足の治療を行っている医者

なんだか歩いていて踵のあたりや、かかとの横が痛いなどという違和感を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

かかとのメカニズムを知るとともに役割についてと、どのような原因でどのような時に痛みが起こるのかなど、ご紹介をします。



かかとの横が痛い?可能性のある2大原因と対処方法とは


1)そもそもかかとの横とは?周辺の構造や役割の解説

(1)かかとは全身のクッション

つま先から踵まで、そして土踏まずも含めて足裏の構造の役割として、飛んだりはねたり重い荷物を持ったりして、脚に負荷がかかっていてもその衝撃をやわらげてくれるクッション的な役割があります。

偏平足になっている人は、クッションの役割を果たせない状態になってしまいます。

(2)足裏で最も負担がかかる箇所

かかとは、二足歩行をする人間にとっては非常に重要な役割をしています。踵骨という足の骨では一番大きな骨が有り、これが足裏のアーチを描いています。

これがクッションの働きをしているわけです。踵骨は直接地面に接して体重を支える重要な場所です。歩行時などに足裏で分散される衝撃のうち、最も割合が多いのも踵骨になります。

2)なぜ痛むの?かかとの横が痛い症状の2大原因とは

(1)オーバーロード

踵の痛みの原因としては、スポーツなどでハードなトレーニングや長時間のたち仕事の量の多い仕事の場合には、大きい負担が足にかかり続けることで起こるといわれています。

つまりオーバーロード、使いすぎになります。同じ事をしていても一切症状が出ない場合もありますので、痛みが出やすい人はほとんどの場合踵周りにある骨格が崩れてしまっていることが原因です。

また、骨格を覆う膜などに強いストレスがかかり続けると、炎症が起こり痛みを発症します。足底菌膜炎は踵の周りの骨格の崩れから来る足の形状として代表的疾患です。

(2)柔軟性

40歳や50歳の男性に多く5人に1人は経験するといわれていますが、加齢に伴って足底の腱膜の柔軟性が失われて組織が硬くなるためにおこりやすいとされています。

筋肉が硬くなってくることで足底や、足にある筋肉や腱に負担がかかり、踵の横辺りにも痛みが生じてくるというものです。特に朝に踵の内側辺りが傷んで歩きにくいという場合には、足底腱膜炎の可能性があります。

3)試せる処置はあるの?痛みへの対処方法とは

踵のその側を走行するのが腓骨筋腱という腱です。硬いの外側を走行する腓骨筋が、第5中足骨に付着する手前で筋組織となったものです。捻挫発生の予防として、足首の打ち返しを抑制する働きを持っています。

踵の横の内側には後頚骨腱という腱が走行しています。レントゲン検査で異常がなければ、治療については原因となるスポーツを中止する事が必要になりますが、消炎鎮痛剤の内服薬の服用なども有効でしょう。

例えば偏平足のある人の場合は、足が全体として内側に傾いてしまっていますから、インソールを使用する事によって足の傾きを補正すると改善に役立ちます。

Doctor and surgeon reading notes

4)病気の疑いも?病気かどうかのチェックと判断基準とは

(1)足底筋膜炎

これは足の裏に足底筋膜と呼ばれる膜のように薄く幅広い腱があります。踵の骨から足の付け根までを引っ張っていて、足底筋膜炎とは足底筋膜が炎症を起している状態で、踵の痛みの代表的な原因といえます。

(2)踵骨棘

かかとの骨である踵骨に骨の棘が出来る病気です。足の裏には足底筋肉と呼ばれる膜のように薄く幅広い腱があり、かかとの骨から足指の付け根まではっています。

これが炎症を起すと足底筋膜炎になります。長期間にわたって継続したり、緊張が強いと引っ張られて踵骨に棘様の異常増殖を引き起こし、骨棘が神経を刺激し痛みを感じます。

(3)アキレス腱周囲炎

アキレス腱炎やアキレス腱周囲炎は人間の中で最も強い腱といわれるアキレス腱で、歩行時に欠かせない場所になります。

激しい運動などが原因で、このアキレス腱に炎症が起こるのをアキレス腱炎、アキレス腱の周囲を覆っているパラテノンという膜が炎症を起すのが、アキレス腱周囲炎でこれらは同時に発症しているのがほとんどです。

5)痛みが続く場合は要注意!考えられる3種類の病気とは?

痛みが続く場合には3種類の疾患が考えられます。それは、足底筋膜炎、踵骨棘、アキレス腱炎などが発症している可能性が考えられます。

症状としては“動きはじめに激痛が走る”常に踵に違和感が走る“”つま先に負担がかかると痛い“”押すと痛い箇所がある“”長時間経っていると痛い”“足首を曲げると痛む”“不規則に痛みを繰り返す”と言った症状になります。

6) 痛みが治まらない時には専門家へ!検査・治療方法とは

(1)検査方法

基本的に問診と所見を行い、その後画像診断としてレントゲンを撮ります。骨に異常がなければ、レントゲンに写らない部分の疾患が高くなります。

(2)治療方法

診断としては、痛みの性質や部位などでおおよそ検討はつきますが、画像診断を行ってから病名をはっきりさせます。

みを和らげる為に湿布を使い、歩行時の痛みにはインソールやヒールカップを使って痛み和らげます。それでも痛みがひどい場合には局所的にステロイド薬や麻酔薬を注射します。

また、柔軟性の低下を防ぐ為にも足指を曲げたり、足首をそらして足の裏を10秒程度十分に延ばします。左右交互で1日書く30回~100回行うのが理想的です。

7)習慣を整えよう!かかとの横が痛い症状への予防習慣とは

(1)環境によるもの

日本国内でもアスファルトやコンクリートが当たり前の環境になってきました。

以前まで、土の上で生活をしていたのにもかかわらず、硬い地面の上で生活している為、踵や足裏や膝など足全体に係わる負担は大きくなり、踵を痛める方も増えている為、衝撃を吸収できるような靴を選ぶなどの工夫が必要です。

(2)靴による物

機能性よりもファッション性を重視させてしまうと、踵を痛める原因に繋がります。ヒールの高いものや靴底が薄く硬い靴を履き続けると、負担が大きくなるので靴選びにも気をつけましょう。

(3)歩き方によるもの

靴と関連するもので、歩き方が悪いことも原因の1つになります。親指で地面をつかむような動きをしていないと、負担をかけてしまいます。歩き方が悪いと偏平足やハンマートゥなどの足の変形も起しやすくなります。



今回のまとめ

1)踵が痛い症状には2大原因が考えられる。

2)痛みが考えられる場合には3種類の病気が考えられる

3)症状の予防には、環境や靴、歩き方によるものが重要になる。