膝の検査を行う医者

普段の生活の中で膝の裏側の痛みから日常生活に支障が出て何かの病気ではないかと心配になったことはありませんか。

今回の記事では、膝の裏側が痛い原因や考えられる病気、痛みが気になる場合にすべき治療方法などについて紹介します。



膝の裏側が痛い3大原因!考えられる病気・治療方法とは


1)膝の裏側が痛い3大原因とは

(1)軟骨がすり減っている・変形している

関節軟骨が、すり減りや変形を起こすことによって炎症を発症し、膝の痛みとしてあらわれることがあります。

(2)腰痛から

腰から脚へ伸びる座骨神経が圧迫されることで、腰だけでなく膝にも痛みが発症することがあります。

また、腰の痛みをかばうことが体全体のバランスが崩れて、膝への負担が大きくなり膝の痛みの原因になることがあります。

(3)半月板の損傷

半月板は、膝にある軟骨組織であり損傷することで膝に痛みを感じることがあります。

2)膝の裏側の痛みの種類と症状の違い

(1)筋肉痛により痛む

(2)膝の裏側が全体的に痛む

(3)徐々に痛みが増していく

(4)膝裏を指で押すと強く痛む、皮膚が熱を持っている

3)膝の裏側が痛い症状が続く場合に考えられる6種類の病気

(1)反張膝

反張膝は、膝が真っ直ぐ以上に伸び反り返っている状態といわれています。症状は、膝が反り返っている状態なので膝に大きな負担がかかります。

膝への大きな負担から、膝関節の炎症や骨の変形を発症し膝に痛みの症状が出ます。

(2)ベーカー嚢腫

ベーカー嚢腫は、膝の後ろにある滑液包という袋に炎症が発症し、袋に水がたまることで生ずる腫瘤ができている状態です。

症状は、膝の裏側が腫れる、膝を曲げ伸ばししている時の圧迫感や違和感があります。痛みはあまり感じないようですが、滑液包の水が増える、破れるなどで痛みを発症することがあるようです。

(3)関節リウマチ

関節リウマチは、関節の内側を覆っている滑膜という膜が炎症を起こす病気です。症状は、関節の痛みや関節炎による腫れなどを発症します。また、発熱や食欲不振、全身倦怠感などの全身症状を発症することもあります。

(4)坐骨神経痛

坐骨神経痛は、坐骨神経が圧迫されることで発症する症状です。症状は、太ももの裏、ふくらはぎ、お尻などで痛みの症状を発症します。痛み方は一部分だけが痛むや足全体に痛みが発症することがあるようです。

(5)下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、下肢である足の静脈に血が溜まり血管が膨らむ病気です。症状は、下肢のだるさやうっ血感、疼痛、浮腫などの症状を発症します。

(6)痛風

痛風は、尿酸血が結晶化し関節内に付着して炎症を発症する病気です。膝や足の指に痛みや熱を感じる、足の指に変形が見られるといった症状がみられます。

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4)膝の裏側が痛い症状への3つの対処方法

(1)安静

膝の裏が痛い時に無理に動こうとすると、膝に負担がかかってしまい痛みに良くありません。痛みがある時は、無理に動こうとせずなるべく安静にしましょう。

また、歩くときなどはサポーターやテーピングにより、痛みが少ない状態にして歩くようにしましょう。

(2)冷却

腫れがあれば炎症を発症しているので、炎症による痛みを軽減させるためにもアイシングなどで腫れている部分の熱を取ることは痛みに効果があります。

(3)病院へ

膝の裏の痛みの原因をはっきりしていなければ適切な対処はできません。膝の裏の痛みで日常生活に支障が出るようならば、病院受診で適切な処置をしてもらうようにしましょう。

5)痛みが気になる場合にすべき検査方法とは

(1)問診

いつからやどのように、どのあたりが痛むのかなど症状についての質問があります。

(2)視診

痛みを発症している場所の皮膚の状態や筋肉の状態、足の形などを目で見て確認します。

(3)触診

患部に熱があるか、押した時の反応、動かした時の反応などを確認します。

(4)血液検査

血液を採取して、血液成分から炎症反応がないかを検査します。

(5)関節液検査

膝に水があるようであれば、関節液を採取して色や成分を確認します。

(6)画像検査

画像により膝の内部に異常がないかを確認します。画像検査には、X線検査、CT検査、MRI検査、造影検査、関節鏡検査などがあります。

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6)痛みが気になる場合にすべき治療方法とは

(1)温熱療法

温熱療法では、膝の血行を良くすることで痛みのもととなる物質を取り除きやすくします。また温熱により、筋肉や関節のこわばりをとり動かしやすくします。

(2)運動療法

運動療法では、膝周りの靭帯や筋肉などの組織を鍛えることで関節の負担を減らし、ストレッチにより関節の動きをスムーズにします。

(3)薬物療法

薬により膝の痛みを解消、和らげる治療法です。薬物療法には、外用薬、内服薬、薬物注射があり膝の痛み方などにより薬物療法は使い分けられます。

(4)手術療法

手術療法は、温熱療法、運動療法、薬物療法などの治療を行なっても症状が改善されず日常生活に支障が出ている場合には、手術療法により治療することがあります。手術療法には、関節鏡視下郭清術、人工関節置換術、後位膝骨骨切り術があります。

7)膝の裏側が痛い症状への3つの予防習慣とは

(1)食習慣

食べ過ぎや食事の回数の不規則、眠る前の食事は肥満につながりその結果膝に負担がかかってしまうので痛みに良くありません。

膝の負担を増やさないためにも、野菜などバランスの良い食事をとり規則正しい食生活を送ることが肥満および膝の裏側の痛みの予防になります。

(2)生活習慣

日常生活で和式トイレや正座など膝を深く曲げる行動は、膝に大きな負担がかかってしまいます。

座る時などには、洋式トイレや椅子などを使い立ち上がる時に膝に負担があまりかからないようにすることが、膝の裏側の痛みの予防になります。

また、身体が冷えていることは血行が悪くなり、膝の裏側の痛みに良くありません。日頃から膝を温めておくことは、血行を良くすることになり痛みの予防になります。

(3)運動習慣

膝周りの筋肉や靭帯などを筋肉トレーニングすることで、膝を支える力が強くなるだけでなく血行も良くなり、膝への負担が減るので痛み予防に効果があります。

また、継続してトレーニングを続けることは将来起きるかもしれない膝の裏側の痛みに対して高い予防効果が期待できます。ただし、無理にトレーニングを行なうと逆に筋肉を疲弊させて痛みが増すことになるので運動には注意が必要です。



今回のまとめ

1)膝の裏側が痛い3大原因

2)膝の裏側の痛みの種類と症状の違い

3)膝の裏側が痛い症状が続く場合に考えられる6種類の病気

4)膝の裏側が痛い症状への3つの対処方法

5)痛みが気になる場合にすべき検査方法とは

6)痛みが気になる場合にすべき治療方法とは

7)膝の裏側が痛い症状への3つの予防習慣とは