医療と家族

骨粗鬆症についてどれくらいの知識をもっていますか。骨折しやすくなる状態くらいで重大な病気ということは認知されています。

ところが、部位や詳細については知らない方が多いのではないでしょうか。今回は骨粗鬆症の初期・中期・末期の症状対処法をお伝えします。



解説!骨粗鬆症の初期・中期・末期の3つの症状


1)骨粗鬆症とはどんな病気か

骨粗鬆症とは、大まかには骨が構造的にもろくなって骨折しやすくなる病気の事です。

背骨がもろくなると、変形する圧迫骨折がおこりやすくなり、背中が曲がったり、姿勢が悪くなったりします。それが日常生活に支障をきたすことにつながります。

2)骨粗鬆症の2つの前兆

骨粗しょう症自体が静かな病気と言われていますが2つんほどの前兆をお伝えします。

(1)重いものを持つと痛む

立ち上がる際や重いものを持った時に痛む症状が出ます。筋肉痛や寝不足など他の要因も充分に考えられますが、骨粗鬆症の可能性も疑うべきです。

(2)背中の曲がり

もう一つとして、友人や家族から背中の曲がりや、背が縮んだことを指摘された場合その可能性があります。

いずれにしても骨に関して大きな変化が起こってしまった可能性が高いです。

3)骨粗鬆症の2つの初期症状

大まかでは初期症状=前兆に近い状態の症状とされています。繰り返しになる部分もありますが 2 点ほど言及いたします。

(1)背中と腰の痛み

背中と腰の痛みが一般的に広く見られます。立ち上がりと重い荷物を持っている際に痛みを感じることです。

(2)打撲などでの骨折

転倒した際やぶつかってしまった際に骨折をしてしまう(打撲などで済まない)。しかし、これらが腰痛の自覚症状か骨粗鬆症からくる自覚症状かの判断が難しいことが問題として挙げられます。

4)骨粗鬆症の2つの中期症状

中期には初期と比べると悪化してしまい痛みの部位も増えてきます。

(1)歩行での痛み

体重を支えきれなくなって、鈍い腰痛を感じる人が多く、歩行や寝がえりでも痛みを感じる、

(2)骨密度の低下

骨の中がスカスカの状態になって骨密度も低くなってしまう。バランス感覚が悪くなることが一番顕著です。

Doctor and surgeon reading notes

5)骨粗鬆症の末期症状

(1)寝たきりの生活

末期書状はさらに体に対して変化が起きてしまい日常生活にも困難が起こります。具体的には寝たきりの生活になる可能性が高く、かなり大変な状態です。

(2)寝ることも困難に

むしろ、寝ること自体も痛みが走り、中期状態では仰向けでなられなかった状態から動かすこと自体が困難になります。

6)骨粗鬆症の2つの原因

男女差、年齢差によって骨粗鬆症が起きる原因に違いがあるのかを言及していきます。

(1)女性のホルモンバランス

男女差で見ますと女性の方が症状は顕著に表れます。更年期による閉経からホルモンバランスの変化が起き、骨代謝が低下して骨密度が急激に低下することが理由となっています。

(2)無理なダイエット

骨粗鬆症の場合は高齢の方だけでなく、若者も油断はできません。確かに高齢の方ですと代謝や老いの問題から発展しますが、若年層も無理なダイエットや生活習慣からなる恐れがあります。

年齢とともに増加する病気と決めつけるのは大変危険です。女性の方が男性よりも注意が必要で、自覚症状が見られない時こそ慎重になる必要があります。

7)骨粗鬆症の2つの検査方法

大事になる前に検査を行うことが大切です。普通の腰痛と決めつけずに不思議と感じたら医者へ行きましょう。

(1)レントゲン検査

主に背骨の X 線写真を撮り、骨折や変形の有無、骨粗鬆症かの有無を確認します。普通の腰痛又は他の病気との区別するためにも必要な検査です 。

(2)血液検査・尿検査

血液検査及び尿検査で体内から調べることも可能です。骨代謝マーカーは血液検査、尿検査によって測定されます。古くなった骨を溶かす細胞や新しい骨を作る細胞の働きを調べることが可能です。

Male medicine doctor hand holding stethoscope head

8)骨粗鬆症の3つの治療方法

食事や運動療法以外の点で投薬療法が挙げられます。

(1)副甲状腺ホルモン製剤

骨の形成を促進し、骨量を増やす薬として副甲状腺ホルモン製剤が挙げられます。骨形成を促進して骨量を増やし、骨折を減らす薬です。複数の骨折や骨密度減少が顕著な患者に適しています。

(2)活性型ビタミンD

骨の代謝を助ける薬として活性型ビタミンDが挙げられます。カルシウムやリンの腸管からの吸収を高めるとともに、骨の代謝のバランスを整える効果があります。

骨密度を上げる力は強くないものの、骨折を減らすという研究結果があります。

(3)カルシトニン製剤

痛みをとる薬としてカルシトニン製剤が挙げられます。骨吸収を抑える作用があり、骨密度を上げる力は弱いものの、骨粗鬆症による痛みを抑える効果があります。

いずれにおいても、効果はあるものの使い方には医師の診断を受けての摂取が必要になります。

9)骨粗鬆症へ摂取したい2つの栄養素

しっかりした治療を受ける前に予防として食事の管理は大切になります。骨密度を増加させる栄養素を積極的に摂り、骨を丈夫にするのが骨粗鬆症の食事療法です。

(1)カルシウム

カルシウムを多く含む食品の摂取が一番大切です。目安として 1 日 800mgで、牛乳や大豆製品や小魚がその対象になります。

(2)ビタミンD

ビタミンDは骨の形成にも効果的になります。椎茸、サンマ、キクラゲなどが対象になります。

10)骨粗鬆症の2つの予防策

(1)定期的な運動

まずは運動不測の解消です、日常生活の中での階段使用や散歩など軽度な事でも十分に効果が得られます。体重をかけることがとても大切です。

骨や周りの筋肉を適度に動かすことで、骨の老化防止となります。

(2)ヒッププロテクター

二つ目として整形外科や介護用品店で得られるヒッププロテクターを着用することです。衝撃を分散させる効果があり事故につながるリスクが軽減できます。



今回のまとめ

1)骨粗鬆症の一番の危険は自覚症状が無く、悪化につながってしまうこと

2)年齢による懸念はどの年代も共通であり、軽視は出来ません

3)高齢の方は特に細かく検査をして、一層注意を払う必要がある。

4)食事や運動など細かく出来る日々の積み重ねはとても大切である

暮らしていく中で、誰にも起こる症状でありますがただの腰痛と決めつけずに異変を感じたら一度見てもらうことが先決になります。