寝違えをして痛めている女性

朝、目が覚めてみると、首から肩甲骨の辺りにかけて痛みがあったり、首を回せなくなることって誰でも経験があると思います。でもあまりにも長く治らない時は根本的に生活習慣を見直す必要があるかもしれません。

今回は寝違えが治らない原因・対処・治療・予防法などをお伝えします。 



寝違えが治らない3大理由!対処・治療・予防法


1)寝違えの4つの代表的症状とは 

(1)朝起きた時の首から肩、背中にかけての痛み 

(2)首を回したり、横を向く、下を向く時に痛みが出る 

(3)酷い場合にはズキズキと疼くような痛み 

(4)手がしびれる 

2)寝違えの6大原因 

(1)変な姿勢で寝る 

布団で寝ないでソファーで寝てしまった場合や、テレビを見ていてそのまま寝てしまった場合(寝落ち)、窮屈な姿勢で寝ていたりすることで起こります。 

(2)冷え 

冬の寒い時期に布団をかけずに寝ていたり、夏でもエアコンのガンガン効いた部屋で薄着で寝ていたりすることによって、首や肩周りが冷やされることで起こります。 

(3)肩こり・首こり 

長時間のデスクワークなど、同じ姿勢で長いこといると首や肩の筋肉が硬直します。そんな特に外力がかかることによって筋線維が断裂することによって発症します。 

(4)筋疲労 

運動のし過ぎによって、首や肩に過度の負担がかかることによって、寝違えと同じような症状が出ます。 

(5)睡眠不足 

寝ている間というのは修復作業が行われていますが、その時間が足りないことによって修復が追いつかず、寝違えとなって現れます。 

(6)アルコール 

お酒をたくさん飲むと覚醒作用により睡眠が浅くなります。また、泥酔状態だと変な姿勢のまま動かずに寝てしまい、寝違えやすくなります。 

3)寝違えが治らない3つの理由とは 

(1)睡眠不足 

体を回復させるのは副交感神経の働きで、それが優位になるのが寝ている時です。そのため、睡眠時間が短いと修復機能が十分に働かず、寝違えが長引くこととなってしまいます。 

(2)過労 

長時間のデスクワークなど、首や肩に負担がかかる仕事を続けていると、寝違えの症状が慢性化してしまいます。 

(3)寝具 

枕の高さが自分の頚椎カーブに合っていなくて、寝ている間に首や肩の筋肉が緊張したり、布団が柔らかすぎて、無意識の寝返りが出来ない可能性があります。 

Doctor showing his notes to his patient

4)寝違えが治らない場合への5つの対処法 

(1)保温  

寝違えを急性期はともかく、痛みが長期にわたって続く場合には保温が第一です。患部を蒸しタオルで温めたり、おふろにゆっくりと浸かって血行を促進し、回復を促します。 

(2)シップ 

痛みがあまりにも強い場合には一時的にシップや塗り薬を用います。ただし、長い目で見ると逆効果になる可能性があるので、あくまでも我慢できない時だけにしましょう。 

(3)マッサージ 

急性期はやらない方が良いですが、慢性的な痛みの場合はマッサージが有効です。血行を促進することにより痛みを緩和できます。 

(4)ストレッチ 

やはり慢性的に痛みが続く場合には、首や肩の筋肉が緊張していることがほとんどなので、ストレッチや軽い運動をする事により、血行を促進して痛みを緩和します。 

(5)痛みどめ 

あまりおすすめできる方法ではないですが、耐えられないほどの痛みがある場合には痛みどめを服用するのも効果的です。 

5)寝違えが治らない場合に考えられる3つの病気 

(1)頚椎椎間板ヘルニア 

首の骨と骨の間にあるクッションがすり減ることで神経圧迫を起こしている場合です。手のしびれを伴うことがよくあります。 

(2)頚椎症 

頚椎から腕に行く神経が圧迫されて起こります。最初は肩こりとの判別が難しいですが、徐々に腕にも痛みが出たり、脱力感や冷えを感じるようになります。 

(3)肩関節周囲炎 

いわゆる五十肩といわれるものです。ある日突然腕が上がらなくなったと言う人が多いですが、ほとんどの場合で慢性症状の積み重ねによって起こっています。 

※「寝違え」「病気」で検索すると、しばしば「くも膜下出血」が出てきますが、くも膜下出血の場合、突然の殴打されたような痛みが数十秒から1分以内にピークを迎えます。 

なので、長く続いている寝違えの場合には該当しませんので、不要な心配をしないようにして下さい。

ただ、首や肩の慢性的なコリが結果的にくも膜下出血につながることはありますので、心配な方は一度検査するとよいでしょう。 

Chiropractor and patient looking at a model of a spine

6) 寝違えの痛みが気になる場合の5つの治療方法 

寝違えの場合、通常は整形外科や整骨院を受診します。長期にわたって治らない場合は、整体院やカイロプラクティック、マッサージなどの手段もあります。 

保険のきく整形外科や整骨院の場合は、3割負担で初回が1,000円~1,200円ほどの所が多いようです。 

(1)低周波治療 

患部に低周波を流すことで血液とリンパの流れを促進し、症状の回復を図ります。 

(2)温熱療法 

罨法(あんぽう)と言って、患部を蒸したタオルなどで温めて血行を促進し、改善を促します。 

(3)牽引 

頭を上に引っ張ることにより、頚椎を伸ばして神経圧迫の除去を図ります。 

(4)テーピング 

キネシオテープやスパイラルテープをもちいてテーピングをし、首や肩の筋肉の補助とします。 

(5)マイクロ波 

マイクロ波といわれる電磁波を患部に照射することで、内部から温めて症状の改善を促します。 

7)寝違えへ未然にできる3つの予防ポイント 

(1)睡眠の改善 

寝違えは当たり前ですが寝ている間に起こりますので、睡眠の習慣と環境を見直すことが必要です。まずは枕や布団などの寝具を、寝返りが自然に出来るものに改めます。 

そして、起床の14時間後には明かりを少し落として、パソコンやスマホで目を刺激しないようにして、良質な睡眠をとれるようにします。 

(2)保温 

お風呂にゆっくりつかってしたり、患部を温めることによって血液の循環を良くして、そもそも寝違えしない体にしていくことが大事です。 

(3)運動 

大人になると特に上半身、中でも肩周りの筋肉を動かすことが減ってきますので、腕をぐるぐる回したり、公園の鉄棒にぶら下がるなど、肩甲骨の可動範囲を広げることが寝違えの予防につながります。 



今回のまとめ 

1)寝違えの4つの代表的症状とは、あさ起きた時の首から肩、背中にかけての痛み、首を回したり、横を向く、下を向く時に痛みが出る、酷い場合にはズキズキと疼くような痛み、手がしびれることです。 

2)寝違えの7大原因は、変な姿勢で寝る、冷え、肩こり・首こり、筋疲労、睡眠不足、アルコールです。 

3)寝違えが治らない◯つの理由とは、睡眠不足、過労、寝具です。 

4)寝違えが治らない場合への5つの対処法は、保温、シップ、マッサージ、ストレッチ、痛みどめです。 

5)寝違えが治らない場合に考えられる3つの病気は、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症、肩関節周囲炎です。 

6) 寝違えの痛みが気になる場合の5つの治療方法は、低周波治療、温熱療法、牽引、テーピング、マイクロ波です。 

7)寝違えへ未然にできる3つの予防ポイントは、睡眠の改善、保温、運動です。