患者に説明をする医師

みなさん、くるぶしの部分が腫れたりしていませんか。足全体や特にくるぶしの部分が腫れていて歩きずらかったり悩んだり不安になっている方がいると思います。

今回は、くるぶしの腫れの原因や対処法をご紹介したいと思います。



くるぶしの腫れの4大原因!5つの対処方法とは


1) くるぶしの腫れの代表的症状とは

(1) 痛み

くるぶしの腫れと共に痛みが出てくることがあります。歩行時、足全体に痛みが走ることもあります。

(2) 痺れ

くるぶしが腫れてから、痺れが出る場合もあれば足全体に痺れが出ることがあります。

(3) むくみ

腫れとむくみを間違えやすいですが、むくみからくるぶしの腫れがでることもあります。

(4) 傷や出血

傷などによって腫れることや傷が大きくなり出血が出ることがあります。

2) くるぶしの腫れの4大原因

(1) 外傷的なもの

くるぶしの部分に外傷的な衝撃によって、骨や筋肉など損傷し腫れることがあります。転倒やぶつけるなどが外傷的な衝撃です。

(2) 後遺症

くるぶしの傷を縫う処置やヘルニアの術後後遺症として、くるぶしの腫れが起きることがあります。

(3) 水分取りすぎ

水分の取りすぎにより、くるぶしが腫れたりむくむことがあります。

(4) 病的原因

病気などの原因により、くるぶしの腫れが生じることがあります。痛みがでる場合や痺れが同時に出ることもあります。

3)くるぶしの腫れへの5つの対処方法

(1) 止血

傷ができて出血してる場合は、止血をしましょう。傷口をガーゼなどで押さえ圧迫することによって止血できます。

脳血管障害などで、血液の流れをよくする薬を服用されてる方は止血しても出血が止まらないことがありますので、すぐに受診しましょう。

(2) テーピングでの固定

スポーツ選手が使っているテープで「足の裏、くるぶしの周り、膝の皿の部位」を巻き一時的固定することによって歩行が楽になったり腫れや痛みが軽減されることがあります。

また、腫れと痛みが、ぶつけた場合など骨折の可能性もあるので、膝から下に木や支えになるものを両端に添え包帯やタオルで巻き固定しましょう。

(3)足を上げ横になる

むくみからくる腫れの可能性もあるので、歩きずらいなどあるようなら足の下にクッションを置き横になり様子をみましょう。血液の流れが上半身に戻り、むきみや腫れが軽減されることがあります。ですが一時的なものなので、落ち着いたら受診するようにしましょう。

(4)クーリング

足が腫れたり痛みがでるようなら一時的にクーリング「冷やす」をしましょう。腫れや痛みが軽減されることがあります。

(5)負荷をかけず受診

足が腫れ辛いようなら、タクシーや家族に送ってもらったりして受診しましょう。その際、なるべく負荷をかけないようにしましょう。

※上記の対処方法はあくまでも瞬間的な対処方法となります。痛みや違和感が続く場合は、速やかに専門医で検査を受けましょう

Orthopedic surgeons are testing a woman's hip.

4) くるぶしの腫れが続く場合に考えられる6種類の病気

(1) 骨折

外的衝撃により、骨折したことによってくるぶしが腫れた可能性があります。骨折にも、粉砕骨折など酒類がありますので、受診し診てもらいましょう。

(2) 褥瘡

寝たきりの方に多いです。栄養不足や寝がえりを打てず、くるぶしに圧がかかった状態が続き血流が悪くなり皮膚の細胞が壊死する病気です。

初期は赤みなどから黒くなり傷「潰瘍」のように穴が開いてしまうという段階があります。寝たきりの方には、3~4時間置きに体位交換をしたりクッションで除圧するなどしましょう。

(3) 裂傷

切られたような傷などくるぶしに傷ができた場合に判断されます。

(4) 捻挫

足首をくじいてしまった時の状態です。痛みやくるぶしの腫れや、足首の部位が腫れます。

(5)下肢静脈瘤

心臓に血液を戻すための静脈の血管内の弁が機能しなくなり、逆流し血管が膨らんでしまう病気です。足のふくらはぎの部分に青く血管が浮き出てきたり、外見など気にする女性や立ち仕事をしている方などに多い病気です。

心臓に戻れなくなり、流れなくなった血液が固まり血栓となると死亡率の高い循環器疾患や脳血管障害などに進展することもある、ほってはおけない病気です。

むくみやしびれ、かゆみなど皮膚表面などに変化など見られた場合受診をお勧めします。

(6) 骨肉腫

骨にできる悪性腫瘍「癌」です。関節から腫瘍がでることがありますが、稀ですが全身にできることがあります。

その中にも、みぞおちのしこりは含まれます。10代~20代と若く発病するケースが多いです。

5) くるぶしの腫れが気になる場合にすべき4つの検査方法

(1) レントゲン

X線にて局部を撮影します。骨の状態などを見ることができます。骨の状態を見ることができます。微量に被ばくする為、妊婦などは事前に説明しましょう。整形外科の受診をお勧めします。

(2) 視診

傷などの場合、医師が傷口の状態などを見て処置などを決めます。

(3) CT検査

骨の病気を疑われた場合に行われます。X線にて骨の局部を撮影し、撮影した画像を輪切りにして、処理された画像を見て病変箇所などを特定していきます。

円状の検査機の中に入る為、閉所恐怖症の方は事前に説明し対応してもらうことをお勧めします。総合病院の整形外科を受診することをお勧めします。骨の形状や骨の腫瘍が見つかることがあります。

(4) MRI検査

骨の病気が疑われた場合に行われます。CT検査よりも、鮮明な画像処理により、いろんな角度から検査箇所を見ることができる検査です。

病変や病気がはっきりと映し出される為、医師も診断しやすい検査です。X線検査とは違い、微量の被ばくもなく安心ですが、固定され狭い円状の空間に入る為閉所恐怖症の方は説明しましょう。

強力な磁石などが使用されている為、事前説明にてネックレスや装飾品など外してくださいなどがあります。

浴衣のような検査着に着替える為、検査中寒く感じることがあります。総合病院の整形外科の受診をお勧めします。骨肉腫などの初期状態が見つかることもあります。

Doctor and surgeon reading notes

6)くるぶしの腫れが気になる場合にすべき3つの治療方法

(1) 薬物療法

痛みがある場合は鎮痛剤や筋肉の緊張をほぐす薬が処方されます。褥瘡の場合、傷口に塗る、塗り薬や傷口を保護するテープが処方されます。

骨肉腫は抗がん剤など強い薬が処方されます。その病気や症状に合った薬が処方されますので、症状が改善されない場合や副作用が出たらすぐに受診し医師と相談しましょう。

(2) 理学療法

リハビリです。骨折や腫れによって歩行がしずらい場合などに機能訓練として行われます。平行棒などを使い歩行し筋力をつけていく療法や足首が動かなくならないよう、可動域訓練もあります。

状態により理学療法士がメニューを組み立てますので相談しながら行いましょう。

(3) 手術

骨肉腫が大きい場合などに行われることがあります。腫瘍を切除する術式です。骨折の場合には、状態によってはボルトで固定する術式があります。

個人差はありますが、1年後にボルトを取る手術が行われることがありますが、今はボルトを取らないという医療方針があります。医師や家族と慎重に相談し決断しましょう。

7) くるぶしの腫れへの5つの予防ポイント

(1) 無理はしない

無理をした作業など気をつけるようにしたり他の人にお願いするなど、自分を守りましょう。

(2) 服薬

処方された薬はしっかり服用し、飲み忘れがないように記録をつけるなど工夫しましょう。抗がん剤などは副作用も強いですが、きちんと服用し医師と相談しましょう。

(3) ストレッチ

作業する前などにストレッチをするなどして、足の筋肉をほぐしたりしてから作業に移りましょう。

(4) リハビリ

理学療法士から、家でもできる軽いリハビリを説明されることがありますので、必ず時間を作り行うようにしましょう。

(5) 足に負担をかけない

足に負担をかけないように気をつけましょう。立ち仕事や同じ姿勢などによって下肢静脈瘤の原因にもなります。足を上げて休むなど休憩を挟みながら行いましょう。



今回のまとめ

1) くるぶしの腫れの代表的症状とは

2) くるぶしの腫れの4大原因

3) くるぶしの腫れへの5つの対処方法

4) くるぶしの腫れが続く場合に考えられる5種類の病気

5) くるぶしの腫れが気になる場合にすべき4つの検査方法

6) くるぶしの腫れが気になる場合にすべき3つの治療方法

7) くるぶしの腫れへの5つの予防ポイント