かかとをケアしている女性

運動のした後や、普段の生活の中でかかとが痛みだすことはないでしょうか。体重をかけた時に痛むというものもあれば、歩き出したら痛みだすというものもあり、状況は様々です。どのような病気が考えられるか、どのように対処したらいいのかをまとめました。



かかとが腫れて痛みが?病気の3つのリスクと対処方法とは


1)どんな症状が現れる?かかとが腫れて痛む場合の3つの種類と特徴

(1)歩き始めると痛い

止まっている状態から動き出すと痛みが出てきます。歩くたびに痛みがくるので、日常生活に支障がでます。そしてまた静止状態になると痛みは消えます。特に初めの一歩目が一番痛く感じます。

(2)体重をかけると痛む

地面に足を着地させたとき、足の裏に体重がかかります。その瞬間ずきっとかかとに痛みが走ります。空手や剣道など、足を強く床に落とす武道やスポーツをする人たちによく見る症状です。

(3)長時間歩いたり走ったりすると痛む

部屋の中やコンビニなどの小さな店で歩く分にはかかとに痛みはでてきませんが、長時間歩いたり走ったりすると痛みが出てくるという場合もあります。痛みだけでなく、疲労感も同時に出てくることもあります。

2)なぜ痛むの?かかとが腫れて痛くなる原因とは

(1)負荷のかけすぎ

ランニングやサッカーなどのスポーツのし過ぎや、立ち仕事、合わないサイズの靴などを履くことでかかとが痛くなることがあります。かかとに強い負担が毎日のようにかかると、かかとの骨の下にある踵骨下滑液包というクッションの役割をしている部分が炎症してしまうからです。

(2)成長期のため

成長期の子どもの踵の先端には骨端成長板というのがあり、成長するにつれて骨は薄くなっていきます。骨端成長板は軟骨組織でできているため、ジャンプ着地や、足に負荷がかかるスポーツを毎日のようにしていると、亀裂や炎症をおこしてしまいます。そうなると運動したり長時間歩いたりするとかかとが痛くなります。

Orthopedic surgeons are testing a woman's hip.

3)試せる応急処置はある?腫れる症状への対処方法とは

(1)安静にする

スポーツなどの足に負荷がかかる動作が原因でかかとに腫れや痛めているならば、それを繰り返していると症状は悪化していくばかりです。改善するためにも一旦練習を休んで安静にしておくことが重要です。休めているうちは、湯に浸かり足を温めると血行がよくなり治りが早くなります。普段歩く時も疲れや歪みを抑える靴の中の敷皮であるインソールなどを使うのも効果的です。

(2)ストレッチをする

かかとが痛くなるのに足底腱膜が炎症していること多いです。その足底筋膜の緊張を和らげて早期回復につなげるにはストレッチが有効です。その方法は、椅子に座り痛みのある方の足を反対側の太ももに乗せて、その状態を保ちつま先を10秒間そらします。これを朝昼晩3セット行うと効果がでると言われています。

4)これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは?

(1)動き始めの一歩に痛みが走る

朝起きた時ベッドから降り瞬間やデスクワークの休憩に立ち上がり歩き出して歩き出した時など、ズキッと痛みが走るような症状が出たら病気の可能性があります。歩きだすと痛みが走るとなると、椅子から離れるのが億劫になるのでストレスも溜まります。

(2)押すと痛みが走る

かかとを押してみると痛みを感じるというのは、かかとが炎症を起こしている可能性があります。そのまま放置しておくと歩く時も痛みを感じるようになってくることもあります。まだ押したときのみに痛みがでるという時に、病院へ行き医師のサポートを受けると早期治療に繋がると思います。

(3)足首を曲げると痛む

足首を内側に沿ってみたり、まっすぐ突き出してみたりするとジンジンとした痛みが出る場合も注意が必要です。足首の後ろから、かかと上部にはアキレス腱があり、そこが運動や立ち仕事などで炎症を起こしてしまったのかもしれません。

(4)じっと立ったままでも痛い

立ち続けていると足に体重がかかります。通常ならばすぐに痛くなりませんが、立ち続けて数秒~数十秒で痛むとなると異常が出ているということになります。

5)痛みが続く場合は要注意!考えられる3種類の病気とは

(1)足底筋膜炎

足底筋膜とは足の裏にある薄くて幅の広い膜のような腱のことです。足の甲の骨の支えのような役割をしています。その足底筋膜に炎症が起きた状態を足底筋膜炎といいます。足底筋膜炎になると、足裏のかかとが痛くなります。体重をかけたり、歩いたり足を曲げることなどをするとズキッとした痛みやジンジンする痛みがでてきます。ジャンプ着地や立ち仕事、テニスやサッカーなどの激しい運動などが原因でよくなるものです。

(2)アキレス腱炎

アキレス腱炎はマラソンなどの足の上げ下げが多いスポーツをしている人になりやすい炎症です。初期症状は朝起きた時にかかとからアキレス腱まで痛みが生じます。次第に腫れもでてきて、歩いているだけで痛みが出てくるようになります。初期症状に気が付いたら迷わず病院に行きましょう。

(3)踵骨疲労骨折

足の底にはクッションとなる踵骨という液体があります。ここにスポーツなどで小さな衝撃が繰り返し加わると繊細な骨折が中で起きてしまいます。かかとを地面につけると痛みが走り、つま先立ちをすると痛みが引くのというのが特徴です。マラソンなどの足を地面につけるスポーツ選手によく見られます。

group of happy doctors meeting at hospital office

6)痛みが治まらない時には専門家へ!可能性のある検査・治療方法

(1)レントゲン検査

かかとが痛む時はたいていの場合、足底筋膜炎の可能性が高いですが、疲労骨折や骨にヒビが入った可能性も捨てきれないので、整形外科でレントゲン写真を撮ってもらいましょう。費用は1枚3割負担で300円ほどですが、診察代などを含めると1500円前後になってきます。

(2)湿布や痛み止めの薬を処方してもらう

骨折がない場合は日常生活や運動経験などを参考にしてどのような炎症が起きているか判断することになります。足底筋膜炎とすぐに診断することは難しいとされていますが、痛い患部に湿布を張るように指示されることが多いです。痛みが強い場合は、痛み止めの飲み薬も一緒に処方されることもあります。

(3)テーピングをしてもらう

歩くと負担がかかり悪化してしまうような状態であれば、テーピングを患部にしてもらうことになることもあります。料金は3割負担でだいたい1000円以下で済むことがほとんどだと考えられます。テーピングは整形外科の他、整骨院でもしてくれます。病院によって巻き方の上手い下手があるので、よく選びましょう。

7)日常生活から改善を!かかとが腫れる痛みへの3つの予防習慣

(1)履き心地の良い靴を履く

靴のサイズが合ってないと、靴擦れをするばかりか歩き方も片方の足に重心がかかってしまい、足底筋膜に炎症がでるきっかけになる場合もあります。自分に合う靴を選ぶ際の基準に、足首当たりのくびれのラインに沿った靴を選ぶと良いと言われています。

(2)無理な運動をしない

部活などで成果を上げたい時つい無理をしてしまいがちになるかもしれません。しかし、その無理が原因でかかとを痛めてしまっては逆に練習の妨げになります。足の疲れが翌日になっても取れない場合、無理をせず休息を取りましょう。休めている時はゆっくりお風呂で足を温めて、外出する時も履き心地の良い靴を履き、短めの距離を歩くようにしましょう。湿布を張るのも効果的です。

(3)マッサージ

かかとの疲れを取るには足つぼのマッサージが良いと言われています。スポーツや立ち仕事などで疲れた時に試すと良いでしょう。かかとの裏の感覚は脛骨神経が支配していると言われており、その神経はアキレス腱の周囲にあると言われています。アキレス腱をマッサージするとかかとの痛みや疲れを改善する効果があると言われています。方法としては、約1分痛くならない程度にアキレス腱つまんで上下左右に引っ張るというものです。



今回のまとめ

1) どんな症状が現れる?かかとが腫れて痛む場合の3つの種類と特徴

2) なぜ痛むの?かかとが腫れて痛くなる原因とは

3)試せる応急処置はある?腫れる症状への対処方法とは

4)これって病気・・?病気かどうかのチェック項目と判断基準は?

5)痛みが続く場合は要注意・・!考えられる3種類の病気とは?

6) 痛みが治まらない時には専門家へ!可能性のある検査・治療法

7)日常生活から改善を!かかとが腫れる痛みへの3つの予防習慣