腰痛で腰を抑える女性

腰の痛みに苦しんだ方、また悩んでいる方は多いかと思います。腰痛といっても原因は千差万別です。その痛みの中でも腰骨が痛む症状はどのような原因が考えられるでしょうか。

今回は腰骨が痛い原因・症状・病気の可能性・治療方法をお伝えします。



腰骨が痛い4大原因!病気の可能性と治療方法とは


1)腰骨が痛い場合の代表的な症状とは

(1)しびれ

腰に違和感や痛みを伴うと同時に、下半身にしびれを伴う場合があります。しびれを伴う場合は大抵、神経が圧迫されている場合が多いといわれています。

(2)動くと痛い

座っているだけだとあまり何も感じないが、骨を沿ったり、回したりする際にきりっとした痛みを伴う場合があります。また、座る直前にも鋭い痛みを伴う場合もあります。

(3)全体倦怠感や貧血

腰の痛みと同時に、いつもよりしんどいといった倦怠感や頭がぼーっとする目まいがするといった貧血ににた症状が出る場合があります。

2)腰骨が痛い症状の4大原因とは

(1)加齢

加齢により、体全体の骨が脆くなり、歩いたり走ったりすることで負担が多くかかる腰に痛みを伴うことがあります。加齢における腰痛の原因となる病気にカルシウム不足から発症する『骨粗鬆症』などがあります。

(2)骨のゆがみやずれ

姿勢の悪さや腰をよく捻る、または腰への衝撃等で骨にゆがみやずれ、腰痛を引き起こすことがあります。

(3)骨折

骨折といっても骨にひびがいってしまうことも含みます。痛みで立つことができないものから疲労骨折など、気づかない間に骨が折れてしまっていることもあります。年寄りは運動からではなく、家でつまづき、骨折する場合もあるので、階段を上り下りする際、段差がある場所を通る際は手すりをつかうなどして十分に気を付ける必要があります。

(4)他の病気

腰骨が痛いと思っている人が実は肝臓や腎臓、女性なら子宮などの臓器の異常で痛みを感じている場合があります。その場合はすぐに治療をしないといけない場合もあるので注意が必要です。

3)腰骨が痛い症状への対処方法とは

(1)病院を受診

急な腰の痛みなどは原因がわからず、むやみに温めたり、ストレッチをすることで逆に悪化させてしまう場合があります。整形外科などで早めに見てもらい、原因を調べるようにしましょう。

(2)運動を控える

球技やジョギングなどの運動はもちろん、階段の登り下りや長時間のデスクワークでも腰に負担がかかります。運動はなるべく控え、座る際は腰に負担がかからないように背筋を伸ばして深めに座るまたは、畳の上や地べたに座ることはせず出来るだけ椅子に座るようにしましょう。

(3)腰回りの血行をよくする

病院に行き、医師に診てもらったことを前提に腰骨またはその周辺に炎症などがなければ腰回りの血行循環が悪いことが原因で痛みを伴っている可能性があります。温泉や家の湯舟に、胸の下辺りまでまでつかり、また、湯の温度は38°頃を目安に半身浴をしてみましょう。

Doctor examining her patient back

4)腰骨の痛みが続く場合に考えられる4種類の病気

(1)腰椎間板ヘルニア

年齢が若いときでも発症しやすいこの病気は腰椎間板が突き出て神経を圧迫することで痛みやしびれを伴うといわれています。神経への圧迫が弱いと太ももに痺れがありますが、圧迫が強くなると両足どちらにもしびれを伴うとされています。

(2)骨粗鬆症

骨の強度が弱くなり、骨折やひびしやすくなる骨の病気です。骨の中身はカスカスとなり脆くなります。命に危険を及ぼす病気と認知はされていませんが、生活に支障がでるため、要介護となる場合がほとんどです。

最近では骨の強度だけではなく、骨質にも劣化も原因の1つと考えられており、加齢が進むにあたり、発症する人が多く特に女性がなりやすい病気です。

(3)多発性骨髄腫

体内に侵入してきた細菌やウィルスなどに対して攻撃をする形質細胞が必要がないにもかかわらず、増殖してしまう主に30歳以上の男性を中心に多く発症する病気です。骨痛以外にも腎臓の機能に異常を起こすことで知られており貧血にもなります。

(4)腰痛症

ぎっくり腰といった急性のものや、慢性のものがある腰痛症の原因は明確にするのが難しい病気とされています。腰椎に障害がおきてしまうものから、細菌感染やがん、血管の病気という場合もあります。腰椎の障害と神経を圧迫するものに関しては原因が特定しやすく診断がしやすいといわれています。

5) 症状が続く場合にすべき検査方法とは

(1)検診・問診・触診

痛みが伴う場所や、期間、治療中の病気、しびれの種類など、腰痛といっても種類は幅広いので整形外科等で医師が症状の詳細を知り、現に触ってみることが重要となります。費用も病院によってことなりますが、検診のみでしたら3000円以下でおさまる場合がほとんどです。

(2)MRI検査

腰椎間板ヘルニアの診断に実施される検査で、背骨にあるヘルニアが骨を圧迫していないかを明確に調べることができます。結果はすぐにわかりますが費用は10,000円ほどかかる場合があり、検診と合わせると高くなるので事前に確認しておいた方がいいでしょう。

(3)神経学的検査

神経に異常がないかを調べる検査となり、触診と似ていますが、患者の下肢の神経を刺激し、正常通り機能するかを調べます。神経は腰から足へつながっているため、足の神経を調べることによって腰のどの神経に異常があるのかを診ることができます。費用は3000円ほどで一般的です。

(4)血液検査

臓器に異常がないかを調べる検査になります。費用は3000円以下が一般的ですが、結果がわかるまで一週間ほどかかります。多発性骨髄腫も血液検査で診断することができます。

(5)X線検査

骨の密度を調べるためにはX線検査を実施します。知らない間に骨折またはひびが言っている場合などもこの検査で調べることができます。結果は即日わかり、費用は3000~5000円ほどとなります。

Doctor showing xray to his patient

6) 症状が続く場合にすべき3つの治療方法とは

(1)手術

歩くことが急にできなくなる、痛みが我慢できないなどといった神経圧迫の症状がひどい場合は手術によって治療をします。手術は一回で終わるのが一般的ですが、リハビリが必要な場合もあるので費用や入院期間は石に確認をとりましょう。

(2)化学療法

多発性骨髄腫や子宮がんなどの場合は化学療法によって治療を行います。2種類以上の治療方法を組み合わせて行われ、飲み薬が一般的になります。期間や費用は方法の種類により、異なるので事前に確認をしましょう。

(3)食事療法

骨の密度や質の劣化による場合は食事によって根本的に骨を改善します。カルシウムの多い牛乳やビタミンDが豊富な魚類を日ごろから意識してとることで骨密度と質を向上させます。長期的なものが多く、具体的な方法や期間は医師に相談しましょう。

7)腰骨の痛みへ未然にできる予防習慣

(1)ストレッチ

就寝前と後、また、長時間のデスクワークのあとは腰を捻ることで腰の骨、筋肉を動かすことを心がけましょう。また、椅子に座ったままできるストレッチとして、上半身をゆっくり下し、膝に胸がつくところまで倒すことで腰痛の防止となります。

(2)座る姿勢

まず、ズボンの後ろポケットに財布や定期入れ、ポケットでさえいれていると腰にズレが生じる原因となります。座る場合は後ろポケットは必ず空に、そして、足を組むのも控えるようにしましょう。椅子に長時間座ることが多い人は腰を浅くかけるのではなく、深くかけ背筋を伸ばすようにしましょう。浅いと結局疲れて、背筋が丸くなる人が大半のためです。

(3)腹筋を鍛える

腰を痛めるの筋肉の低下が原因の場合があります。特に腹筋を鍛えることによって腰痛の症状を抑えることができます。週に一回筋トレをするのではなく、毎日、日常的に行うのが重要となるため、はじめは数回ずつからでもいいのでできる範囲で毎日行うように心がけましょう。

(4)睡眠時の姿勢

1日の中でも平均して7時間は時間を費やす睡眠、その際の姿勢が腰痛の原因となっている可能性があります。右向き、左向き、仰向けの中で寝にくいと感じる向けがある場合はその向きで一度寝てみましょう。一方側に偏った寝方をしていると背骨がずれ、腰痛の原因となることがあります。



今回のまとめ

1)腰骨が痛い場合の代表的な症状とは

2)腰骨が痛い症状の4大原因

3)腰骨が痛い症状への対処方法とは

4)腰骨の痛みが続く場合に考えられる4種類の病気

5)症状が続く場合にすべき検査方法とは

6)症状が続く場合にすべき3つの治療方法とは

7)腰骨の痛みへ未然にできる予防習慣