腰痛の男性患者

みなさん、重い物を持つ時などまえかがみになった時に腰に痛みを感じたことはありませんか。

また持続的に腰に痛みを感じ過ごされている方もいると思います。今回は、前かがみになった時の腰痛の原因・症状・対処法や病気についてご紹介します。



前かがみで現れる6種類の腰痛!対処・治療方法とは


1) 前かがみになってしまう5大原因とは

(1) 筋力低下

腰や背中の筋力が低下している方は、まえかがみになりやすくなります。

(2) 骨の形状の変化

高齢者の方が前かがみになり歩行している姿を見かけることがあると思いまますが、高齢になるにつれて、骨の形状や筋力低下や筋肉の萎縮が原因で前かがみになることがあります。痛みがない場合もあります。

(3) 季節的原因

冬や寒い季節などに身体を温めようと自然に前かがみになることがあります。痛みがないことがありますが、感覚が麻痺したりすることがあります。寒い季節によくあります。

(4) 姿勢が悪い

猫背など姿勢が悪いことや姿勢が悪くなる作業している方は、前かがみになったときなどに痛が出やすくなることがあります。

(5) 病的原因

骨の病気や痛みを軽減する為自然に前かがみの体制になってしまうことがあります。腹痛が起きた時など、前かがみになると痛みが和らぐことがあることと同じです。

2) 前かがみで現れる腰痛の代表的症状とは

(1) 痛み

前かがみになった時だけでなく、身体「背中、腰、下肢」に痛みが出ることがあります。

(2) 痺れ

痛みと共に「下肢、手足、首周り」に痺れが出ることがあります。

(3) 熱感

腰の部位などが熱を持ったように熱く感じることがあります。

(4) 歩きにくい

引きずって歩いたり、上記の症状が出た場合に片方の足どちらかをカバーするような歩き方になることがあります。歩行ができなくなる場合もあります。

(5) 腰部が重く感じる

骨盤や腰回りが重く感じることがあります。持続的に出ることがあります。

3) 前かがみで腰痛が現れる2大原因とは

(1) 腰に負担をかける

腰だけで前かがみになり物を持とうとしたり、腰に負担がかかる作業をしてる方は急な腰痛や持続的な腰痛に悩まされることがあります。

(2) 病的原因

腰椎や脊椎の骨の病気や腰や下肢の病気によって前かがみになったり、少し背中を曲げただけでも上記の症状が出ることがあります。

Doctor having conversation with his patient l

4) 前かがみでの腰痛が続く場合に考えられる6種類の病気

(1) 脊椎管狭窄症

腰の臀部にある足につながる根元の左右どちらかの神経が圧迫されることにより、片足のしびれや、痛みなどが生じる病気です。歩行時に引きずって歩いたり、歩いたり休んだりを繰り返して歩行する特徴がみられます。

(2) 椎間板ヘルニア

背骨にある椎間板という軟骨が飛び出し、神経を圧迫することにより激痛やしびれなどが生じる病気です。初期症状では、腰痛やしびれなどからはじまり次第に体を少し動かしただけでも激痛を生じ寝たきりなるなど重病ともいえる病気です。

(3) 坐骨神経痛

坐骨神経という、腰部から足にある神経が圧迫されたりすることによって、足の裏の痺れや全体の痺れなど起こることがあり、痛みも伴う為辛い病気です。

(4) 頸椎症

首の骨の神経が圧迫され痛みを生じる病気です。初期症状では、肩こりから痛みや痺れが出てきます。重度になると首の骨の変形が出現することがあります。

(5) 頸椎椎間板ヘルニア

頸椎にある骨と骨の間にある椎間板という軟骨が飛び出し神経が圧迫されることにより痛みや痺れが出る病気です。骨が変形し前かがみのような状態になることがあります。

(6) 分離症

腰部の骨と骨が離れて分離してしまい、腰痛や痺れが生じる病気です。背中を伸ばした時に痛みが出ることがありますが、前かがみになった時にも痛みがでることがあります。

5) 前かがみ姿勢を矯正する方法とは

(1) コルセット

市販でも腰痛など抑えるコルセットが販売されています。整形外科などでも、出してもらうこともできます。コルセットを巻くことによって、前かがみの姿勢が矯正されることがありますが、痛みや痺れなどがある場合は病院へ受診し医師と相談してから使用するようにしましょう。

(2) 背筋を鍛える

背筋を鍛えることによって、姿勢が良くなることがあります。1日5~10分程、無理しない程度にトレーニングすることで矯正効果が得られます。

(3) ストレッチ

骨盤や背中など胸を反らしたり戻したりと椅子に座り簡単にできるストレッチを入浴後などにすると姿勢など良くなる矯正効果が得られます。

(4) バランスボール

リハビリでも使用されていますが、市販でも販売されています。バランスボールというボールに座り、骨盤の歪みからくる姿勢の乱れなどを矯正する方法です。臀部筋からいろんな筋肉も鍛えられ、継続することで矯正効果が得られます。

6) 痛みが気になる場合にすべき検査方法とは

(1) レントゲン検査

X線撮影により腰部や頸部の骨の状態を見たい時に行われます。小さい整形外科で問診の後に流れとして行われることがあります。整形外科や総合病院へ受診することをお勧めします。

(2)CT検査

脊椎や頸椎の病気などが疑われた場合などに行われます。X線にて腰部や頸部を撮影し、撮影した画像を輪切りにして、処理された画像を見て病変箇所などを特定していきます。

造影剤など注入することにより脳血管障害なども特定できるようになります。円状の検査機の中に入る為、閉所恐怖症の方は事前に説明し対応してもらうことをお勧めします。総合病院の整形外科を受診することをお勧めします。

(2) MRI検査

腰部や頸部の状態を見たい時に行われます。CT検査よりも、鮮明な画像処理により、いろんな角度から検査箇所を見ることができる検査です。病変や病気がはっきりと映し出される為、医師も診断しやすい検査です。

X線検査とは違い、微量の被ばくもなく安心ですが、固定され狭い円状の空間に入る為閉所恐怖症の方は説明することをお勧めします。強力な磁石などが使用されている為、事前説明にてネックレスや装飾品など外してくださいなどがあります。

浴衣のような検査着に着替える為、検査中寒く感じることがあります。総合病院の整形外科を受診することをお勧めします。

MRI machine is ready to research in a hospital

7) 痛みが気になる場合にすべき治療方法とは

(1) 薬物療法

鎮痛剤や筋肉をほぐす薬など症状に合わせて様子を見ていく治療法です。定期的に通院が必要になります。副作用や効果がない場合などはすぐに受診し医師と相談し調整してもらいましょう。

(2) リハビリ

痛みを緩和したり筋力向上や維持を目的とした治療法です。バランボールやけん引など状態に合わせた器具を使い、薬物療法と合わせ治療していく治療法です。通院の時に効果あるかないかなど医師に説明し相談しながら行っていきます。

(3) ブロック注射

痛みのある脊椎の部位に麻酔薬を注入します。痛みやしびれなどが一時的になくなりますが、通院することになります。

(4) 手術

椎間板ヘルニアの場合、保存治療で対処できる患者のほうが多いのですが、手術が必要な患者もいます。病院選びや医師が少ない現状もありますが、難しい手術でもあります。患部の椎間板を取り、そこに上と下の脊椎を結合させるという術式です。

脊柱管狭窄症の場合、狭窄している部位の周りの骨を削り狭窄している脊柱管を拡げて、神経の圧迫を防ぐ術式です。医師や家族と相談し決断しましょう。

8) 前かがみの腰痛へ未然にできる5つの予防ポイント

(1) コルセット使用

腰に負担をかける作業をする時はコルセットを使用して、負担が軽減されるようにしましょう。

(2) ストレッチ

入浴後など、筋肉や筋を伸ばすようストレットをしてみましょう。毎日行うことで、姿勢が良くなったり、腰痛予防にもつながります。

(3) 作業時の注意

重い荷物を持つ時などは、腰だけで持つのをやめましょう。しゃがみ、腰を落としてから物を持つようにすると腰痛など予防することができます。

(4) 姿勢を良く意識

椅子に座って作業する時や歩行時など姿勢や歩き方も意識して行動するようにしましょう。

(5) 筋トレ

「背筋、胸筋、腹筋」を鍛えるようにすると前かがみになることや腰痛の予防にもなりますのでお勧めします。無理はしないように、少しずつ量を増やしていきましょう。



今回のまとめ

1)前かがみになってしまう5大原因とは

2)前かがみで現れる腰痛の代表的な症状とは

3)前かがみで腰痛が現れる2大原因とは

4)前かがみでの腰痛が続く場合に考えられる6種類の病気

5)前かがみ姿勢を矯正する方法とは

6)痛みが気になる場合にすべき検査方法とは

7)膝の外側の痛みが気になる場合の治療方法とは

8)前かがみの腰痛へ未然にできる5つの予防ポイント