首の痛みを確認している医師

肩こりや寝違いなど首に痛みを伴う症状は誰しも経験があることだと思います。そんな首の痛みの中でも唾を飲み込むと首が痛む経験をしたことはありませんか。喉の痛みや扁桃腺の腫れが原因の場合もある、つばを飲み込んだときの首に痛み。その症状について潜んでいる病気と対処方法について話をします。



唾を飲み込むと首が痛い?病気の3つのリスクと対処方法とは


1)どんな種類がある?首の痛みの2つの種類とは?

(1)頭の痛みを伴う

 唾を飲み込むまたは動くだけでも首だけでなく、背中の上部または頭上まで痛みを伴う場合があります。痛みの特徴としてはズキンとした鋭い痛みがあり、1週間以上、長期的に症状が続く場合があります。

(2)のどの痛み伴う

 風邪やインフルエンザになったときのような痛みを伴い、扁桃腺の腫れや熱などの症状がでる場合があります。この場合の痛みは首だけに集中し、食事をするのにも支障がでます。

2)なぜ痛むの?唾を飲み込むと首が痛い3大原因とは

(1)のどの異常

 主な原因としてはウィルスや細菌が外部から体内に侵入することで体内の侵入口である首で炎症を起こしている場合があります。この際、炎症箇所によっては喉だけでなく、首全体に痛みを伴う場合があり、鼻水や熱といった症状がでます。

(2)頸椎の損傷

 首の痛みが、動かしたとき、または唾を飲んだときにも症状がある場合は頸椎の損傷が原因の場合があります。頸椎の箇所や症状の具合によって症状や病名は多岐にわたります。

(3)筋肉の炎症

 日ごろの家事や仕事で同じ姿勢を長時間行う、または無理な力仕事をすると筋肉に疲労が溜まり、炎症を起こす場合があります。筋肉痛に似たような痛みが首にあり、症状によっては首をまわすことさえ出来ない場合があります。

3)試せる応急処置はある?症状への3つの対処方法

以下は原因がわかってる場合に行うことができる対処法であり、原因がわからない場合は医師に相談し、原因を明確にする必要があります。

(1)はちみつを摂取する

 扁桃腺の腫れや熱などウィルスや細菌による炎症が痛みの原因である場合は殺菌効果のあるハチミツを直接飲むまたはハチミツの入った暖かい飲料水を飲むことで痛みを軽減する場合があります。唾を飲み込むだけでも痛いですが、ハチミツの場合は他の飲料水や食べ物と比べても痛みはそこまでありません。

(2)冷やして温める

 首の痛みの箇所に熱がある場合は筋肉が炎症を起こしている場合があるので痛みが和らぐまで冷やしてみましょう。数日たっても痛みが強い場合は次は温めて、血行をよくするとともに筋肉を柔らくすると痛みが徐々にひきます。

(3)病院にいく

 頸椎または頸椎の異常における神経から痛みを伴う場合はむやみに動かすまたは温めることはせず、すぐに病院に行きましょう。変に動かすことで症状を悪化させる場合もあるため、可能であれば他の人に運転をしてもらう、また同行してもらいましょう。

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4)これって病気・・?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは

(1)症状の期間

 人によっては日々の疲れから筋肉の炎症の場合があります。安静にし、睡眠をしっかりとることで症状が無くなる場合があります。しかし、1週間以上続く、痛みが毎日強くなるといった場合は病気と判断することができます。

(2)症状の内容

 扁桃性の腫れが手または見てわかる。喉が真っ赤になっているといった症状があればウィルスや細菌の感染による症状という判断がつきます。また、しびれ、頭痛やめまいといった症状が首の痛みと同時に起こる場合も頸椎の異常が原因と考えられ、病気の可能性が高いといわれています。

5)痛みが続く場合は要注意・・!考えられる3種類の病気とは?

(1)頸椎椎間板ヘルニア

 首の骨と骨の間にあるクッションのような役割をしているのが椎間板です。頸椎の椎間版がなんらかの衝撃で飛び出し、神経圧迫していることで痛み、しびれといった症状を引き起こします。神経は様々な部位とつながっているため、手の動作がしにくい、足がしびれるといったように多くの症状が出る可能性があります。

(2)インフルエンザ

 今ではよく知られているインフルエンザ。インフルエンザウィルスが人感染することで発症します。空気感染もする感染力が強いウィルスで急な高熱、喉の痛み、関節の痛みを伴います。毎年ウィルスの種類が異なるので年に一回の予防注射が必要と考えられています。

(3)扁桃炎

 風邪の菌やその他のウィルスの侵入によって扁桃腺が腫れ、唾を飲み込む、また食事の際に強い痛みを伴います。人によって扁桃腺は腫れやすい人とそうでない人がいますが、季節の変わり目に症状が出る人が多いといわれています。他の病気との違いは扁桃腺がまず大きくはれ、外から首をさわってもその腫れを認識することができることです。熱や鼻の炎症の症状が出る場合があります。

6)痛みが治まらない時には専門家へ!試したい検査方法とは

首の場合はまず内科、それで問題なければ整形外科や脳神経外科で診察することになります。すべての科がそろっている大学病院にいくのがお勧めです。

(1)問診

 喉の痛みは様々な病気の可能性があるため、医師が症状をヒアリングして、喉を実際にみる問診が基本となります。風邪の場合や声の出し過ぎ等における炎症、首の疲労といった場合もあります。症状によっては問診後により精密な検査に移行する場合があります。

(2)X線検査

 ヘルニアなど骨に異常がある場合はX線検査で異常を調べます。検査はすぐ完了し、費用も3000円以下で収まる場合がほとんどです。骨の変形がこの検査で判断できれば、MRIにより神経の異常を調べる場合があります。

(3)キットを使用した検査

 喉の炎症がおこっており、風邪ににたような症状がある場合はウィルスや細菌の有無を調べるためキットを使用します。喉の粘膜を採取し、インフルエンザなどであれば日にちをおかずに、すぐに診断することが可能です。

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7)病院で行われる可能性のある治療方法とは?

(1)投薬治療

ウィルスや菌による痛みの場合は投薬により抗生物質でウィルスや菌そのものを死滅させるまたは痛み止めで症状を和らげる方法があります。効き目が強い薬の場合、その分副作用もあるため、医師に確認の上服用するようにしましょう。筋肉の張りを和らげる筋弛緩剤といった薬もあります。

(2)理学療法

 慢性的に症状が続く場合に行うもので温熱や低周波を利用した治療方法となります。体の免疫機能を向上させることで症状を長期間でやわらげていき、病気からの回復をねらいます。症状や患者の状態により方法や期間は異なるので医師と相談し、理解した上で進めましょう。

8)日常生活から改善を!唾を飲み込むと首が痛い症状への予防習慣

(1)十分な水分補給

 夏はもちろん、乾燥しやすい冬に寒いからといってあまり水分をとならないと喉が乾燥し、細菌やウィルスに感染しやすくなります。また、喉が渇いた状態で大きい声を出すと炎症が起こりやすいので注意が必要です。毎日、ペットボトル2本分の水を取るように心がけましょう。

(2)同じ姿勢を長時間とらない

 日々の仕事でパソコンに続けて3時間以上釘付けになるまたはスマートフォンを3時間以上は使う人は注意が必要です。首の周辺の筋肉が固まり慢性型肩こり、または筋肉に炎症を引き起こす場合があります。1時間のうち10分~15分は歩く、ストレッチをするといった休憩を取るように心がけましょう

(3)湯舟で筋肉を和らげる

 毎日の生活の中で首には何らかの負担がかかり、首周辺の筋肉は緊張状態にあります。毎晩、睡眠前に湯舟に浸かり、首の筋肉を両手でほぐしましょう。気持ちいと感じる程度で左右5分程度行うとほぐれます。



今回のまとめ

1)どんな種類がある?首の痛みの2つの種類とは?

2)なぜ痛むの?唾を飲み込むと首が痛い3大原因とは

3)試せる応急処置はある?症状への3つの対処方法

4)これって病気・・?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは

5)痛みが続く場合は要注意・・!考えられる3種類の病気とは?

6)痛みが治まらない時には専門家へ!試したい検査方法

7)病院で行われる可能性のある治療方法とは?

8)日常生活から改善を!唾を飲み込むと首が痛い症状への予防習慣