患者の問診を行っている医者

「あっ」と思った矢先に首がつってしまうこと、ありませんか。どちらかの方向に向こうとすると激痛が走ったり、結構辛い一日になってしまいますよね。首がつる原因にも幾つかの理由があります。今回はそんな首がつる原因や対処方法をご紹介します。



首がつった時に!試したい3つの治し方と気になる原因とは


1)どのような症状が現れる?首がつった場合の代表的な症状とは

(1)首から肩の方までつっている

肩こりなどの延長のような痛みがあります。どちらかの肩がつっぱるような痛みがあります。だいたいの人が半日程度でおさまるようですが、ひどい場合は2~3日続くこともあるようです。

(2)喉元がつってしまう

喉がつっぱるようなピキーンとした痛みがあります。あごを上にあげようとしたり、何かを食べようとすると痛みが強くなるようです。期間は1日程度ですが、長く続く場合には1週間も続く人もいるようです。

2)何が原因か・・首がつってしまう3大原因

(1)筋肉の使い過ぎ

日ごろあまり運動していない人が、急に過度な運動をしたりすることで起こることがあります。最近ではパソコンを仕事などで使う人が多くなってきているので、気が付かないうちに酷使しているということもあります。こういった積み重ねが続くことで、首がつる原因になってしまっている可能性があります。

(2)水分不足

人間の体は水分が不足してしまうと、筋肉の働きを助ける電解質が不足してしまいます。電解質が不足してしまうと、体はつりやすくなると言われています。喉が渇くなと思う時点で、すでに体の中は水分が不足してしまっている状態なので、日ごろから意識して水分補給していないとつりやすくなっているかもしれません。

(3)栄養バランスが悪い

栄養バランスが崩れているとカリウム、マグネシウムなどは筋肉を柔軟に動かすことに必要になります。ミネラルが不足してしまうと、筋肉が痙攣しやすくなってしまうといわれています。日ごろから欧米よりの食生活をしていたり、偏った食生活をしているとつりやすい体質になってしまう可能性があります。

3)自分でできることは?症状への3つの治し方とは?

(1)反対方向に伸ばす

たとえば喉元がつっぱっているような感じがする場合には、顎をぐーっと上に伸ばしてみます。やりすぎてしまうと、悪化する場合もあるので、少しずつ様子を見ながら伸ばすようにしましょう。伸ばした状態で10~20秒ほどキープしてみると効果的と言われています。

(2)首を温める

ホットタオルやカイロをハンカチにくるんで温めるのも効果があります。血行不良が原因で首がつることも多いため、首を温めてあげると血行が良くなり、痛みが和らぎます。また、逆に首を冷やしてしまうと血管が収縮してしまうので注意しましょう。

(3)水分を摂る

常温の水やお白湯で水分を摂取するようにすると体を冷やさず水分不足を解消することができます。日ごろから気を付けるのはもちろんですが、つってしまった場合には(1)や(2)の方法と併用して、水分も多めにとるようにしてください。冷している水でも水分を摂取することはできますが、体も冷やしてしまう可能性があるのでできるだけ常温の水にするようにしましょう。

首の治療を行っている医者

4)これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは

(1)強い痛みが長時間続く

通常、首がつった場合、違和感が続くというのもあわせても1日程度ですっきりするものです。時間がたっても痛みが弱くならず、激痛である場合は病気の可能性があります。

(2)しびれがある

首から肩にかけてしびれや痙攣がある場合も病気の可能性があります。症状が出ている箇所以外に手足のしびれがでる場合もあり、手足のしびれに気づく場合は病気が進行している可能性も高いです。いつもの首がつった場合と症状に違いがある場合は、気付いた時に早めに医療機関を受診するようにしましょう。

(3)猫背

首のつりが病気からきている場合、姿勢の悪さから病気になっている可能性が考えられます。元々猫背で首を頻繁につる場合は病気の可能性が高いです。

(4)首以外の場所もつる

首だけでなく、心臓の近くや胃の近くなどをつってしまう場合は病気から症状がでている可能性があります。もちろん、昨日は首だったけど、今日は足をつったといった程度のことであれば気にする必要はありません。ですが、3分前は手がつった、1分前は首がつった、今は心臓の近くが激痛があるとなると病気の可能性があります。

5)症状が続く場合は要注意!可能性のある3種類の病気とは

(1)椎間板ヘルニア

椎間板が突き出ていて、脊髄中枢神経や末梢神経が圧迫されてしまう状態のことを言います。神経が圧迫されてしまうため、首周辺の筋肉がうまく動かなくなり頻繁につってしまうこともあるようです。

(2)頚肩腕症候群

頚肩腕症候群は現代病の一種とされています。首筋から肩、腕などに何らかの異常をきたし、首片腕に症状が出るという病気です。首から肩にかけてつる症状がおこることの多い病気です。頸椎椎間板に異常が起きている場合もあったり、単純に首周辺の筋肉疲労の場合も考えられます。

(3)変形性頚椎症

加齢に伴い生じることの多い病気です。頚椎という頭を支えている骨が変形していってしまう病気になります。変形してしまうため、首への負担が大きくなり、首がよくつってしまうこともあるようです。

Doctors who have medical records and doctors have a tablet

6)気になる場合は専門家へ!症状への4種類の検査・治療方法

(1)レントゲン

首の痛みが症状としてある場合、基本的にはレントゲンでの検査を行う病院が多いようです。だいたいの場合が4,000円前後の費用ですぐに結果が出ます。レントゲン検査で首や腰などに異常が見受けられる場合には検査方法の一つとしてMRIを勧められる場合が多くあります。

(2)MRI

基本的にはレントゲンで病気の原因がわかる場合がほとんどです。レントゲンでもわからない病気の場合や、重度の異常がみられる場合にMRIでの検査が必要になります。レントゲンより時間はかかりますが、1時間以内で結果がわかります。費用も高いイメージが多いですが、おおよそ7,000円~8,000円程度であることがほとんどです。

(3)鎮痛剤の服用

治療法の一つとして、鎮痛剤を処方されることがあります。非ステロイド性抗炎症薬が使用されていることが多く、消炎効果があります。また鎮痛剤で痛みを抑えたり、炎症を抑える治療になるため、鎮痛剤の服用をやめると再発するということもあります。費用はおおよそ1ヶ月で2,000円~3,000円程度が相場です。

(4)ブロック注射

こちらも先ほどの鎮痛剤の服用と同様で保存療法の一つになります。神経やその周辺に局所麻酔薬を注入して神経の炎症をおさえるという方法になります。内服薬での治療で効果がみられない場合、もしくは痛みや炎症がひどい場合に用いられる治療方法になります。箇所などによって変わってきますが、おおよそ費用は1回で2,000円~3,000円程度が相場になります。

7)生活習慣で予防を!首のつる症状への3つの予防習慣

(1)食生活の見直し

一般的に身体がつるのはマグネシウム不足と言われています。また、マグネシウムの他にもカリウム、カルシウム、ナトリウムが不足するとつりやすくなってしまうと言われています。この4つが多く含まれている食べ物を食事に取り入れることで予防になると言われています。そもそも食生活が乱れているという意識のある人は、脂っこい食事などをやめることから始めてみるといいでしょう。

(2)ストレッチ

日ごろから運動をしていないのもつりやすくなる原因の一つです。急にジョギングや筋トレをする必要はありませんが、お風呂あがりに少し体をストレッチしてあげるだけでも変わってきます。また、日中に筋肉を動かしていることも多いはずですから、一日の終わりにストレッチをしてあげることで筋肉が凝り固まらないようにする効果もあります。

(3)水分を摂る

日本人は水を飲む量が少な目と言われています。意識的に水分を摂らないと一日の目安摂取量には届かないのも現実です。水分が不足してしまうと、血流が悪くなってつりやすくなってしまいますので、日ごろから意識して水分を多く摂るようにしてみましょう。



今回のまとめ

1)どのような症状が現れる?首がつった場合の代表的な症状とは

2)何が原因か・・首がつってしまう3大原因

3)自分でできることは?症状への3つの治し方とは?

4)これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは

5)症状が続く場合は要注意!可能性のある3種類の病気とは

6)気になる場合は専門家へ!症状への4種類の検査・治療方法

7)生活習慣で予防を!首のつる症状への3つの予防習慣