ふくらはぎの治療

日頃から運動して鍛えているわけでもないのに、ふくらはぎが固い人がいます。たぶん筋肉質なのだろう、と思ってしまうかもしれませんが、ふくらはぎが固くなる理由は筋肉質だからではありません。ふくらはぎが固くなる原因や対処法をご紹介します。 



ふくらはぎが固いのはなぜ?考えられる5大原因と対処法とは


1)放っておくのは注意!ふくらはぎが固い症状のデメリットとは? 

日頃からスポーツや筋トレを行っている人は、ちょっと力を入れただけでも筋肉が固くなります。しかし、力を入れていないのにふくらはぎが固い場合は、病気になりやすい傾向にあります。 

・ふくらはぎがむくんでいて固い場合:老廃物が体内に溜まっている 

・ふくらはぎが固くて冷たい場合:血行不良を起こしている 

・ふくらはぎが固くて熱い場合:高血圧の可能性がある 

・ふくらはぎに固いしこりがある場合:下肢の静脈に血栓がある 

・筋肉がないのにふくらはぎが固い場合:筋力が低下している 

その他にも、ふくらはぎが固いと腰痛を発症している場合もあります。 

2)何が原因?ふくらはぎが固い症状の5大原因とは 

(1)運動不足 

運動不足が原因で筋力が低下すると次のような状態になります。 

・血行不良

血流が悪くなると、身体中に栄養素や酸素が行き届かなくなり、筋肉が収縮するエネルギーがなくなって固くなってしまいます。 

・リンパの流れが悪くなる

老廃物を排出させるリンパの流れが悪くなると体内に老廃物が溜まってしまい、脂肪や水分が溜まってふくらはぎが固くなります。 

・筋肉が減少する

筋肉が減少して脂肪が増えると、脂肪を燃焼するエネルギーがなくなりふくらはぎが太く固くなります。 

・筋肉が緊張する

筋肉は収縮運動で老廃物や筋肉を緊張させる成分を排出します。収縮運動がなくなると緊張成分が排出されないので常に緊張状態になり、ふくらはぎが固くなります。 

(2)姿勢の悪さ 

姿勢が悪いと骨格が歪み、下肢の筋肉をうまく使えなくなります。それにより筋肉の働きが悪くなり固くなります。 

(3)ストレス 

過度のストレス・慢性のストレスを抱えていると、自律神経が乱れて血流やリンパの流れが悪くなり、筋肉に影響があらわれます。 

(4)病気の可能性 

偏った食生活が原因で腎臓の病気や静脈に血栓ができている場合、ふくらはぎが固い・痛いなどの症状があらわれる場合があります。 

(5)筋肉の酷使 

日頃から運動やトレーニングで筋肉を鍛えている人は、ふくらはぎが太くて固めになる傾向があります。しかし、筋肉疲労が蓄積されると筋肉が縮んで固くなってしまう場合があります。

close up of doctors with clipboard at hospital 

3)試せる応急処置とは?固い症状への対処方法とは 

(1)マッサージを行う 

一般的に行われる対処法で、入浴中やお風呂上がりに行います。足の裏の痛い部分、コリコリしている部分を揉みほぐします。次に、足首からふくらはぎに沿って膝下まで、リンパの流れを意識して優しく流すようにマッサージします。そして、ふくらはぎの後ろ側や外側も、骨の際に沿って優しく揉みます。しかし、これらの方法は一時的な効果はありますが、翌日にはもとに戻ります。しっかり毎日継続して行うことで効果が期待できます。 

(2)ストレッチを行う 

ふくらはぎだけでなく、全身のスチレッチを行って、血行を促進します。痛くて気持ち良いという程度のストレッチを行いましょう。 

(3)施術してもらう 

整体や接骨院などで、マッサージや骨格矯正の施術を受けます。素人ではわからない筋肉の張りや骨格の歪みなどを施術してもらえます。 

4)症状が続く場合は注意!考えられる4種類の病気とは 

(1)腎臓の病気 

腎臓は体内の老廃物を濾過して尿として排出する働きをしています。その機能が低下すると、浮腫みがあらわれるようになり、下肢が太い・固いなどの症状が発生します。 

(2)腰の疾患 

慢性の腰痛・椎間板ヘルニア・脊髄狭窄症など腰に原因がある場合は、足首やつま先の動きが悪くなり、ふくらはぎが固くなる傾向にあります。 

(3)高血圧 

高血圧により、心臓に戻りにくくなった血液中の水分が、下肢に溜まってふくらはぎがむくんで固くなる場合があります。逆に、ふくらはぎを柔らかくすると高血圧が改善されるという説もあります。 

(4)静脈還流障害 

血流不全が原因で下肢静脈の血管内の圧力が上昇してしまい、静脈の機能が低下して血流が逆流します。その結果、血液中の水分が漏れ出し、下肢やふくらはぎがむくみます。悪化すると「深部静脈血栓症」という血栓ができ、それが血流に乗って運ばれ重要な機関につまると命にかかわる場合があるので注意が必要です。 

Woman Receiving Leg Massage In Spa

5)専門家での検査を!固い症状が気になる場合への検査・治療方法 

(1)整形外科 

触診やレントゲン検査が行われ、腰や下肢に異常がないか調べます。腰や背骨などに異常が発見されればその治療が行われ、ふくらはぎの固さも改善する場合がありますが、何も異常が見られない場合は治療が行われない事もあります。 

(2)治療院 

筋肉をほぐすマッサージや骨格矯正が行われます。 

(3)内科 

接骨院や整体院での治療に効果が見られない時は、内科を受診して血液検査を受けましょう。 

(4)循環器科 

下肢の血流が悪くなってふくらはぎにむくみ・痛み・血管が浮き出るなどの症状があらわれた場合は、循環器科を受診してみましょう。超音波やCTの画像診断が行われ、血栓ができるのを防ぐ点滴治療などが行われます。 

6)生活習慣から予防を!ふくらはぎが固い症状への予防習慣とは

(1)筋力をつける 

かかとの上げ下げ運動やスクワットを行って、ふくらはぎに筋肉をつけましょう。筋肉の働きが活性化すると固さやだるさが改善されます。 

(2)休息する 

常に立っているけど動かない、という環境にいる場合、引力により下肢に血液が溜まりふくらはぎがむくんだり固くなりやすくなるので、足を心臓より高くして休むなどの休憩をしましょう。また、筋肉を過度に使っている場合は、筋肉疲労が蓄積されないように充分なストレッチやマッサージを行って、筋肉を緩ませたり伸ばしてあげることも必要です。 

(3)食生活 

栄養バランスが偏っていたり暴飲暴食が続くと、血液中の成分に異常が現れて内臓や血管の働きが低下します。それにより筋肉にも影響がでるので、日頃からバランスの取れた食事の摂取を心がけてください。 

(4)姿勢に気をつける 

歩き方や姿勢が悪いと、骨格に影響が出ておかしな体勢が癖になります。その結果、ふくらはぎの筋肉をうまく使えなくなってしまい、固くなるようになります。歩き方や姿勢に気をつけ、骨格が歪まないようにしましょう。



今回のまとめ 

1)放っておくのは注意!ふくらはぎが固い症状のデメリットとは? 

2)何が原因?ふくらはぎが固い症状の5大原因とは 

3)試せる応急処置とは?固い症状への対処方法とは 

4)症状が続く場合は注意!考えられる4種類の病気とは 

5)専門家での検査を!固い症状が気になる場合への検査・治療方法 

6)生活習慣から予防を!ふくらはぎが固い症状への予防習慣とは