かかとの病気

原因があってかかとが痛む時はそれほど心配することはないですが、なんとなく痛いのがいつまでも続く場合には、思ってもみなかった疾患の可能性があります。

一口にかかとの痛みと言っても、原因や症状は様々ですのでご紹介します。



かかとが痛い時に考えられる5種類の病気と治療法


1)かかとが痛い場合の3つの種類とは

(1)骨が原因の痛み 

疲労骨折や踵骨の骨端が原因で痛みが出るケースです。 

(2)腱が原因の痛み 

運動のし過ぎなどで腱部に過剰が負担がかかって痛みが出るケースです。 

(3)皮下組織が原因の痛み 

かかとのクッションの役割を果たす組織の変性によって痛みが出るケースです。 

2)かかとが痛い場合の6つの症状 

(1)走ると痛い 

長距離ランナーなどに見られます。 

(2)歩くだけで痛い 

足底筋膜炎の人で、踵骨(しょうこつ=かかとの骨)に骨棘が出来ているような場合です。 

(3)子供特有の痛み 

踵骨骨端しょうとって、スポーツをする児童に見られることがあります。 

(4)体重をかけられないほどの痛み 

踵の骨が疲労骨折などを起こしている時に見られます。 

(5)運動初心者に見られる痛み 

かかとにあるクッションの働きをしている脂肪組織が変性してる場合に見られます。 

(6)靴を履いている時の痛み 

アキレス腱や踵骨後部の滑液包炎などの場合に見られます。 

3)かかとが痛い5大原因 

(1)運動のし過ぎ 

長距離を走るランナーや、かかとに繰り返し負担をかけるようなスポーツをしている場合に、かかとの痛みが起こることがあります。 

(2)運動の不慣れ 

普段、運動をする習慣のない人が急に運動をしたり、スポーツを始めたばかりの人に、かかとの痛みが見られます。 

(3)姿勢が悪い 

猫背や骨盤が後ろに傾くなど、姿勢が悪いことで重心がかかとに移動することで、痛みが出ることがあります。 

(4)靴があっていない 

靴ずれが分かりやすい例ですが、脚の大きさにあっていない靴を吐いていると、かかとに痛みが出ることがあります。 

(5)外傷 

硬いものがぶつかったりするなど、かかとへの直接的な外力によって痛みが出るケースです。 

physiotherapeut im gesprch mit einer patientin

4)かかとが痛い症状へのその他の4つの対処法 

(1)冷やす 

運動後に熱をもって痛むような場合には、スプレーや氷水などを用いて患部を冷やし、炎症が広がるのを防ぎます。 

(2)運動を中止する 

運動のしすぎによって痛みが出ている場合には、一時的に運動を中止する、もしくは中止させます。子供は少々の痛みを我慢して運動をしたがるので、指導者や親が休ませるように諭すことが必要です。 

(3)挙上 

痛みのある部分を心臓より上に挙げることで、血液の流入を抑制して、炎症が広がるのを防ぎます。ふくらはぎの下に丸めたタオルなどを入れて寝るといいでしょう。 

(4)圧迫 

テーピングやサポーターなどを用いて、患部を圧迫することで、痛みが和らぐことがあります。 

かかとの痛みが初めて出た場合には、かならず医療機関を受診して、原因をまずはっきりさせましょう。自分で対処するのはそのあとです。 

5)かかとが痛い症状が続く場合に考えられる5種類の病気 

(1)足底筋膜炎 

ランナーによく見られる疾患で、通常は土踏まずの辺りが痛むのですが、酷くなって骨棘を形成したような場合にはかかとに痛みが生じます。 

(2)踵骨疲労骨折 

かかとに繰り返し負担をかけていることで、気が付いたら折れていたということがあります。やはり長距離ランナーに多いです。 

(3)踵部脂肪褥 

かかとの皮下にある脂肪層の変性によって痛みが現れることがあります。 

(4)滑液包炎 

アキレス腱滑液包炎や踵骨後部滑液包炎などが原因で痛みが出るケースです。なんらかの原因で炎症を起こして痛みが出ます。 

(5)踵骨骨端症 

かかとの骨が完成していない児童で、スポーツをする子供に見られる疾患です。シーバー病と言ったりもします。 

6)かかとが痛い症状が気になる場合にすべき検査方法 

かかとが痛い症状が気になる場合には、整形外科や整骨院を受診するとよいでしょう。

通常は初診料・治療費込みで3割負担の場合、1,200円から2,000円程度ですが、東京23区の場合、12歳以下は無料など地方自治体によって違いがあります。 

(1)触診 

踵部の圧痛などを診ます。 

(2)打診 

打検器などを用いて、介達痛があるかを確認します。 

(3)視診 

歩様などから症状を判定します。 

(4)レントゲン 

骨に骨折などの異常がないかを画像から診断します。 

(5)エコー 

超音波を用いて皮下の状態を確認します。

Male medicine doctor hand holding stethoscope head

7)かかとが痛い症状への4つの治療方法 

かかとが痛い場合の治療は、通常整形外科や整骨院でおこないます。治療期間や費用は症状の程度によって異なるので、担当のお医者様に相談するとよいでしょう。 

(1)整形外科的治療 

低周波やマイクロ波、緩衝波などの電気治療や、罨法、テーピングやシップ、包帯などで治療を行います。 

(2)運動療法 

筋肉の緊張が強かったり、バランスが悪い場合には、運動療法を行います。 

(3)足底板 

靴の中に足底板を入れて、かかとにかかる負担を減らします。 

(4)手術 

ほとんどの場合は必要ありませんが、まれに手術をすることがなくはないです。 

8)かかとが痛い症状へ未然にできる3つの予防ポイント 

(1)休養 

運動をしていて痛みが出る場合には、「休むのも運動の内」と割り切って、しっかりと休養を取ることが必要です。 

(2)睡眠 

体の修復は寝ている間に進むので、質の良い睡眠を取り、寝不足は避けるようにしましょう。 

(3)バランス改善 

かかとにかかる負担を減らすため、整体などでバランス調整をしてもらうのも良いでしょう。 



今回のまとめ 

1)かかとが痛い場合の3つの種類とは 

2)かかとが痛い場合の6つの症状 

3)かかとが痛い5大原因 

4)かかとが痛い症状へのその他の4つの対処法 

5)かかとが痛い症状が続く場合に考えられる5種類の病気 

6) かかとが痛い症状が気になる場合の5つの検査方法 

7) かかとが痛い症状への4つの治療方法 

8)かかとが痛い症状へ未然にできる3つの予防ポイント