Physical therapist helping patient

肩がしびれるなどの違和感を持った場合、それは身体からの重要なサインです。慢性的なしびれを感じている場合、そのまま放置しておくと取り返しのつかないことになる危険性もあります。異常を感じたら早めに病院に行き、医師の診断を仰ぎましょう。



肩がしびれる・・3大原因と考えられる病気の可能性とは


1)症状チェック!肩のしびれの代表的な症状とは

(1) 周辺部位のしびれ

肩のしびれだけでなく、首、腕、肘などにもしびれを感じます。

(2) 腕が上がらない

肩より高く腕を上げることができなくなる場合もあります。

(3) 肩が動きにくい

肩の関節が動きにくくなります。

2)肩のしびれの考えられる3大原因とは?

(1) パソコンの使い過ぎ

特定の作業で同じ姿勢を取り続けていると、その部分に負担がかかります。パソコンの場合は特に肩に疲労が蓄積されていきます。また、マウスを長時間握っていることでも肩に負担がかかります。

(2) 血行が滞っている

しびれは運動不足や生活習慣の乱れによって血液の巡りが悪くなることが原因で引き起こされます。

(3) 加齢によるもの

加齢によって肩の関節が炎症を起こしやすくなるために生じます。

3)応急処置!肩のしびれへの対処方法

(1) 運動する

肩こりが原因で肩がしびれる場合、身体を動かすことが有効です。肩をゆっくり回す、ジョギング、水泳などの有酸素運動が特に効果的です。

(2) 肩をマッサージする

肩がこったと感じたら、マッサージなどでこりをほぐします。自分自身でマッサージしても、マッサージサロンなどに通ってもどちらでも構いません。

(3) 事務仕事の合間に休憩を積極的に取り入れる

デスクワークをしている人の場合は、こまめに休憩を取ったり、ストレッチをしたりして、血の流れを良くします。

(4) 安静にする

しびれを感じた時は、無理はしないで身体を休ませます。

※上記の対処方法はあくまでも一時的なものとなります。違和感が続く場合は専門医へ速やかに相談をしましょう。

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4)病気の可能性・・?しびれが続く場合に考えられる3種類の病気

(1) 頚椎ヘルニア

頚椎の骨の間には椎間板が挟まっており、これが過剰に圧迫や傷つけられたりすると、椎間板の中にある組織が外に飛び出してきます。はみ出した組織は神経と接触し、様々な症状を誘発します。服のボタンのかけ外しや運動機能の低下などの症状が現れます。

(2) 脳腫瘍

腫瘍とは、脳とその周辺の組織にできる腫瘍のことです。発症する年代にバラつきがある病気です。

(3) 関節リウマチ

まず手足のしびれから始まり、次第にしびれは肘、肩、首と全身に広がっていきます。関節の屈曲や、肘が伸びなくなるなどの症状が現れます。

5)専門家での対応とは?肩のしびれへの検査方法

(1) 画像診断

CT(コンピュータ断層撮影)、MRI(核磁気共鳴画像)、脳血管造影を用いて脳腫瘍があるかどうかを診断します。

(2) ミエログラフィー

神経が圧迫されているかどうかを見るために、脳脊髄膜の一番外側の膜(硬膜)内に造影剤を注入して検査する方法です。

(3) 赤血球沈降速度

ガラス管内の血液が固まらないようにし、1時間あたりに赤血球が何ミリ沈むかを測定して、関節リウマチかどうかを検査します。

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6)病気の場合に・・病院で行う3つの治療方法

(1) ブロック注射を行う

頚椎に関する問題の場合は、血の流れを改善し、筋肉を弛緩させるブロック注射を患部に打ちます。

(2) 滑膜切除術・関節機能再建術

滑膜切除術とは、関節リウマチに対して行う治療法です。この手術は病状の進行初期段階に行うもので、炎症を起こしている関節の一番内側にある膜(滑膜)を取り除きます。

関節機能が壊されて上手く働かなくなった場合に行う手術である、関節機能再建術もあります。

(3) 腫瘍を取り除く

脳腫瘍の場合は、種類を問わず、原則として手術によって腫瘍を取り除きます。他にも放射能を利用して腫瘍を小さくしたり、腫瘍の増殖を抑制したりする放射線療法もあります。

7)生活習慣の改善を!肩のしびれへの予防習慣

(1) 運動する

適度な運動で筋肉がつくことによって、しびれにくい身体になります。

(2) 半身浴をする

半身浴をして緊張した筋肉をほぐしたりすることも有効です。身体が温まり、血行が良くなってサラサラの血液を維持することができます。

(3) 食生活に気をつける

肩のしびれの原因である血行不良に対する予防です。緑黄色野菜、豆類の摂取を心がけます。また、血流を良くするものにビタミンEがあります。

ビタミンEはえび、いくら、うなぎ、とうがらし、アーモンド、植物油などに多く含まれています。加えて、ビタミンCと一緒に取ると、ビタミンCがビタミンEの効果を増幅させてくれます。



今回のまとめ

1) 症状チェック!肩のしびれの3つの代表的な症状とは

2) 肩のしびれの3大原因とは?

3) 応急処置!肩のしびれへの4つの対処方法

4) 病気の可能性・・?しびれが続く場合に考えられる3種類の病気

5) 専門家での対応とは?肩のしびれへの3つの検査方法

6) 病気の場合に・・病院で行う3つの治療方法

7) 生活習慣の改善を!肩のしびれへの3つの予防習慣