カルテを確認する医者とナース

背骨が痛い、市販の痛み止め薬を飲んだり、湿布を貼って様子を見ているけどなかなか治らなくて心配・・。

そんな方は自己判断でどうにかしようとせずに、病院受診した方が良いかもしれません。今回は背骨が痛い原因・症状・病気の可能性・治療法などをご紹介します。



背骨が痛い症状への3つの治療方法!原因・予防法とは


1)背骨の痛みの5つの種類と症状とは

(1)両側の肩甲骨の間のあたりの背骨が痛い

(2)腰に近い方の背骨が痛い

(3)背部の上半身、肩や首を含めて背骨が痛い

(4)背骨含めた背中全体が鈍く痛み、その痛みがなかなかとれない

(5)背中から身体の中心に何かに刺されたように激しく背骨が痛む

2)背骨がひどく痛い場合の3大原因

(1)背部側の筋肉のコリや痛み

背骨が痛いようで、実は背骨周辺や背部に位置する筋肉のコリだったり、筋肉の痛みが原因だったりします。

長時間のパソコン仕事など、同じ姿勢が続いたり、気づかないうちに猫背ぎみになって背中が正しい姿勢を保てなくなったことが原因になる場合があります。

(2)背骨や腰骨などの骨・神経に関する箇所の異常

背骨や腰骨などの骨の以上や、骨周辺の軟骨系の部位、その周辺の神経に関する異常で、背骨がひどく痛い原因になっている場合があります。

(3)骨や血液系の病気

背骨の痛みだと思っていたら、実は背骨そのものやその周辺が病気を発症していたり、血液系の病気が原因になって背骨がひどく痛む場合があります。

放置しておくと重症な病気に進む可能性もあり注意が必要です。

3)背骨の痛みへの対処方法とは

(1)温める

背骨の痛みの原因にもよりますが、背部側の筋肉のコリや、背骨周辺の神経に起因する場合は、身体を温めることで痛みの対処方法となる場合があります。

身体が温まることで血行が良くなり、コリや神経系の痛みがやわらぐ効果が期待できます。

(2)ストレッチやマッサージを受ける

背骨の痛みの原因にもよりますが、背部側の筋肉のコリや筋肉系の痛みが原因である場合は、ストレッチをしたり、マッサージを受けることで背骨の痛みの対処方法となる場合があります。

ただし痛みの原因が骨や神経に起因すると予想される場合はかえって痛みが増したり、症状をひどくする場合があるので注意してください。

(3)病院受診する

背骨の痛みの原因がハッキリしない場合は、病院受診することが何よりの対処方法になります。背骨の痛みの原因は素人判断をしないで、病院を受診し、原因をハッキリさせた方が良いでしょう。

原因がハッキリすれば痛みに対する治療方法(対処方法)もその原因に合わせた対応をすることができます。

Wear view of patient with back pain

4)背骨の痛みから考えられる6種類の病気

(1)胸椎椎間板関節症

胸椎という文字から「胸」を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、胸椎とは背骨の上半身側(胸の後ろあたりに位置する背骨)の骨のことを言います。

この胸椎や胸椎の骨と、骨との間にある椎間板に異常を生じて痛みを発症する病気です。

(2)頚椎椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの頚椎(首の骨)版だと思っていただけるとよいかと思います。

頚椎(首の骨)の間の椎間板が定位置より飛び出して、周辺の神経に影響を及ぼして、痛みやしびれを発症する病気です。

(3)脊柱管狭窄症

背骨の骨のズレなどにより、背骨の中を走る脊柱管が狭くなり、神経に影響を及ぼして、痛みやしびれを発症する病気です。

加齢にともなって発症することが多いと言われています。

(4)黄色靭帯骨化症

難病にも指定されている病気です。脊髄の後ろにある靭帯が固く厚くなり(骨化して)神経を圧迫する病気です。背骨の痛みの他、足のしびれなどが症状として出現します。

(5)多発性骨髄腫(血液系のガン)

本来、人間の身体を守るべき細胞がガン化してしまう病気です。背骨や腰の痛みが続く場合に、発症している危険があり注意が必要です。

(6)脊椎腫瘍・脊髄腫瘍(背骨のガン)

背骨のガン、背骨の中のガンとも言える病気です。痛み方としては、鈍くしつこい痛みが続くと言われています。早期発見が難しいという危険があり注意が必要です。

5)気になる場合にすべき検査方法

診療科目の選び方は難しいところですが、初診は整形外科を受診すると良いでしょう。

整形外科を受診すると、骨や骨に関連している症状なのか、それ以外の症状なのかがハッキリするので、骨や骨に関連していない病気が疑われる場合は整形外科から専門の医療機関への紹介状が発行される場合があります。

(1)レントゲン(X線)撮影検査

背骨の痛い部分にX線をあてて骨の状態を撮影します。骨のズレなどがあれば発見しやすい検査です。

(2)MRI検査

背骨の痛みの原因が骨の周辺や神経系に起因すると考えられる場合に、患部に電磁波をあてて、より詳しく画像化して状態を見る検査です。

(3)血液検査

背骨の痛みの原因が骨や神経以外の病気が疑われる場合は、血液検査が用いられる場合があります。骨髄腫や腫瘍系の病気は、血液一般検査以上の詳しい検査が、必要になる場合もあり、血液検査データの解析に

1〜2週間程度かかる場合があります。

Doctor showing xray to his patient

6)気になる場合にすべき治療方法

(1)薬物療法

内服薬や外用薬を用いて、痛みの軽減を図る治療方法です。背骨の痛みの原因にもよりますが、まずは痛みを軽減することが目的となります。

原因そのものをやっつける治療にはならないことも多いという点をご理解ください。

(2)理学療法

背骨の痛みの原因にもよりますが、リハビリ専門職によるストレッチやマッサージなどを受けたり、専門の医療機器を用いて、身体を伸ばしたり(牽引)したりする治療方法です。

(3)手術

背骨の痛みに対して手術で治療する場合があります。ただし背骨の痛みの原因によって、用いられる手術の方法はまちまちです。

手術方法や入院期間も異なるので、詳しくは担当医に相談すると良いでしょう。

7)背骨の痛みへ日常からできる予防習慣とは

(1)ストレッチをする

背骨の痛みの原因にもよりますが、気がつかないうちに背骨に負担の、かかる姿勢を長時間とっている場合があります。

ストレッチを適度に取り入れることは、背骨の痛みへ日常からできる予防習慣となります。

(2)休養を十分に取る

背骨の痛みの原因の多くは、休養を十分に取ることが日常からできる予防習慣となります。

休養を十分に取ることで背骨にかかる負担が軽減できたり、休養は万病の予防とも言えるので、骨髄腫や腫瘍系などの予防習慣にも結びつきます。



今回のまとめ

1)背骨の痛みの5つの種類と症状とは

2)背骨がひどく痛い場合の3大原因

3)背骨の痛みへの3つの対処方法

4)背骨の痛みから考えられる6種類の病気

5)気になる場合にすべき検査方法

6)気になる場合にすべき治療方法

7)背骨の痛みへ日常からできる予防習慣とは