病院の資料の上にある聴診器

足がつるという経験をした人は多くいるはずです。寝ている間や、運動をしている間など、様々な状況で起こりうることです。

今回は、足がつる原因や考えられる病気について、またその対処法・予防ポイントをご紹介していきます。






足がつる!4種類の考えられる病気と対処法とは


1)足がつる2つの種類

(1)ふくらはぎ

激しく動かす運動中に起こりやすいと言われています。激しい運動をすると、筋肉に疲労物質である乳酸が溜まることで、筋肉の異常興奮が起きる為に足がつります。

ジョギングやハイキングといった軽い運動であっても準備運動が不十分であったり、急に力を入れたりすることが原因で起こります。

(2)つま先

寝ている時や、足の指を動かしたときに足の指がつることがあり明日。これは運動している時や睡眠中に、自分の意志とは関係なく足の指が硬直して筋肉が収縮し痙攣状態を伴います。

2)足がつる場合の2つの症状

(1)こむら返り

足がつる代表的な物に“こむらがえり”という腓腹筋が急激に収縮することによって足がつった状態になることがあります。

激しい痛みを伴い、高齢化とともに起こりやすく男性よりも女性に多く起こります。運動中にふくらはぎが伸びる瞬間に足がつります。

(2)就寝中

寝ている間にふくらはぎが伸びる事により足がつります。全くよくできるものではありませんが、日中の筋肉の疲労やミネラル不足で起こる可能性があります。

ふくらはぎや、足の指、外くるぶし、腓骨筋、ハムストリングスなどが予期せぬことで伸ばされ、激しい痛みと共に筋肉がつってしまいます。

30分以内には元の状態に戻りますが寝返りなどで、また痛みを起こすという事もあります。

3)足がつる場合の考えられる2つの原因

(1)筋肉の疲労

主におこる原因としては、筋肉の疲労が考えられます。

それほど激しい運動をしていないと思っていても、日常生活の疲労が蓄積されている状態で普段より激しく筋肉を動かす事があれば、ふくらはぎが攣る可能性は十分あります。

(2)血行不良や栄養バランス

血行不良やミネラルのバランスが崩れる事が原因で起こる可能性もあります。運動後などに大量に汗をかいた後や、下痢や嘔吐を起こした後などは脱水症状を起こします。

そのためにミネラルバランスが崩れ、筋肉は興奮状態になり痙攣を引き起こす原因になります。

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4)足がつる場合に考えられる4種類の病気

(1)糖尿病

糖尿病の中には神経障という合併症があります。症状は手足の先のしびれや感覚が鈍くなるというものですが、血流が悪くなることにより足がつるという症状が出てくる可能性があります。

(2)椎間板ヘルニア

椎間板が潰れる事により、神経を刺激してしまい下肢にしびれや痛みが生じるというものです。これに伴い、下半身への血流が悪くなり足がつりやすい状態が起こります。

(3)脳梗塞・閉塞性動脈硬化症

脳梗塞や閉塞性動脈硬化症とは血管の動脈硬化が進み、足の動脈がつまる病気になります。血管が狭くなることにより、血流量が減り足がしびれたり、痛みが生じたりします。

それに伴い足がつります。さらに閉塞した部分では血流が途絶えてしまう為に細胞が死んでしまう事があるので注意が必要です。

(4)腎疾患

腎疾患の場合は足が攣る以外にもむくみといった症状が現れます。むくんでいる症状に加えて足が攣るという事が続く場合には注意が必要です。

5)病気の可能性がある!足がつる症状と一緒に起こる4種類別の症状

(1)糖尿病の場合

糖尿病の合併症の中には目・神経・腎疾患といったものがあります。

足がよくつるという症状の他に、喉が良く乾く・手足が痺れるといった症状が足がつるという症状と同時に起きている場合は注意が必要です。

(2)椎間板ヘルニアの場合

当然ですが腰痛を伴います。また腰痛以外に座骨神経障害が起こっていると、下肢へのしびれや痛みの他に血流が悪くなるために足がしびれるという事が起きます。

(3)閉塞性動脈硬化症・脳梗塞の場合

動脈の血管が詰まるという事により、歩行障害を起こします。血管が詰まる事による血流不足から足がつるという症状が現れる事もあります。

脳梗塞の場合は言葉のもつれや片足の手足の麻痺などの症状も現れます。

(4)腎疾患

腎臓の濾過機能の低下により、浮腫の症状が出てきます。足がつる以外に、足のむくみが出てきたのであれば、腎疾患の可能性もあります。

腎疾患を起こすと老廃物をしっかりと濾過できなくなり、身体に老廃物が溜まり上手く身体の外に出せなくなり足がつります。

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6)足がつる症状が気になる場合の検査方法

(1)糖尿病の検査

血糖が高いという場合に糖尿病の診断のために検査を行うのですが、血糖値測定のタイミングを3つに分けたものになります。

・随時血糖検査

・早朝空腹時血糖検査

・75gOGTT

という方法で検査が実施されます。

(2)椎間板ヘルニアの検査

基本的にレントゲン撮影の後に、MRIを用いてヘルニアかどうかを診断します。また、ヘルニアの起こる部位によって下肢のどの部分に神経症状が出ているのかを検査します。

(3)閉塞性動脈硬化症の検査

仰向けに寝て、両足を斜め45度くらいの高さまで上げていきます。足を支えてもらっている状態から足首を曲げたり伸ばしたりを繰り返します。どちら側かの足が蒼白になれば、そちら側の動脈硬化が疑われます。

(4)腎疾患の検査

尿検査や血液検査の実施を行います。足がつっている原因が腎疾患によるものかどうかを行います。

自覚症状としては尿の出が悪くなったり、肝臓の病気も併発している場合があるので早めの診断が必要です。

7)足がつる症状への3つの治療方法

(1)糖尿病の治療法

食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせて、糖尿病のレベルに応じた治療を行っていきます。

(2)椎間板ヘルニアの治療法

基本的には運動療法などの保存療法がとられますが、ひどい場合には手術を行う事もあります。

しかし、手術をしても再発をしてしまう可能性もあることから、理学療法士によるリハビリ(牽引や電気治療)や腹腔内圧を高めるための体幹のトレーニングを中心にリハビリを行う事がほとんどです。

(3)閉塞性動脈硬化症の知慮法

基本的には手術で詰まった血管のバイパスを作るのが通常です。

最近では1分歩行のあとに3分休息×10セットを週に3回行うだけで、詰まった動脈の近くに新たな血管が出来るという事で手術をしないケースもあります。重症患者は手術を行います。

(4)腎疾患

ひどい場合には人工透析を行わなければいけなくなります。基本的には食事療法で発症期→乏尿期→利尿器→回復期という流れで経過をします。適切な栄養管理が必要となります。

8)足がつる症状へ未然にできる2つの予防ポイント

(1)食生活

足がつる原因としては、ミネラルなどの栄養部の不足があるとされています。偏った食生活をしていると、こむら返りになることも多くあります。

カルシウムやマグネシウム、ビタミンB群の摂取も必要です。

(2)運動習慣

運動習慣としては、激しく運動をする前にウォーミングアップを行います。ウォーミングアップを行う場合には、心拍数の上昇・筋温の上昇を伴うような動的なすストレッチを取り入れます。

運動後にはクールダウンを行う事でこむら返りを予防することが出来ます。寝る前に下半身のストレッチを5分程度、軽くストレッチをして筋肉を伸ばしておくことも有効な予防法になります。






今回のまとめ

1)足がつる原因には筋疲労や栄養不足が考えられる。

2)足がつる原因に糖尿病などの他の疾患が考えられる。

3)足がつる症状の予防には食習慣・運動習慣が関係している。