足の診察を行う男性の医者

最近、特になんでもなかったのに急に片足がしびれ出したという方いらっしゃるのではないでしょうか。でもあまり気にせず、いつも通り日常生活を過ごされている方も多いでしょう。

しかし病気のサインかもしれません。今回は、片足がしびれる原因・病気の可能性・対処方法をご紹介します。



片足がしびれる6大原因!症状・治療方法とは


1) 片足がしびれる6つの代表的症状とは

(1) めまい

片足のしびれと共に、めまいなどが起こることがあります。その他、ろれつが回らないなどの症状も見られることがあります。

(2) 痛み

腰や頭の部分などに痛みが生じてから、片足のしびれに移行することなどがあります。

(3) 息苦しさ

息苦しさを感じたり呼吸が浅くなることにより片足にしびれを感じることがあります。

(4) 感覚異常

熱い冷たいなど、触れても感じなくなる症状がでることがあります。

(5) 運動障害

足に力がはいらなくなったり、歩行がしずらくなったり動かせなくなることがあります。

(6) 知覚異常

ピリピリした感じや触れるとくすぐったいような感じジワリジワリとした感覚が続いたり数分で消失する場合もあります。

2) 片足がしびれる6大原因

(1) 正座「同じ姿勢」

長時間正座したり、同じ姿勢をしていたりするとしびれることがあります。それは血行不良から生じるものです。

(2) 腰痛

腰痛などにより、片足にしびれが生じることがあります。腰椎に通っている左右のどちらかの神経が圧迫されることにより生じることもあります。腰痛持ちだからと市販のシップを貼って過ごしたりしているとしびれや痛みがひどくなり、隠れた病気が潜んでいるかもしれません。

(3) 冷え

冷えることで、血行が悪くなりしびれることがあります。

(4) 病気

急な片足のしびれやなどには、いろんな箇所の病気が潜んでいることがあります。何かおかしいなど思ったら受診することをお勧めします。

(5) 手術後後遺症

脊椎や脳の手術後に神経的なしびれが残ることもあります。後遺症の片麻痺などでもしびれが続くこともあります。

(6) 頭痛

頭痛が続いていたり、急な頭痛から片足のしびれが生じることがあります。

3) 片足がしびれる症状への5つの対処方法

(1) 重心をずらす

同じ姿勢を長時間保たなければならない時など、体重が下半身にかかる場合重心をずらしたりすることによって血流なども変わりますのでしびれずらくなるでしょう。

(2) マッサージ

入浴時や入浴後などにマッサージをすることによって、血流がよくなりしびれが軽減されるでしょう。

(3) 腰に負担をかけない

腰に負担がかかりすぎることによって、しびれがでることがありますのでなるべく負担をかけないように過ごしましょう。

重い物を持つ時など腰だけを曲げて持とうとするのではなく、腰を落とししゃがんだ状態で持つようにしましょう。

(4) 受診

片足がしびれる、でも何科に受診したらいいのかわからないという方もたくさんいらっしゃると思います。まずは近くの医療機関に電話をして何科を受診するのがベストかなど説明を受けてから受診しましょう。

(5) タバコを控える

タバコにより、血管は細くなり血流も悪くなります。全身に影響し、いろんな病気の原因にもつながります。本数を減らしたり、禁煙に挑戦したりしてみましょう。

※上記の対処方法はあくまでも一時の対処方法となります。症状が続く場合や、異変を感じていらっしゃる場合は、すぐに専門機関で診察を受けましょう。

Woman with migraine in doctor's office

4) 片足のしびれが続く場合に考えられる5種類の病気

(1) 脊柱管狭窄症

腰の臀部にある足につながる根元の左右どちらかの神経が圧迫されることにより、片足のしびれや、痛みなどが生じる病気です。歩行時に引きずって歩いたり、歩いたり休んだりを繰り返して歩行する特徴がみられます。

(2) 脳梗塞

脳内血管が詰まり血液中の栄養や酸素が脳細胞に届かなくなり脳内細胞組織が壊死してしまう病気です。

左脳か右脳のどちらかに脳梗塞が発生し進行した部位によっては片足にしびれが生じたり、その他言語障害など起こることがあります。重度では死亡する可能性もあるので注意が必要です。

(3) 椎間板ヘルニア

背骨にある椎間板という軟骨が飛び出し、神経を圧迫することにより激痛やしびれなどが生じる病気です。

初期症状では、腰痛やしびれなどからはじまり次第に体を少し動かしただけでも激痛を生じ寝たきりなるなど重病ともいえる病気です。

(4) パニック障害

突然原因不明な不安に襲われ、不安発作を繰り返す精神疾患の1つです。

その中の症状に過呼吸などがあり息苦しくなり、息を吐くことができても吸うことが難しくなり、一時的に脳に酸素が届きずらくなりしびれや震えなど生じることが起きる病気です。

(5) 下肢静脈瘤

心臓に血液を戻すための静脈の血管内の弁が機能しなくなり、逆流し血管が膨らんでしまう病気です。

足のふくらはぎの部分に青く血管が浮き出てきたり、外見など気にする女性や立ち仕事をしている方などに多い病気です。

心臓に戻れなくなり、流れなくなった血液が固まり血栓となると死亡率の高い循環器疾患や脳血管障害などに進展することもある、ほってはおけない病気です。

むくみやしびれ、かゆみなど皮膚表面などに変化など見られた場合受診をお勧めします。

5) 足がしびれる場合にすべき4つの検査方法

(1) 超音波検査

循環器内科へ受診することをお勧めします。超音波によって血管内の血流や機能していない弁などの場所を特定することができます。エコーによる簡単な検査です。

(2) CT検査

脳神経外科や総合病院にて検査可能です。問診にて説明し、脳血管障害や脊椎の病気などが疑われた場合などに行われます。

X線にて頭部や腰部を撮影し、撮影した画像を輪切りにして、処理された画像を見て病変箇所などを特定していきます。

造影剤など注入することにより脳血管障害なども特定できるようになります。円状の検査機の中に入る為、閉所恐怖症の方は事前に説明し対応してもらうことをお勧めします。

(3) MRI検査

脳神経外科や総合病院などで検査可能です。頭部や腰部CT検査よりも、鮮明な画像処理により、いろんな角度から検査箇所を見ることができる検査です。

病変や病気がはっきりと映し出される為、医師も診断しやすい検査です。X線検査とは違い、微量の被ばくもなく安心ですが、固定され狭い円状の空間に入る為閉所恐怖症の方は説明することをお勧めします。

強力な磁石などが使用されている為、事前説明にてネックレスや装飾品など外してくださいなどがあります。浴衣のような検査着に着替える為、検査中寒く感じることがあります。

(4) 問診

原因不明な不安に襲われたり、息が苦しくなったり過呼吸などでしびれなどが出てきた場合など心療内科や精神科など受診することをお勧めします。

問診や説明だけでも診てもらえますが、身体の検査などで異常が見られなかった場合などに受診すると精神科医も診断しやすくなります。

MRI machine is ready to research in a hospital

6) 足がしびれる場合にすべき6つの治療方法

(1) 薬物療法

痛み止めや筋肉の緊張をほぐす薬などが処方されます。用法容量を守り服用し、医師と相談しながら薬の調整などを行っていただきましょう。

パニック障害などからくる精神的な分野では抗不安薬が処方されます。頓服などとしても可能ですが依存性があったりするので、医師と相談しながら服用しましょう。

(2) 認知行動療法

精神的な分野で広く使われている療法です。考え方に重点を置き、もののとらえ方から生まれる考えそして行動。その中の考え方を変えていく療法です。

(3) ブロック注射

痛みのある脊椎の部位に麻酔薬を注入します。痛みやしびれなどが一時的になくなりますが、通院することになります。

(4) 温熱療法

ホットバックというホッカイロが大きくなったような物を部位に当て、温める療法です。温めることによって痛みなど軽減され、しびれなどにも効果的です。

(5) 運動療法

お尻の筋肉や体の中心にある筋肉を鍛えることで痛みを軽減させる療法です。理学療法士と組み相談しながら行えます。家でできるトレーニングなども説明されるので積極的に取り組みましょう。

(6) 手術

椎間板ヘルニアの場合、保存治療で対処できる患者のほうが多いのですが、手術が必要な患者もいます。病院選びや医師が少ない現状もありますが、難しい手術でもあります。

患部の椎間板を取り、そこに上と下の脊椎を結合させるという術式です。脊柱管狭窄症の場合、狭窄している部位の周りの骨を削り狭窄している脊柱管を拡げて、神経の圧迫を防ぐ術式です。

7) 足のしびれへの5つの予防ポイント

(1) 入浴

足のしびれや痛みは血行が悪くなることにより起こります。湯船につかることによって血行が促進され軽減されることがあります。入浴中などに、ふくらはぎなどマッサージするとより効果がみられるでしょう。

(2) 食生活改善

野菜中心に食事をとるなど3食食べるようにするなど工夫してみましょう。暴飲暴食などによって、今問題視されている糖尿病予群などでも足のしびれなどが起こる為、食事などに気を配るようにしましょう。

(3) 締め付ける服は避ける

自分のサイズより小さい服などで、締め付けるられることにより足のしびれなどが起こります。また靴下などで締め付けすぎても、しびれやむくみの原因にもつながりますので、気をつけるようにしましょう。

(4) 足を上げて休息

立ち仕事やパソコン作業などで、同じ姿勢などにより血行が悪くなることがあります。腰から下が重いなど感じる方もいるでしょう。

休憩時間などで、クッションなどを下に置き足を上げた状態で横になってみましょう。下半身に溜まっていた血液が戻りやすくなり、下半身の疲れやしびれなどもとれるでしょう。

(5) 温シップ

腰の痛みやしびれが続くようなら受診をお勧めしますが、時間がなかなか作れない時など温シップを貼り腰部を温めましょう。

コルセットなどは自己判断で巻くと逆に痛みやしびれにつながることがあるので、受診したときの医師の指示にしたがいましょう。



今回のまとめ

1) 片足がしびれる6つの代表的症状とは

2) 片足がしびれる6大原因

3) 片足がしびれる症状への5つの対処方法

4) 片足のしびれが続く場合に考えられる5種類の病気

5) 足がしびれる場合にすべき4つの検査方法

6) 足がしびれる場合にすべき6つの治療方法

7) 足のしびれへの5つの予防ポイント