Woman hand touch on pain knee.

急に過激なスポーツをする、慣れていない運動を無理してやったりすると膝などの関節を痛めることは誰でもあるでしょう。しかし、そうでもないのに膝が痛む場合、思いもしない病気が原因かもしれません。そんな膝が痛い症状から考えられる病気、対処方法、予防方法をご紹介します。



要チェック!膝が痛い時に注意すべき3大病気!対処方法とは


1)要チェック!膝が痛い場合に考えられる3種類の病気とは

(1)痛風

痛風は言葉の通り、風邪に吹かれただけで痛みを感じることから名付けられた病気で、昔は少なかったようですが、近年、食事の変化によりよく耳にするようになった生活習慣病の1つです。

・代表的な症状

初期症状としては足の親指に締め付けられるような激しい痛みを伴います。何もしない場合は2~3日続く場合がありますが、その後は嘘のように回復します。そのまま放置すると一定期間の間隔をおいて再度同じ症状があり、その際は足の親指以外にも肘や膝などの関節に痛みを伴い、腫れるといわれています。痛みを発する間隔は短くなり、そのままにしておくと腎臓にも症状が出始め、尿毒症になるといわれています。

・考えられる原因

動物性たんぱく質や脂質を多く摂取することが原因で発症する知られていますが、他にもプリン体の取り過ぎ、ストレスや運動不足が原因の場合もあります。血液中の尿酸が増加することが痛みや腎臓機能の低下につながるといわれています。

・応急処置としてできる対処方法

対処方法1:病院にいく

まず痛みがでればすぐに医師にいき、痛みは痛風によるものかをはっきりさせる必要があります。関節の痛みは毎日の運動の負担からくるものもあるため、自己判断で原因を明確にするのは不可能です。専門家の意見を聞きましょう。

対処方法2:水を多く摂取する

痛みは血液中の尿酸が増加したことが原因と述べましたが、尿酸値があがる理由の1つに水分不足も考えられます。夏はもちろん、冬も水分をとることを心がけましょう。

・専門家で行われる治療方法

薬の服用が主に行われます。薬といっても種類は大きく3つあり、尿酸の量が体内で過剰になる場合、尿酸の排泄量が低下する場合、どちらも原因の3つで、それぞれのタイプによって薬を使い分ける必要があります。また、尿酸値を上昇させる食事を制限するといった食事療法を平行して行う場合が多いです。治療期間は症状の度合いによって差がありますので医師に相談するようにしましょう。

・日常からできる予防ポイント

予防ポイント1:栄養バランスの取れた食事

生活習慣病は全てといっていいほど食事が原因であり、かつ食事を改善することでよくなるまたは進行をとめることができるといわれています。主食(ご飯やパン)、副食(肉、魚など)、副菜×2(みそ汁、サラダなど)と一般的にいわれているバランスの取れた食事を常に意識するようにしましょう。脂分の多い、ラーメンやステーキ、またアルコールなどの摂取は控える必要があります。

予防ポイント2:水分を摂取

オフィスワークをやっている人が多い、最近ではいつのまにか脱水症状になっている人が夏だけに限らず、冬も多いといわれています。1日2リットル以上は摂取するように心がけ、尿酸の排泄を適度にするようにしましょう。

doctor giving pills to woman at hospital

(2)関節リウマチ

自分自身の防衛反応が逆に働き、自分の関節組織にダメージを与え、炎症を起こしてしまうこの病気は男性よりも女性の多く、特に30代~はなりやすいといわれています。

・代表的な症状

初期症状として、最初に手や手首の関節がこわばることがあります。その後、膝や肘などの他の関節がこわばり、痛みを伴いはじめます。腫れが出ても放置していると膝の皿に指先くらいのしこりができる場合があります。

・考えられる原因

冒頭で述べたように、原因は自分自身の関節組織を自分で傷づけてしまい、炎症を起こすこととされていますが、なぜそうなるかの理由は特定されていないのが現状です。ストレスやホルモンバランスの変化が関係しているともいわれています。

・応急処置としてできる対処方法

基本的に関節リウマチの場合は温めることが推奨されています。温めることで血行を抑止、筋肉の硬直を和らげることで痛みも減ります。但し、炎症が強く、腫れている場合は温めると炎症悪化の原因にもなりかねないため、その場合は冷やし炎症が和らぐのを待つ必要があります。炎症かどうか、わからない場合は医師に相談をして上で対処しましょう。

・専門家で行われる治療方法

薬物の服用が基本となります。炎症がある場合は炎症を抑える薬を服用し、同時に免疫の過剰反応を抑えるために免疫調整剤を服用することになる場合が多いです。関節リウマチにすぐに効果がでるものではなく、少しずつ弱い薬から強い薬へと切り替えていく方法が主流といわれています。期間や薬の種類、副作用に関しては医師に事前に確認を取るようにしましょう。

・日常からできる予防ポイント

運動不足で関節を使わないと関節が弱体化していく要因となるので無理のない程度で適度に運動をするようにしましょう。ジョギングやヨガなどは関節リウマチになりやすい女性の間で流行っていますが、それでも関節に痛みを感じる場合はプールで歩くなどの運動を定期的にするようにしましょう。

female patient's knee joint dynamic test carried out with the use of an ultrasound

(3)関節水腫

関節水腫は軟骨がすり減ることで、そこから生じたカスが関節を包む関節包を刺激し炎症を起こすとともに、膝関節の中に関節液が溜まる状態をいいます。

・代表的な症状

膝の皿を押したときに浮いたような感触があり、ぐらつきやいつもより動きが悪いように感じます。また、膝が重く、だるいといった症状や腫れて痛みを伴う場合もあります。

・考えられる原因

軟骨がすり減ることで起きるこの病気ですが、すり減る原因は主に2つあります。1つは加齢により骨が脆くなり、すり減りやすくなること。2つ目は運動などでケガをする、または衝撃が与えられたことですり減ります。

・応急処置としてできる対処方法

この病気は、早期発見し、すぐに治療をすることが重要となります。そのため、対処方法の以前に膝に水が溜まっていないかを定期的にチェックするようにしましょう。チェックの方法としては膝の皿を手でおし、プヨプヨしているかです。また、血液が溜まっている場合もあるため、その場合は血行をよくすることが対処方法となります。膝に異常があるとわかり次第、早い段階で医師に診てもらい原因を明確にしましょう。

・専門家で行われる治療方法

まず、水を抜く治療が注射を使用して、行われます。しかし、これは一時的な治療に過ぎず、再発を予防するためには薬物治療により、炎症を失くす必要があります。薬によっては副作用が強いものもあるため、期間含めて医師に確認するようにしましょう。その他にヒアルロン酸の注射や、骨の形に異常がある場合は手術で骨を正しい形にする治療も行われます。

・日常からできる予防ポイント  

膝への負担が高い状態が続くと関節水腫の症状を悪化させる原因となります。そのため、肥満気味の人は痩せて、膝に負担をかけすぎないようにすること。運動や外仕事が多い人は膝に負担をかけすぎないような動きを心がけましょう。膝サポータを利用することで負担はかなり軽減されるといわれています。

2)3つの症状チェック!どんな症状が現れると病気を疑うべきか?

(1)膝の感触がおかしい

膝の皿を触った時にいつもと違い、何かが液体のようなものが入っていると感じる場合や血液または関節水が溜まっている可能性があります。手で皿を押してみることで大抵はわかります。

(2)膝以外にも肘や手首などの関節が痛い

膝に違和感や痛みが出始めた場合は他の関節に異常がないかも確認しましょう。手首や首、肘や指の関節にも異常がある場合は病気の可能性があります。

(3)痛みが3日以上続く

膝に感じていた違和感が痛みに代わり、3日しても消えない場合は病気を疑いましょう。原因を明確にすることが大切であり、迅速に病院で診察をするようにしましょう。

Doctor taking notes about patient

3)習慣を整えよう!一般的な膝の痛みへの3つの予防習慣

(1)適度な運動

運動は体の関節の負担を高めるというイメージを持っている人はいるかもしれませんが、適度で無理のない運動は体の血行を高め、骨を強くする効果もあります。朝のジョギングや定期的にヨガに通う、通勤時は階段を利用するなど意識し、運動を生活の中に取り入れるようにしましょう。体に痛みが出始めた場合は、痛みが落ち着くまでは運動は控えましょう。

(2)ストレスを溜めない

ストレスにより、自律神経に異常をきたすと体全体の血行が悪くなり、栄養が十分に行き届かなくなるどころか免疫機能にも影響をもたらします。日々の生活の中でストレスを感じることがあってもすぐに切り替える、週末に楽しい予定をいれてそれを楽しみにする、ぬるめの湯舟に15分以上毎日つかるなどして体の緊張を取るようにしましょう。

(3)バランスの取れた食事

肥満やバランスの悪い食事は血液中の成分に大きく影響を与えます。ピザやステーキなど偏食になりすぎず、和食中心かつ、魚や野菜を取り入れた食事を1日3回、きちんと摂取するようにしましょう。



今回のまとめ

1)要チェック!膝が痛い場合に考えられる4種類の病気とは

2)3つの症状チェック!どんな症状が現れると病気を疑うべきか?

3)習慣を整えよう!一般的な膝の痛みへの3つの予防習慣