足を気にしている女性

太ももが痛い原因は筋肉痛がほとんどですが、自然治癒する場合がほとんどです。なかなか治らないときは別の病気が隠れているかもしれません。この機会に正しい知識を取り入れましょう。今回は太ももの皮膚がピリピリ痛い場合の原因や対処法を紹介します。



太ももの皮膚がピリピリ痛い!6つの原因と病気の疑いとは


1)種類の違いは?太ももの痛みの2つの種類と特徴

(1)筋肉痛

筋肉に生じる痛みのこと。肉離れなども含みます。慣れない運動を行ったときや普段使わない筋肉を使った時に起こる炎症です。

(2)坐骨神経痛

腰椎の近くの神経を圧迫して痛みやしびれがでる症状のことです。腰椎付近の神経の圧迫が原因なのに、腰には全く症状がなくて足に出る人も珍しくないです。圧迫の仕方によって、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離症、すべり症などの病名が付きます。

2)なぜ痛むの?太ももの皮膚がピリピリ痛い場合の6大原因

(1)坐骨神経痛

若い年齢の場合は、腰椎椎間板ヘルニアによって生じることが多く高齢者の場合は腰部脊柱管狭窄が原因で発症することが多いです。坐骨神経が圧迫されて太ももが痛く、その痛みは、足の部分だけにピリピリする痛みを感じることもあれば、腰から足にかけて全体的に痛いこともあります。

(2)閉鎖神経痛

太ももの内側にある閉鎖神経に炎症が起こることが原因です。太ももの内側から膝にかけて痛みや痺れが生じます。特に内側の太ももが痛い状態です。閉鎖神経痛は、股関節を構成する神経なので、太ももの付け根に痛みが現れる場合もあります。

(3)大腿神経痛

太ももの外側から前側をはしる大腿神経が炎症することが原因です。太ももの前側・外側と膝の内側に痛みや痺れが現れます。特に外側の太ももが痛いと感じることが多いでしょう。腰椎疾患から起こることが多いが、ズボンの締め付けから大腿神経が圧迫されて起こることもあります。

(4)大腿外側皮神経痛

太ももの外側に位置する大腿外側皮神経に炎症が起こる病気です。太ももの外側のみに生じるのが特徴です。腰椎から骨盤の内側を通って股関節の前側にある脊径靭帯の下をくぐって太ももの外側をはしっています。脊径靭帯の下の部分で神経が圧迫されることが原因です。圧迫する原因として、肥満・妊娠・コルセットやベルトの締め付け・窮屈なズボンなどがあげられます。

(5)肉離れ(筋断裂)

スポーツなどで筋肉が急激に収縮したとき自分の筋力に耐えられずに筋組織が断裂してしまうことがあります。この状態を肉離れと言います。肉離れが起きやすい部分は太ももの裏と前側と内側の筋肉とふくらはぎの筋肉です。内出血を伴う激しい痛みが生じます。

(6)ハムストリング症候群

太ももの裏側にある筋肉の総称で、筋肉が硬くなることが原因で痛みやしびれが起こる病気を言います。裏側の太ももが痛くなります。太もも裏側・外側・前側で起こるので、坐骨神経痛と間違いやすいです。ハムスリングになると膝を曲げることが困難になり、腰痛や猫背、膝痛の原因になります。

Doctor and surgeon reading notes

3)痛みが続く場合は注意!考えられる3種類の病気とは?

(1)急性動脈閉塞

急性動脈閉塞は心臓で血栓ができてしまい、その血栓が全身を回ることで起こります。脳に到達すれば脳梗塞になりますし、手足の血管につまってしまった場合は急性動脈閉塞になってしまうのです。太ももの血管に詰まってしまった場合は急激な痛みが襲ってきて足が冷たくなってきます。症状に気づいたら早めに処置しなければ命に関わることがあります。

(2)閉塞性動脈硬化症

太ももの血管が動脈硬化を起こしてしまい血流などが悪くなってしまう病気です。症状としては、じっとしているときは痛みはないのですが、歩いたり、走ったりすることで、太ももに筋肉痛のような痛みが出ます。さらに病気が進行すると、しびれなどの症状が現れ太ももの細胞が壊死してしまうこともあるようです。

(3)坐骨神経痛

太もも足の付け根に痛みが現れます。お尻→太ももの裏側→ふくらはぎまでの電気が走るようなピリピリした痛みが特徴です。太ももの片側に現れるのも特徴です。腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、すべり症、腰椎椎間板症、変形性脊椎症など、脊椎や脊髄の病気が関係しています。脊柱管狭窄症や変形性股間節症などが原因となる場合もあります。

4)応急処置を試してみよう!太ももがしびれる症状への対処方法

(1)冷やす

筋肉痛による太もものしびれには、炎症を抑えるために患部を冷やすことで、筋肉に出来ている炎症を抑えます。

(2)筋肉をほぐす

筋肉の緊張による固まりを緩め血流の改善を促すので、筋肉痛の原因となる疲労物質を取り除くことができます。

(3)睡眠

疲労回復だけではなく、筋肉の修復の働きもあるので、筋肉痛の場合は質の良い睡眠を心がけましょう。

(4)病院

症状がいつまでも改善しないときは他の病気が潜んでいるかもしれないので、専門の病院を受診しましょう。

5)痛みが治まらない時は専門家へ!行うべき検査方法とは?

(1)問診

発症時期や病歴・病状の変化なども聞くことで、病気の性質がわかる

(2)触診

ハンマーで叩いて反射の強さを確認したり筆や音で振動を与えて反応を見る

(3)血液検査

糖尿病などの病気が潜んでないか調べる

(4)神経伝達速度検査

電流を流し、神経への伝わり方を見ます。

(5)レントゲンMRI検査

脊椎や脊髄、脳などに異常がないかを調べる。費用は初診でおおよそ4000円~10000円程度です。病院によって異なりますので、確認してから受診しましょう。

Doctor massaging his patient back

6)病気の場合には?専門医で行われる可能性のある治療方法

(1)薬物療法

内服薬や塗り薬、貼り薬、湿布などによる治療方法。血流を改善したり筋肉の緊張を和らげたり症状に応じた薬剤による治療を行います。

(2)理学療法

血流を改善させて体を動かすための機能回復を図る治療法。ホットパックなどの温熱やマイクロウェーブマッサージなどで血流を促進させ筋肉の緊張を緩和させます。

(3)装具療法

コルセットなどを装着し腰部を安静にします。同時に坐骨神経痛の出る姿勢にならないように動きを制限します。

(4)神経ブロック注射

痛みを診断して血流を改善させ、炎症を鎮める効果を目標とする。

(5)手術療法

日常生活に大きな影響が出ている場合は手術が検討されます。腰部脊柱管狭窄症の場合は狭窄を起こしている部位の骨や靭帯を切除するなど手術の方法も様々です。治療の内容により費用は異なりますが、1回の通院につき600円~10000円程度です。入院は10日~14日です。入院の場合は高額になるため、高額医療費制度を上手に活用して、自己負担を少なくしましょう。

7)習慣を整えよう!太ももの皮膚がピリピリする症状への予防方法

(1)休養・睡眠を十分にとる

太ももの付け根の痛みの原因にもよりますが、休養、睡眠を十分にとることは万病の予防とも言えるでしょう。股関節にかかる骨的な負担を軽減することにもつながるので太ももの付け根の痛みへの未然に出来る予防方法です。

(2)身体を温める

身体を温めることで血流やリンパの働きが改善されます。太ももの付け根の痛みがリンパ節炎や神経系の症状の場合は太ももの付け根の痛みへの未然の予防方法です。

(3)食事内容に気をつけ、生活習慣病にならないようにする。

太ももの付け根の痛みの原因にもよりますが、食事内容に気を付けて生活習慣病にならないようにすることは、神経系の病気、鼠径ヘルニア、糖尿病など多くの病気を予防します。



今回のまとめ

1)種類の違いは?太ももの痛みの2つの種類と特徴

2)なぜ痛むの?太ももの皮膚がピリピリ痛い場合の6大原因

3)痛いが続く場合は注意!考えられる3種類の病気とは?

4)応急処置を試してみよう!太もものしびれる症状への対処方法

5)痛みが治まらない時は専門家へ!行うべき検査方法

6)病気の場合には・・・?専門医で行われる可能性のある治療方法

7)習慣を整えよう!太ももの皮膚がピリピリする症状への予防習慣