腰の施術を行う女性の整体師

慢性的な腰痛に悩まされることがあっても、特に左側が痛いことがありませんか。

もしかしたら、筋肉痛ではないなんらかの他の病気が隠されているかもしれません。今回は「左腰の痛み」の原因、隠れる病気対処法をお伝えします。



左腰が痛い症状に隠れる6種類の病気とは


1)左腰が痛い2つの症状

(1)痛みに強弱がある

楽な姿勢でいる時は左腰に痛みが出ない、痛みが出る特定の姿勢や動作により痛みが生じる症状です。

(2)痛みに強弱がない

常に痛みがあり、姿勢や動作によって痛みが治まることがなく、安静にしていても継続して痛みを感じます。

2)左腰が痛い3つの原因

(1)姿勢が原因

横になると痛みが引いたり、楽になる痛みの場合は、筋肉疲労や姿勢の悪さが原因となっていることがあります。

左側に重心が偏りすぎている事から筋肉などの付き方に左右の差が出てしまい、片側ばかりに負担がかかり痛みが生じます。

(2)内臓疾患が原因

安静にしているときでも痛む、あるいは夜寝ているときに痛みで起きてしまうことがある、といった場合には内臓疾患の疑いがあります。

だるさやむくみ、吐き気を伴うほどの激痛があった場合には速やかに医療機関へ受診しましょう。

(3)腰椎の損傷が原因

外的要因による骨折(ぶつけた、転んだ、など)や、骨粗鬆症によって骨がもろくなっている場合にも痛みを感じることがあります。

3)左腰が痛い6つの病気

(1)腎不全

急性腎不全は、細菌感染などで腎臓が炎症を起こす病気です。子どもの感染が多いそうです。血尿がみられることもあります。

慢性腎不全の場合糖尿病・高血圧が原因になっていることが多く、疲れ・むくみ・貧血などの症状が出やすくなります。

(2)尿路結石

尿路結石は、腎臓、尿管、膀胱、尿道に結石がある状態です。日本では、腎臓と尿管に結石がある「上部尿路結石」が95%を占めています。自覚症状がない場合もあります。

(3)子宮内膜症

20代~30代の女性に増えている病気です。

子宮内膜の細胞が本来ない場所に組織を作ることを言います。 そこに血液がたまってしまい症状が現れます。

(4)子宮筋腫

30歳以上の女性で20?30%にあると考えられています。子宮筋層内の平滑筋成分から発生し、女性ホルモン(エストロゲン)のはたらきによって発育する良性腫瘍です。

月経量が増える、レバー状の血の塊があるなどの症状が出ます。

(5)卵巣のう腫

卵巣内に液体や脂肪がたまってしまう、子宮の腫瘍ですが80パーセントが良性といわれています。卵巣内に液体や脂肪がたまってしまう、触るとやわらかい腫瘍です。

卵巣のう腫は、本来自覚症状はでませんが、大きくなってくると腰に痛みを感じるようになっていきます。 卵巣のう腫が小さいうちは腰の痛みはあまりありません。

(6)卵巣がん

卵巣がんの初期に症状は出てきませんが、不正出血や痛みが出てきた時にはすでに進行している可能性があります。

腫瘍が大きくなると、腸や膀胱周辺の神経を圧迫し、腰に痛みがでることがあります。

Doctors who have medical records and doctors have a tablet

4)左腰が痛い3つの対処法

(1)病院

痛みが治まらない、激しい痛みや血尿、酷い生理痛など内臓疾患の疑いがある場合には、放っておくと悪化する恐れがあります。

これらのいずれかに該当した場合は、まずレントゲン撮影や血液検査を行うべきとされているので、すぐに医療機関へ受診し、検査を受けましょう。

・発症年齢が20歳以下、または55歳以上

・時間や活動によって痛みの強弱がない

・胸が痛い

・癌がある

・ステロイドを使った治療をしたことがある

・HIVに感染している

・栄養状態が悪い(「病気のせいで長期間にわたり食事が不十分な高齢者」「お酒しか口に入れてないアル中患者」といった極端なケースを想定したものです)

・予期せぬ体重減少(定義的には「6~12か月の間で5%の減少」とされますが、所謂「病的な痩せ方」だと思っていただければいいと思います)

・広範な神経症状(急に足に力が入らなくなった・尿が出なくなったなど)

・背骨の変形(曲がったりなど)

・発熱

問診の際、詳しく症状を話せるように、メモしたものを持っていくとよいでしょう。

 (2)温める、冷やす

体の重心の偏りを自覚している、何かにぶつけたなど、原因がはっきりわかっている場合は、患部を温め、血行を促すことで痛みが和らぎます。

また、急性の痛みの場合は、何らかの炎症を起こしている可能性があるので、冷やして炎症を抑えることで痛みを軽くすることができます。

(3)筋肉をリラックスさせる

整体院や、カイロプラクティックなどで筋肉をほぐしてもらうのもよいでしょう。腰痛のほとんどが筋肉の緊張からくるものと言われています。

5)左腰が痛い3つの予防ポイント

(1)食生活の見直し

内臓に病気を起こす原因は日々の食生活が原因と言われています。

特にアルコールの過剰摂取や脂肪分の多く含む食事は体に負担をかけてしまいます。病気の予防にはバランスの取れた食事を摂るようにしましょう。

 (2)日常の姿勢を見直す

痛みを引き起こす骨格異常は、日々の生活の姿勢が体に負担を与えてしまっています。頬杖、足を組むなどは骨格を曲げて、体の左右バランスを崩してしまいます。

体の片側だけに重心が傾かないよう、日頃から姿勢には常に心がけることで、腰痛予防のみならず体のバランスが整い、健康に過ごすことができます。

(3)適度な運動とストレッチ

運動も過剰に行うことで腰痛を引き起こしてしまいますので、腰痛予防の為の運動であれば、腰に負担のかからない簡単な運動でも効果を実感できます。

また、運動後にストレッチを行うことで血行を良くし、筋肉をほぐして腰痛の予防につながります。くれぐれも痛みを感じたら無理をせず、痛みがひくまで安静になさってください。

(4)急激な動きを避ける

重いものを急に持ち上げたり、朝布団から急に飛び起きたりといった行動は、腰周辺の筋肉や靭帯を痛めてしまう恐れがあります。

重いものは体に密着させてゆっくり持ち上げる、朝は布団で大きく体をほぐすストレッチをしてから起き上がるなど、普段の生活から気をつけるようにしましょう。



今回のまとめ

1)腰痛の中でも、左側に痛みが限られている場合は、内臓疾患の可能性がある

2)左側の腰が痛む場合は、腎臓・骨盤内の病気の可能性がある

3)体の重心を意識し、左側に偏っている場合には重心を中央に意識してもってくる

4)腹部の筋肉を鍛えることで、骨格を正常に保つことができる

5)同じ姿勢でいることにより筋肉が硬くなってしまうため、定期的に筋肉をほぐすストレッチをするとよい

6)腰痛のほとんどは筋肉の緊張によるものといわれている

7)慢性的な痛みから解放されるには、同じ姿勢を避けること、デスクワークなら30分に一度程度ストレッチするとよい

内臓疾患の恐れがある場合には、放っておかずになるべく早い時期に病院へいくことをお勧めいたします。