医者の見せるタブレットを見る女性の患者

腰部脊柱管狭窄症の日本国内の患者数は今全国で240万人と推定されています。

今回の記事では、腰部脊柱管狭窄症について症状治療法などの側面から詳しくご紹介させていただきます。予防のポイントも抑えて実践したいものです。






腰部脊柱管狭窄症の初期・中期・末期の症状とは


1)腰部脊柱管狭窄症とはどのような病気か

(1)脊柱管とは

まず脊柱管についてご紹介させていただきます。脊柱管とは背骨に囲まれた管状の空間のことで、背骨は椎骨という骨が積み重なってできておりクッション材として椎間板と呼ばれるものが入っています。

脊柱管は椎骨と椎弓からなり、その間にある椎孔が積み重なって組織されています。脊柱管の中には神経が入っている袋があります。その袋を硬膜と呼ばれています。

頸椎太胸椎部の神経は脳から続く実説的な脊髄であり、腰椎部の神経は馬尾と呼ばれる繊維製の神経組織や血管が通っています。

脊柱管は身体の各部を制御している大切な神経を、守るための脊柱管は役目を担っています。脊柱管は人間の身体を組織するための重要な器官となっています。

(2)腰部脊柱管狭窄症とは

今回は身体中のどこでも起こりうる脊柱管狭窄症のうち、腰部の脊柱管狭窄症についてご紹介させていただきます。

腰部脊柱管狭窄症とは、様々な原因で骨・関節・椎間板・人体などが肥厚し、脊柱管が狭くなることで神経を圧迫し様々な症状が出てくる病気です。

症状や原因、検査法や治療法については今後の章で、ご紹介させていただきます。

2)腰部脊柱管狭窄症の初期・中期・後期症状

ここでは、腰部脊柱狭窄症の主な症状についてご紹介させていただきます。脊柱管は先ほどのように神経が密集している器官になっています。

この神経束は全身に張り巡らされていますで、脊柱管狭窄症により神経が圧迫されることで症状が出てきます。

(1)初期症状

主な症状としては、腰痛や腰回りの重み、違和感などが見られます。

初期段階では、老化による腰痛との違いが分かりづらいため湿布を貼るなどで処置することが多いですが、腰部脊柱狭窄症の症状には効き目が薄いため腰痛が2〜3週間続く場合には整形外科への受診をお勧めします。

(2)中期から後期の症状

腰痛から発展しますと腰部脊柱狭窄症は、腰の痛みから膝から足先、にかけて痺れや痛みが出てきます。以下の症状が日常生活に支障をきたす恐れがありますので、早急に整形外科のある病院への受診をしましょう。

・歩き出すと足がしびれて歩けなくなる。

・歩きにくくなるが、前かがみで休むとまた復活し歩けるようになる。

・足先が持ち上がらず、階段でつまずく。

・スリッパが脱げやすくなった。

・足に力が入りにくくなった。

これらが当てはまる場合は、病院で診察を受けましょう。

(3)悪化している状態の症状

末期になってきますと以下のような症状が出てきます。

・歩行時に尿意を催す。

・便秘がちになってくる。

このような症状が出てくるため、日常で歩くことに恐怖感を覚える恐れがありますので、救急に病院へ行きましょう。

Doctor talking to his female patient

3)腰部脊柱狭窄症の3つの主な原因

この章では、腰部脊柱狭窄症の原因をご紹介させていただきます。

(1)先天的な原因について

この場合は、生まれつき脊柱管が狭く成長するにつれて神経を圧迫することにより腰部脊柱管狭窄症を発症してしまいます。

(2)変形性脊椎症によるもの

この場合は、椎体の骨棘と呼ばれる現象により腰部脊柱管狭窄症を併発する場合があります。ここで変形性脊椎症について、ご紹介させていただきます。

変形性脊椎症について

年齢を重ねると椎骨のクッション材である椎間板に弾力がなくなり、クッション材がない状態では椎体に負担がかかり、椎骨が棘状に変形をします。この棘状の骨のことを、骨棘と言われています。

この変形性脊椎症により、腰椎部の神経を圧迫することにより腰部脊柱管狭窄症を引き起こすことがあります。

(3)その他で考えられる原因

その他、事故やけがにより腰部の脊椎を損傷することで腰部脊柱狭窄症を発症することがあります。

もう一つは、先天的な原因と重なって成長過程で骨の形成不全により腰部脊柱狭窄症を発症することがありますので、カルシウム不足などには若いうちから気を付けましょう。

4)腰部脊柱管狭窄症の検査方法

この章では、腰部脊柱管狭窄症の検査方法と費用についてご紹介させていただきます。まず腰痛が長く続いている場合には、整形外科への受診をしましょう。

(1) 診断から始まる流れ

腰部脊柱管狭窄症は、問診と身体検査、神経反射と知覚の異常の有無などで診断が下されます。

1.問診

問診では、医師のと質疑応答をして症状を伝えることで診断を下すものとなっています。前章でご紹介したような自覚症状があれば、医師がもっと詳細な検査をしていただけるでしょう。

2.神経反射・知覚症状検査

神経反射の検査は、膝やアキレス腱周辺を叩いて神経の働きが正常かどうかを反射から判断する検査です。知覚症状の検査は、検査用ハンマーを使用して皮膚の表面を叩いて麻痺の有無を調べる検査です。

両検査とも腰部脊柱管狭窄症の影響で、神経圧迫が起こり下半身の麻痺が起こっていないかどうかを調べる検査です。

(2) 腰部脊柱管狭窄症の検査費用

検査費用に関しては、お近くの整形外科へのお問い合わせを宜しくお願い致します。

5)腰部脊柱管狭窄症の5つの主な治療方法

この章では、腰部脊柱管狭窄症の治療法についてご紹介させていただきます。腰部脊柱管狭窄症の治療には、保存療法を用いられます。

保存療法の中には、薬物療法やブロック療法、理学療法などがあります。ここでは、保存療法の中で、薬物療法とブロック療法と理学療法の3種をそれぞれについて詳しくご紹介させていただきます。

まず、保存療法とはどのようなものを指すのかをご説明します。

(1) 保存療法とは

保存療法とは脊柱狭窄症などの、整形関係の病気であればほとんどの病気に適用される方法です。方法としては、ベッドの上などで一定期間安静にすることで患部の負担を軽減し痛みなどの症状を解消する方法です。

この保存療法の中に、薬物療法とブロック療法、理学療法があります。

(2) 薬物療法

この療法では、主に非ステロイド消炎鎮痛薬を使用します。その他、湿布などの貼り薬や塗り薬を用いて治療が行われる事があります。

神経を圧迫している腰椎の血流を良くするために、血流改善薬の投与で腰痛などの症状を抑える処置が施されます。

この治療にてほとんどの場合は完治すること多いため、酷い場合ではこの後の章でご紹介する治療法で対応することがありますので、医師の診断に従うことをお勧めします。

(3) ブロック療法

この療法は、薬物療法で効果が見られない場合に行われるものです。痛みのある箇所に局所麻酔薬を投与して、神経を麻痺させて痛みを取る方法があります。

この療法を神経根ブロックとも言われています。

神経根ブロックはうつ伏せになりレントゲン透視をしながら、打つ場所と方向を確認してから腰椎の分岐の先にある神経根に麻酔を打ちます。

Doctors who have medical records and doctors have a tablet

(4) 理学療法

理学療法で代表的なものをご紹介させていただきます。

温熱療法

この療法は、マイクロ波などを使用して行います。腰部を温めることにより、神経の圧迫や血液循環の悪い患部の症状を解消する効果がります。

超音波療法

この療法は、超音波を腰椎骨に当てることにより温熱療法と同じく神経組織の圧迫を改善するものになっています。

筋肉マッサージ

この療法は、整骨院などで施術してもらうことが多い方法です。

筋肉を柔らかくし、腰部脊柱狭窄症による神経圧迫を外部から力をかけることにより、解消することで、下半身のしびれなどを取る効果があります。

(5)リハビリテーションと運動療法

腰部脊柱狭窄症の治療方法には、運動療法があります。

腰部脊柱管狭窄症は、症状が軽い場合には運動して腰部の筋肉を鍛えることで脊柱管の神経圧迫を解消することが出来ます。

方法としては、下半身の筋肉を歩くなどをして軽く鍛えることが大切です。無理しない範囲で、日常生活内でできる運動をしましょう。リハビリに関しましては、各医療機関をお尋ねください。

6)腰部脊柱狭窄症治療後の予後

この病気は排尿などに異常がなく、治療が上手くいった場合は、日常生活に支障をきたす病気ではないです。

しかし、治療後に運動をすることを怠ると腰部脊柱管狭窄症の再発の恐れがあります。日常生活内でできる運動を軽いものから、無理のない範囲で始めてみることをお勧めします。

7)腰部脊柱狭窄症の3つの予防方法

腰部脊柱狭窄症の予防策は、以下の3つが挙げられます。

(1)日常的な運動生活

どのような病気であっても、日常的な運動のおかげで免疫力を補うことが出来ます。特に腰部脊柱狭窄症は、運動をすることで腰回りが鍛えられ腰椎骨が正しい位置へ納めることが見込まれます。

それにより、神経圧迫を防ぐことができ結果的に腰部脊柱狭窄症予防につながります。まずは、出勤時に駅一つ分を歩きに帰るなどから始めましょう。

(2)一汁三菜の栄養バランスに富んだ食生活

一汁三菜とは我が国、日本が誇る和食文化に従った食事です。味噌汁はどのような具材を入れても合う料理です。

ご飯は炭水化物として人間の体のエネルギーとして有効です。その他のおかず類は、野菜や肉魚をバランスよく取り入れることで健康的な生活を送ることが出来ます。骨の増強や神経圧迫を防ぐバランスの良い食事をしましょう。

(3)6〜8時間の睡眠時間の確保

人間は睡眠により細胞交換が行われ、身体の調子を整えることが出来ます。人間の睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠で構成されています。

それぞれが1時間半おきにやってくるために90分間隔で調節することで、快適な睡眠が摂れるでしょう。それにより、身体の回復が行われ腰部脊柱狭窄症の対策になるでしょう。






今回のまとめ

1)腰部脊柱狭窄症とは

2)腰部脊柱管狭窄症の症状

3)腰部脊柱管狭窄症の原因

4)腰部脊柱管狭窄症の検査方法

5)腰部脊柱管狭窄症の治療方法

6)腰部脊柱管狭窄症の予後とは

7)腰部脊柱管狭窄症の予防方法