘルニアが併発するものですので、同一の病気として治療方法のご紹介を行います。

食道裂孔ヘルニアは、形態的変化であるため治療を施してもらうのであれば外科に行くことをお勧めします。

脱出している胃を腹腔内に戻し、開いてしまった裂孔を縫縮し逆流防止の手術を施します。

その他、胃酸の逆流による損傷を抑えるために制酸剤を処方してもらい日々のケアをしていきましょう。

5)鼠径ヘルニアの解説

(1)鼠径とは

まず鼠径とは、代表的に足の付け根と呼ばれる部分を言い、鼠径ヘルニアとは本来腹腔内にあるべき腸が、筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気です。

一般的に鼠径ヘルニアは「脱腸」と呼ばれており、世間のイメージでは子供に多いと思われがちですが、実際は成人の方に多い病気です、

(2)鼠径ヘルニアの症状

初期症状として、立った際などにお腹に力を入れると鼠蹊部の皮膚の下に腸の一部などが出てくることで柔らかい腫れが出来ます。しかし指で押さえると引っ込むことが特徴です。

次第に鼠蹊部に何か出てくる感覚があり、その現象が、腸がヘルニア症状により出てくる「脱腸」といいます。次第に小腸などの腹腔内臓器が出てくるため不快感や、痛みを感じるようになります。

末期の症状について

末期の状態になれば、腫れが硬くなり腫れた部分が抑えても引っ込まなくことがあります。その他、腹痛や嘔吐の症状が出てきます。これをヘルニアの嵌頓といい、手術を急いでしなければ命にかかわることになります。

しかし嵌頓状態になる確率は、鼠径ヘルニアの種類によって異なるため明確な手術時期などの計画を立てることは困難なため、大抵が緊急手術を行うためなかなか治療の困難な病気となっています。

(3)ヘルニア発症しやすい人の傾向

鼠径ヘルニアを発症しやすい人の傾向としては、加齢とともに筋肉が衰えているため年齢を重ねた特に男性やぜんそく持ちの方、妊娠をしている方などのお腹に負担がかかりやすい生活を送っている方に多く発症をするため、できるだけリラックスをした生活を送ることを心がけましょう。

お腹に負担がかからない生活が一番です。

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6)臍ヘルニアの解説

(1)臍ヘルニアとは

このヘルニアは俗にでべそという名前で浸透しています。閲覧してくださっている方も聞いたことがあるかと思います。

この病気は新生児に多く、1歳を過ぎる頃には自然に治るため命に関わるヘルニアではありません。

(2)治りにくい場合の療法は

しかしながら2歳を過ぎても治らない場合は、外科的治療を行います。

脱腸してきた部分を切除し、空いた部分に細胞を埋め込むという手術をしていくため、どうしても心配な場合は外科の先生に適切な診療をしてもらいましょう。

臍ヘルニアになる方は新生児に限るわけではなく、妊娠中の方にも症状が出ることがあります。

妊娠をしている方は子宮が大きくなることにより、腹腔内の臓器が圧迫されるためヘルニアの症状となって出てくることがありますが、ほとんどの場合、出産後の経過とともに治るためご安心ください。

7)脳ヘルニアの解説

(1)脳ヘルニアと危険性

脳ヘルニアは頭部外傷による頭蓋骨内に血腫や脳浮腫が生じることにより柔らかい脳は硬い頭蓋骨の中でスペースの余裕がなくなることにより、頭蓋骨内の圧力が高まり余裕をなくしている脳は隙間に押し出されます。このことを脳ヘルニアと言います。

押し出された脳は、生命維持中枢を圧迫します。そのため、心臓などの各重要器官の機能障害をもたらします。

(2)脳ヘルニアの症状

症状としましては、脳の障害のある側の瞳孔に異常が出ます。

瞳孔が常に開いて、光に対する収縮反応が失われます。よりひどい場合になりますと、呼吸が不規則になり瞳孔の異常が左右両方に出てくるようになります。

(3)治療方法について

治療方法をご紹介します。先ほどの初期症状である片方の瞳孔の異常がありましたら、 治療は一刻を争うことになります。

治療としましては、原因が血腫でしたら開頭血腫除去手術を行う場合があります。

しかしながら、脳ヘルニアが進行して身体の機能の一部に異常が既に出ている場合、例えば呼吸が止まっているなどの状態では手術を行うことができないです。

血腫が少ない場合か少量の場合では手術を行う効果が薄いため薬物治療を行います。薬の種類としては、脳内の圧力を抑えるために脳圧降下薬と呼ばれる種類の点滴注射で治療が行われます。

(4)気付いたらすぐに病院へ

周りの人や自分自身が瞳孔の異常を感じた場合には、出来るだけ早く脳神経外科や外科のある病院への受診をお勧めします。

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8)ヘルニアの検査方法

(1)ヘルニアの症状のおさらい

・腰椎椎間板ヘルニアであれば腰に痛みを感じる際

・頸椎椎間板ヘルニアであれば頸椎と呼ばれる首の後ろ側に痛みがある場合

・横隔膜ヘルニア・食道裂孔ヘルニアであれば逆流性食道炎と同じような症状で胸焼けを感じる場合

・鼠径ヘルニアであれば太ももの付け根に出っ張りがある場合

・臍ヘルニアは新生児や妊婦に多い上に時間経過とともに自然と消えていくため、許容期間である2歳を過ぎた子供の臍ヘルニアの場合

・脳ヘルニアであれば片方の瞳孔に異常が出たと感じている場合

(2)ヘルニアでの受診病院と検査方法

これらの諸症状を感じたら外科か脳神経外科の受診をし適切な薬物投与を受けましょう。検査は主にMRIを使用して身体の中を分析していきます。

ヘルニア症状らしき異常が見られたら、すぐに医師からの処置が下るでしょう。治療につきましてはそれぞれの章をご参照ください。

(3)期間と金額について

期間につきましては、短いものなら1泊2日で可能なものもあるようですが、完治するまでに1か月から半年を目処に治療を行いましょう。

何事もゆっくりと元の状態に戻すことが大切です。金額につきましては、各医療機関をご確認の上、自分の中で信頼のある病院へ受診をしましょう。

9)ヘルニア予防の生活習慣

ヘルニア予防には、適度な運動とバランスのとれた栄養管理、充実した睡眠により培われます。

(1)運動生活での予防

運動に関しては、風呂上りや朝起きてからストレッチをして身体の柔軟性を鍛え病気も逃げていくような体づくりをしていきましょう。

インナーマッスルを鍛えることで、臓器を正しい位置に留めて骨の増強につながります。是非無理をしない範囲での運動を心がけて生活をしていきましょう。

(2)食生活での予防

食事に関しては、頭に良いとされる栄養価の高い魚や野菜を積極的に摂取し、骨を作ると言われるカルシウムの摂取をしていきましょう。

(3)睡眠生活での予防

睡眠は、22時から翌2時までしっかり寝ることで頭の整理や筋肉などの休息、加えて臓器の細胞交換に充てられる時間となっています。

出来る限りその時間はゆっくりと睡眠をとりましょう。



今回のまとめ

1) ヘルニアとは

2) 頸椎椎間板ヘルニアとは

3) 腰椎椎間板ヘルニアについて

4) 横隔膜ヘルニア・食道裂孔ヘルニアについて

5) 鼠径ヘルニアについて

6) 臍ヘルニアについて

7) 脳ヘルニアについて

8) ヘルニアの検査方法について

9) ヘルニア予防の生活習慣について