病院で診察を受ける女性の患者

腰痛は、骨や筋肉の異常が原因だけで起きるものではありません。日常的な姿勢や動作でが腰痛に関わってきます。

今回は寝過ぎによる腰痛の考えられる原因・症状・考えられる病気の可能性・対処方法などをお伝えします。



寝過ぎによる腰痛への3つの対処方法!原因とは


1)寝過ぎによる腰痛の症状とは

(1)歩くことがままならない痛み

寝すぎたと感じるとき、腰をはじめとする体中に痛みが生じることがあります。歩くことがままならないくらい激し痛みが起こります。

(2)数日で回復するケースも

痛みを感じる最初は、強く痛みますが数日間から数週間程度で徐々に快方に向かいます。初めての症状であれば、無理に医療機関の診断を受ける必要はありません。

2)寝過ぎによる腰痛の原因

(1)長時間のうつぶせ寝

長時間睡眠時に体が無理な状態で固定され、過度の負荷が持続的に加わり、筋肉が炎症を起こしたことによって起こります。うつぶせ寝は腰椎が反り返り、腰に無理な力がかかり腰痛の原因となります。

(2)寝返りをうっていない

仰向けに膝を伸ばしたままに寝ると、腰に負担がかかり腰痛の原因となります。人は、個人差はありますが、寝ている間に20~30回程度寝返りを打ちます。

寝返りを打つことによって、血液やリンパ液の循環を手助けしたり、向きをかえることにより体の一部が圧迫されることを緩和しています。

このことより寝ることよる腰の痛みは、長い間同じ姿勢をとることによって痛みを発症します。

3)寝過ぎによる腰痛への3つの対処方法

(1)痛みがあれば、市販の薬を飲む。

いわゆる鎮静剤、あるいは解熱鎮痛消炎剤を飲みます。

(2)楽な姿勢をとる。

脚を曲げて膝の間にクッションを挟む等楽な態勢をとり、起き上がるときは腰の力を使わずに横向きのまま腕の力で立ち上がる。

(3)冷やす

筋肉に熱を持つような炎症が起きている場合は、市販の湿布剤を使えば効果があります。市販の湿布剤には、冷却する以外に炎症を緩和する成分も含まれているので炎症の症状が見られる場合は、有効です。

Doctor examining her patient back

4)寝過ぎによる腰痛が続く場合に考えられる4種類の病気

いつまでも痛みが緩和しないせず、横になっても激しい痛みがあり、発熱や背骨全体が痛む、時間とともに痛みが増すような時は、別な疾患による腰痛が考えられので要注意です。

(1)内臓の疾患

腰痛と高熱の症状が続く場合は、「十二指腸潰瘍」、「慢性・急性膵炎」「腎盂腎炎」「尿路結石」などが考えられます。女性の場合は、「子宮内膜症」などが考えられます。

(2)腫瘍・がんに関わる疾患

徐々に痛みが増し、下肢にしびれや痛みがある場合は、「大腸がん」、「転移性脊椎腫瘍」などが考えられます。

(3)感染症に関わる疾患

高熱が続いたり、熱が上がったり下がったり、背中全体が痛む場合は、脊椎の細菌感染による「化膿性脊椎炎」や「結核性脊椎炎」などが考えられます。

(4)血管の病気

突然劇痛が起こる場合は、「解離性大動脈瘤」、「閉塞性動脈硬化症」などがあります。正確にいつから起きたかわかるぐらいの激痛を伴うことがあります。

5)寝過ぎによる腰痛への治療方法とは

通常は医療機関の診断を受ける必要はありません。次のようなことを心掛け、2~3日で強い痛みは改善されます。

(1)動ける範囲で日常動作を行う。

無理な場合は、人に手伝ってもらうなど無理のない範囲で動きます。いつまでも横になっているを逆に直りが遅くなることがあります。

(2)寝るときはできれば横向けで膝を曲げて寝る。

膝を曲げて姿勢を保つためにクッションなどを挟み一番楽な姿勢をとる。

(3)起き上がるときは、横向けのまま腕の力で立ち上がる。

(4)市販の湿布剤を使う

炎症を冷やし、炎症を取る成分を含まれたものを使用します。

Doctor showing his notes to his patient

6)腰痛予防へのオススメの寝方とは

(1)体に合った適度の方さの寝具を使う。

マットレスが古いと体型に合わせた形になってしまいがちです。そのためいつも同じ姿勢になってしまいます。

また固固すぎると体に出っ張っている部分で体を支えるおとになり負担が集中して痛みが生じやすくなります。程度な硬さで寝返りが打ちやすい寝具を使う必要があります。

(2)背骨のカーブを保つ姿勢で寝る。

仰向けでも横向けでも膝を軽く曲げた姿勢を取ります。特に仰向けの場合、膝を伸ばすと腰が反り返りすぎます。

膝の下にマットや枕などを挟むことによって膝が曲がり、骨盤が前方に傾き、背骨のカーブを保つことができます。

7)寝過ぎによる腰痛への3つの予防ポイント

(1)枕を自分のあったものに交換する。

理想的な枕は、頸椎部分の隙間を埋めて頭部と頸部を安定することができるものを使います。高すぎれば首筋の筋肉に負担がかかり、いびきや肩こりの原因になります。

(2)適度な硬さのマットを使う。

背骨のS字カーブを確保するために硬すぎず、柔らか過ぎず心地よく眠れるもの。沈み込み過ぎて適度な寝返りを打てないものを避ける。

(3)適切な睡眠姿勢を取る

仰向けで寝る場合は、膝を伸ばせば腰に負担がかかります。うつ伏せの場合腰椎が反りかえり、腰に無理な力がかかります。

仰向けに寝る場合は、膝を曲げて腰の負担を減らします。基本的には、背骨S字カーブをなるべく保ちます。



今回のまとめ

1)寝過ぎによる腰痛の症状とは

2)寝過ぎによる腰痛の一大原因

3)寝過ぎによる腰痛への3つの対処方法

4)寝過ぎによる腰痛が続く場合に考えられる4種類の病気

5) 寝過ぎによる腰痛への治療方法とは

6)腰痛予防へのオススメの寝方とは

7)寝過ぎによる腰痛への3つの予防ポイント