くるぶしの検査を行うペインドクター

くるぶしが痛い!足首をひねったり、くじいたりした自覚がある方はともかく、心あたりがない、知らない間にくるぶしが痛くなっている、しかもその痛みが強くなってきているような方は注意が必要かもしれません。

今回はくるぶしの痛みの原因・病気・治療方法などをご紹介します。



くるぶしの痛みの3大原因!病状・対処方法とは


1)くるぶしの痛みの6つの特徴

くるぶしの痛みの特徴を6つご紹介します。

(1)くるぶしの外側がズキズキ痛い 

(2)くるぶしの内側がズキズキ痛い

(3)くるぶしの内側~外側にかけて、足首後ろの方まで痛みを感じる

(4)くるぶしの外側内側の痛みとあわせて腫れがある

(5)くるぶしの痛みに加えて足の親指周辺の関節も痛い

(6)何もしていないけどくるぶしが激しく痛む

2)くるぶしの痛みの3大原因

(1)捻挫や骨折など

歩行時や運動時に足をひねったりして捻挫や骨折を起こした場合はくるぶしの痛みの原因となります。

(2)神経系の異常や病気

主に腰から下半身にかけての神経系の異常や病気が原因でくるぶしの痛みの原因となっている場合があります。

(3)上記以外の病気

足をひねったなどの心あたりがない方、神経の痛みとは違う感じがする方は、そのくるぶしの痛みは、その他の病気が原因となっている可能性があります。

重篤な病気の可能性もあり注意が必要な場合があります。

3)くるぶしの痛みで考えられる6種類の病気

(1)アキレス腱周囲炎

アキレス腱の周りは薄い膜で覆われています。スポーツのしすぎなどで負荷がかかり、アキレス腱周りの薄い膜が炎症を起こす病気です。

(2)関節リウマチ

関節にこわばり、腫れ、痛みなどをともなう病気です。関節リウマチは手の指などに症状が出現する場合が多いのですが、くるぶしやその周辺にこわばりが出現する場合があります。

原因はハッキリとはわかっていませんが、免疫の異常により症状が関節に出現するのではないかと考えられています。

(3)痛風

主に足の親指に付け根やその周辺などが激しく痛む病気です。くるぶし周辺が痛む場合もあります。「風が吹くだけでも痛い」と例えられることから痛風と呼ばれています。

尿酸が結晶となって激しい関節痛を引き起こすので、尿酸値が高い方は注意が必要です。

(4)坐骨神経痛

腰痛などをともない、腰から下肢に走る神経が圧迫や刺激されることで痛みを生じる病気です。漢字のイメージから「おしりの神経の痛み」と思われがちですが、

下肢の神経の痛みにともない、くるぶしが痛む場合があります。

(5)閉塞性動脈硬化症

動脈が硬くなり、血液が流れにくくなる病気です。症状として、くるぶしに痛みが生じる場合があります。

(6)急性動脈閉塞症

血管内にできた血の固まり(血栓)などが、動脈につまり血液が流れなくなってしまう急性症状の病気です。動脈で血液の流れが止まってしまうため重篤な場合は、腕や足の切断をしなければならなくなったり

生命を落とす危険性がある病気です。

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4)くるぶしの痛みへの3つの対処方法

(1)冷やす

くるぶしの痛みがアキレス腱周囲炎や痛風の場合は、冷やすことである程度対処でる場合があります。

しかし応急処置で根本的な解決ではない事、また冷やす方法を間違えたりすると、かえって症状が悪化する場合があるので、

冷やして痛みが軽減したら、病院受診することをお勧めします。また、くるぶしの痛みが痛風以外の事が考えられる場合は素人判断でくるぶしを冷やすのはやめましょう。

(2)温める

くるぶしの痛みが、関節リウマチ、坐骨神経痛、急性動脈閉塞症などの場合は温めることで症状が軽減する場合があります。

くるぶしだけでなく、半身浴などで下半身全体を温めることも効果的な場合があります。ただし、痛みの原因がはっきりしない場合は

素人判断でくるぶしを温めるのはやめましょう。

(3)病院受診

素人判断せず、正しく治療するためには病院受診することが何よりの対処方法になります。

5)くるぶしの痛みへの3つの検査方法

診療科目の選び方は迷うところですが、まずは整形外科や内科を選ぶと良いでしょう。その症状によって、大きな総合病院や専門の診療科目がある病院への紹介状が

発行され、紹介先の病院でより詳しい検査や治療を受けることができる場合があります。

(1)レントゲン(X線)撮影検査

くるぶしにX線をあててレントゲン撮影をする検査です。関節の異常を発見するのに適している検査です。

(2)血液検査

くるぶしの痛みで、関節リウマチや痛風が疑われる場合は、血液検査で詳しく分析をしていきます。血液検査で関節リウマチ因子の数値を知ることができたり、尿酸の値が確認できたりします。

(3)血管のエコー(超音波)検査

閉塞性動脈硬化症や急性動脈閉塞症などが疑われる場合は、くるぶし周辺の血管に超音波をあてるエコー検査が用いられる場合があります。

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6)くるぶしの痛みへの3つの治療方法

(1)薬物療法

内服薬や外用薬を用いて、痛みの軽減を図る治療方法です。くるぶしの痛みの原因にもよって、処方される薬の内容、効果にはかなりの違いがあります。

また薬によっては副作用の心配もあるため、医師の説明を十分に聞いてから間違いの無いように使用するようにしましょう。

くるぶしの痛みの原因が坐骨神経痛に起因している場合は、腰などに痛みを抑えるブロック注射を打つ場合もあります。

(2)運動療法

くるぶしの痛みの原因によっては、くるぶし周辺の関節の動きを良くする目的であったり、血流を良くする目的で運動療法が用いられる場合があります。

ただしくるぶしの痛みの原因にもよりますので、素人判断は厳禁です。医師やリハビリ専門職の指示にしたがい、無理のない範囲で行うようにしましょう。

(3)手術

くるぶしの痛みの原因にもよりますが、手術で治療する場合があります。痛みの原因や状態にもよりますが、入院、安静が必要になる場合がほとんどです。

7)くるぶしの痛みへ未然にできる2つの予防習慣

(1)適度な休養

くるぶしの痛みの原因にもよりますが、適度な休養はくるぶしにかかる負荷を軽減したり血液の流れを良くする効果があったり、血液検査の結果に改善が見られる場合があるので

多くのくるぶしの痛みへ未然にできる予防習慣と言えます。避けて生活することで指の関節の腫れの予防になります。

(2)食生活に気をつける

食生活を見直すことも、くるぶしの痛みへ未然にできる予防習慣と言えます。痛風、坐骨神経痛、閉塞性動脈硬化症、急性動脈閉塞症など、血液の状態が良ければかかる危険性が少なくなります。

血液の状態を良くするためには、例えば肥満や高血圧を防ぐような生活習慣病を予防する食生活ととらえていただけるとわかりやすいと思います。

くるぶしの痛みの原因によっては、意識して摂取すると良い栄養素があったりしますので医師に相談したり、受診した医療機関に管理栄養士などがいれば管理栄養士に相談してみると良いでしょう。



今回のまとめ

1)くるぶしの痛みの6つの特徴

2)くるぶしの痛みの3大原因

3)くるぶしの痛みで考えられる6種類の病気

4)くるぶしの痛みへの3つの対処方法

5)くるぶしの痛みへの3つの検査方法

6)くるぶしの痛みへの3つの治療方法

7)くるぶしの痛みへ未然にできる2つの予防習慣