患者にレントゲン写真を見せるナース

長時間歩いた後は足が痛みますよね。特にふくらはぎの痛みや違和感は誰もが経験したことがあると思います。でもその痛みは内側、外側で原因は異なります。

単なる筋肉痛ではなく、予期せぬ病気の可能性もあります。今回はふくらはぎの外側の痛みの原因・症状・対処法をお伝えします。



ふくらはぎの外側の痛みの4大原因!症状・治療方法とは


1)ふくらはぎの外側の痛みの4大原因

(1)筋肉の疲労

過度な運動で筋肉の疲労が蓄積し、違和感や痛みを感じます。長時間(距離)歩行することで外側のふくらはぎが痛くなる可能性が高いです。

(2)神経の異常

ふくらはぎの外側には近く神経があります。その神経に異常があるとふくらはぎの外側が痛む場合があります。痛みの具合によって、異常の種類を診断します。

(3)

ものに足を強くぶつけるまたは、高いところから落ちる、疲労が限界まで蓄積することで骨そのものが骨折、ひびが入り、ふくらはぎの外側に痛みを感じる場合があります。

(4)病気

足は第2の心臓といわれており、沢山の静脈、動脈が存在します。足を動かすことで普段の10倍血液を必要とするといわれています。そのため、血管に異常があると足に痛みを感じる場合がよくあります。

2)ふくらはぎの外側の痛みの3つの種類と症状の違い

(1)突然の激痛

走るまたは歩いた際など、足を動かしている最中に急な痛みがある場合があります。立っているのも辛くなります。

(2)だるさ

長期的にふくらはぎにだるさ、または少し痛みを感じる場合があります。痛みも休むと治まったりするのであまり気にしない人も多いようです。高血圧やヘビースモーカの方に多くみられる症状です。

(3)むくみ

長時間のオフィスワークや飛行機での移動、車中泊した後に足がむくむ場合があります。悪化すると胸の痛みや呼吸困難といった症状がでます。しびれを感じる場合もあります。

3)ふくらはぎの外側の痛みが続く場合に考えられる4種類の病気

(1)シンスプリント

別名を脛骨疲労性骨膜炎ともいい、骨と筋肉が接触する部分である骨膜に炎症おき、痛みを感じます、ジャンプして痛みを伴うとシンスプリントの可能性が高いといえます。放っておくと疲労骨折になる恐れもあります。

(2)腰椎間板ヘルニア

背骨の骨と骨の間にある「椎間板」が飛び出し、神経を圧迫してしまう病気です。強いしびれまたは痛みがあり、それが下半身全体へ広がります。刺されたような痛みをふくらはぎに伴うことがあり、動くと痛みは増します。

(3)腓腹神経麻痺

ふくらはぎの外側の筋肉にある神経に異常があり、痛みやしびれを伴います。また、この病気は足の小指や付け根周辺に痛みが出る場合があります。怪我または上記(1)で説明したシンスプリントが悪化するとなる可能性があります。

(4)下肢動脈硬化

血管が硬くなり血流が悪くなることでふくらはぎにある筋肉に異常をきたします。痛みいがいに麻痺やしぶれ、むくみなども伴う場合があります。また、放置すると下半身だけではなく、体全体に異常をきたし、命に危険を及ぼす可能性があります。

Women being treated for leg at Osteopathic Council

4)ふくらはぎの痛みへの3つの対処方法

下記の対処方法は原因が明確な状態であり、また医師と相談の上、実施しましょう。

(1)アイシング

疲労により足の筋肉が炎症または筋肉痛などにより痛む場合は氷やシップでふくらはぎを冷やすことで症状を和らげることができます。

(2)ストレッチまたはマッサージ

長時間、同じ姿勢のため、血流が悪くなっている場合はストレッチやマッサージにより血流をよくすることができます。筋肉をほぐす形でマッサージをしたり、足を延ばしたりして少しでも血流をよくしましょう。

(3)安静にする

骨や神経が原因の場合は無理な運動は避け、症状が悪化しないように安静にしましょう。

5)痛みが気になる場合にすべき検査方法とは

(1)MRI

エックス線ではなく磁場で足の骨だけでなく、筋肉の様子も画像で映し出して診断します。シンスプリントやヘルニアなど筋肉や骨に原因のある病気はこの検査で診断することができます。費用は10,000円ほどかかりますが、結果はすぐにわかります。

(2)神経の電動速度検査

神経に電気を流すことで神経の機能の働きを調べます。しかし、この検査だけではなく、日々どの部位にどのようなしびれがあるのかの問診と一緒にすることで神経の異常を明確にし、診断します。費用は3000~5000円が一般的にかかり、診断結果はその日に分かる場合もあれば2~3回同じような検査をする場合もあります。

(3)CAVI検査

動脈硬化を調べる検査として代表的なものがこのCAVI検査である。動脈のかたさ、詰まり、血管年齢を調べることができます。両腕と両足の血圧と脈波を測定して調べます。費用は検査のみで3000円~5000円ほどかかりますが通常は問診や触診と一緒に行われます。結果は当日にわかるのが通常です。

Doctor and surgeon reading notes

6)痛みが気になる場合にすべき治療方法とは

(1)薬物治療

痛みの症状が激しい場合や動脈硬化など血液に異常がある場合は病院で漢方薬または薬を処方してもらう場合があります。原因や症状によって処方する薬は異なるので医師の指示を仰ぎましょう。

(2)サポーターまたはテーピング

日常生活で足を動かすことが多い人はサポーターやテーピングで足の筋肉または骨への負担を和らげる方法があります。間違ったやり方をすると症状を悪化させることになるため、医師(整形外科または外科が一般的)または専門家に相談の上、正しいやり方で行うことが重要です。症状によっては1年ほどの期間必要になることがあります。

(3)手術

腰痛など痛みが激しい、歩けないなど日常生活に大きな影響を与える場合は手術をする場合があります。しかし、手術のみで治るのではなくその後、リハビリなどが必要になることが必要になります。 完治するまでは手術とリハビリ含めて半年以上かかることがあります。

7)ふくらはぎの外側の痛みへの3つの予防習慣とは

 (1)睡眠を十分にとる

仕事またはスポーツで足を頻繁に動かす人は筋肉への疲労が溜まった状態を継続することで痛み悪化する場合があります。自然治癒力を高める成長ホルモンが分泌される夜22時~2時の間はなるべく、睡眠するようにしましょう。寝る前にスマホやパソコンを見ると寝る質を下げるため、気をつけましょう。

(2)規則正しい食生活

動脈硬化など、血管に異常をきたさないよう、毎日、3食規則正しく偏らないように栄養を摂取しましょう。洋食、特にバターやチーズなどはコレステロールが高く血流を悪くする原因となるので海藻や野菜を毎日の食事にとりいれるようにしましょう。

(3)姿勢

姿勢が悪い、足を下方だけ組む、後ろポケットにものをいれたまま座る等は腰に負担をかける原因となり下半身の神経に異常をきたす場合があります。机に座るとき、テレビをみるときはなるべくまっすぐ座ることを心がけ、後ろポケットにはものをいれないようにしましょう。また、毎日着る服が体を締め付けていないかも気を配りましょう。 



今回のまとめ

1)ふくらはぎの外側の痛みの4大原因

2)ふくらはぎの外側の痛みの3つの種類と症状の違い

3)ふくらはぎの外側の痛みが続く場合に考えられる4種類の病気

4)ふくらはぎの痛みへの3つの対処方法

5)痛みが気になる場合にすべき検査方法とは

6)  痛みが気になる場合にすべき治療方法とは

7)ふくらはぎの外側の痛みへの3つの予防習慣とは