病院で背中の治療を行っている女性

重いものを運ぶ、または激しい運動をした後など、背中に痛みを感じたことはありませんか。背中の痛みは物理的な衝撃からくるものもあれば背中周辺の筋肉や骨、または臓器に異常がある場合に起こるときがあります。そんな背中の痛み、特に仰向けで寝る際にでる痛みについて話をします。



仰向けで寝ると背中が痛い?注意したい病気と3大原因とは


1)どんな症状が現れる?仰向けで背中が痛い場合の種類と特徴とは

(1)仰向けがつらい

起きているうちそこまで痛みを感じないが睡眠時、仰向けになったときにズキンズキンした痛みを感じ、仰向けが辛くなるのが特徴です。痛みは腰または背中上部当たりが痛くなり、腰はベッドに接していない場合がほとんどです。

(2)起きていても違和感がある

寝るときにふと違和感や痛みを感じるだけでなく、起きていてもその痛みや違和感は常に持った状態が特徴です。背中や腰の痛みだけでなく、臓器から来ている痛みの可能性があり、痛みは全体というより一か所からきているのが特徴です。

2)なぜ痛みが?仰向けで背中が痛くなってしまう3大原因とは

(1)歩き方

猫背が酷い、または剃り過ぎている、女性であればハイヒールを常にはく人は歩いているだけで背中に負担が溜まっている場合があります。剃り過ぎず、少し前のめりを意識してバランスよく歩くことが重要です。医学的には赤ちゃんの歩き方がとてもバランスよくいらない力が一切入っていない状態といわれています。

(2)長時間座る

仕事などで毎日5時間以上座ることがある人は座ることで腰を中心に負担を蓄積しやすい傾向があります。筋肉が硬直し痛みを伴う人もあります。足をくんで座る癖がある人は背中から腰にかけての骨が左右一方にまがるため、バランスが悪くなります。

(3)内臓疾患

臓器に疾患がある場合、お腹ではなく背中側が痛くなる場合があります。痛む箇所によって異常のある臓器はことなり、痛みが重く継続して痛みが持続する場合は内科を受診し、調べる必要があります。

Women are receiving medical attention

3)試せる応急処置はあるの?症状への適切な対処方法とは

以下の処置はあくまで応急処置であり、原因を分かった上で処置をしないと根本的な治療にはつながらないので注意してください。

(1)安静にする

背中が痛むのに無理して運動をする、または痛みを感じる動きをするのは症状を悪化させてしまう場合があります。動いても痛みがないようにゆっくり動く、また、一定の動きで痛みを感じる場合はその動きをせずなるべく痛みの箇所を安静にさせるよう心がけましょう。

(2)暖める

体中が冷え、結構が悪くなると、骨にうずくような痛みを伴う場合があります。そのため、毛布やカイロで温めるようにしましょう。しかし、炎症が起きている場合は逆効果になる場合があるので注意が必要です。

(3)ストレッチ

仰向けで背中が痛いときの応急ストレッチとして背中の筋肉をしっかりと伸ばしてあげる必要があります。仰向けのまま、膝をまげ、腕で膝を抱える感じでゆりかごの状態をつくってみてください。その状態で1分ほどいると背中と腰の筋肉を引きのばし痛みが治まる可能性があります。

4)症状が続く場合は注意・・考えられる3種類の病気とは?

(1)膵臓癌

胃の後ろ側にある細長い臓器である膵臓に癌ができ、ほとんど膵管の細胞に発症するといわれています。初期では症状はほぼありませんが進行すると腹痛、体重の減少、背中が重苦しいといったような症状があります。他にも黄疸や白目が黄色くなるといった症状もでます。

(2)胃潰瘍

胃または十二指腸の粘膜が炎症をおこし組織の一部が亡失することを胃潰瘍といいます。激しい痛みをお腹または背中にはしり、中期症状として胸やけや膨満感を継続してもつことがあげられます。最近ではピロリ菌が原因の人が半分以上ともいわれています。

(3)狭心症

体中に栄養を送る働きをする心臓のポンプのような働きをする筋肉の心筋に栄養をおくる冠状動脈に異常がおき、心臓に十分な血液が遅れなくなるのが狭心症です。症状として胸の痛み、動機・息切れがあり、この胸の痛みが背中にも通じ、背中の痛みとしても感じる場合があります。痛みが30秒以上急に起こることが特徴です。

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5)痛みが気になる場合に!専門家で行われる可能性のある検査・治療方法

内科を受診して問診をうけたうえで必要な検査を受けましょう。

(1)体内の異常を調べる

・内視鏡検査

鼻から内視鏡を挿入して、食道から胃、必要あれば十二指腸まで炎症やポリープがないかを調べます。最近では内視鏡自体が細くなり体への負担は少ないといわれています。画像はすぐに見られるので結果もその日中にわかり、費用は3000円~5000円ほどとなります。

・心電図検査

呼吸系、胸の痛みがある場合心電図検査をします。この検査では全身に血液を循環させる際に生じる活動電流の波形を調べ、乱れから異常の有無を調べます。動脈硬化、心筋梗塞、狭心症の疑いがある際に有効とされています。5分程度で検査は終わり、結果もするわかります。病院によって費用には差があるので事前に医師に相談をしましょう。

・血液検査

一般的に行われる血液検査と同様です。成分の数値から臓器の炎症の有無、度合を調べます。癌の患者も血液検査で数値に異常が出る場合がほとんどです。3000円ほどの費用がかかり結果がでるまでは長くても1週間ほどだといわれています。

(2)臓器疾患への治療

・薬の投与

臓器にて炎症が起こっている場合には炎症を抑える薬または炎症を起こしている原因となる菌やウィルスがある場合は抗生物質などの投与をします。血液に異常がある場合は血管を柔らくする、または流れをよくする治療薬を使用するなど症状によって使用する薬と期間は千差万別です。

・手術

狭心症など命の危険が高い場合は手術によって心臓への血液をスムーズに流すための手術を行います。狭心症以外にも動脈硬化、心筋梗塞でも手術を迅速に行い、血液の流れを止めないようにします。患者への負担も大きいですが、上記の病気の場合は医師に素早い判断と対応が必要となります。

6)日常から改善を!仰向けで寝ると背中が痛い症状への予防習慣

(1)スマホ・タブレットの長時間使用を控える

スマホ、タブレットを使用する人の姿勢は背中に大きな負担を与えます。スマホやタブレットなど手軽に持ち運ぶできる電子機器をついつい長時間使用してしまう人はいまの半分に使用時間を削減するようにしましょう。また、これらの画面にはブルーライトを発し、睡眠しにくくなる効果があるので特に睡眠前は注意しましょう。

(2)リラックスして睡眠をとる

睡眠時に緊張したまま寝ると睡眠の質がおち、思うように寝むれない他にも寝ている間に背中の筋を痛める可能性があります。35~38度ほどの湯舟に15分以上浸かることで体を温め筋肉をリラックスさせ、またジョギングを無理のない程度に行い体をある程度疲れさせるようにしましょう。

(3)日ごろのストレッチ

毎日のオフィスワークや家事で腰や背中には知らない間に負担がかかっています。1時間に一回は背伸びをする、捻るなどといった座りながらでも簡単にできるストレッチをしましょう。腕を十字に組み左右にひき伸ばすストレッチを左右交互に10秒~15秒を3回ずつ繰り返しましょう。背中の筋肉がひき伸ばされ、肩こり予防にもなります。



今回のまとめ

1)どんな症状が現れる?仰向けで背中が痛い場合の2つの種類と特徴

2)なぜ痛みが?仰向けで背中が痛い3大原因とは?

3)試せる応急処置はあるの?症状への適切な対処方法とは

4)これって病気?病気かどうかのチェック・判断基準とは

5)症状が続く・・考えられる3種類の病気とは?

6) 痛みが気になる場合に!専門家で行われる可能性のある検査・治療方法

7)日常から改善を!仰向けで寝ると背中が痛い症状への予防習慣とは