患者の問診を行っているドクター

寝違える経験は誰でもあると思います。しかし、寝違えた影響で体に痛みがあり仕事や家事に支障が出ることも多くないですよね。悪いときは1週間近く痛みが継続する場合もあります。そんな寝違えによる体の痛みの中でも今回は背中の痛みについて紹介します。



寝違えて背中が痛い・・試したい3大対処法と予防のコツ


1)寝違えでの背中の痛みの代表的な症状とは

(1)背中の上部が痛い

起床時に痛みを伴い、痛みは背中の上部部分に感じる場合があります。この際に首または肩甲骨周辺にも痛みも感じる場合があります。

(2)背中の下部が痛い

背中の下部または腰周辺に痛みを感じます。下部の痛みの場合は背中全体の痛みまたはお腹にも痛みを伴う場合があります。

2)何が原因か・・寝違えで背中が痛む3大原因とメカニズム

(1)睡眠時の姿勢

睡眠時の姿勢が悪いことで睡眠時間中背中に負担をかけ、起床時に痛みを伴う場合があります。但し、背中の痛みを伴う姿勢は通常寝る姿勢で起こることは稀であり、机やいすで寝てしまったことで痛みを伴うことが多いようです。

(2)ストレス

ストレスを溜めているとことによって筋肉が通常より硬直し、それが原因で寝違えをしやすくなる場合があります。

(3)寝具

日常的に使用している寝具が自分の体にとっては固すぎるまたは柔らかすぎる、または枕の高さが合わないなど各個人の体によって合うものと合わないものがあります。合わないものを長期的に使用していると多い人で週に1回は寝違いを起こす可能性があります。

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3)自分でできることは?症状への4つの対処方法

(1)冷やす

寝違えの痛みの原因は筋肉の炎症が大きく関与している場合があります。痛みがひどい場合は痛みがある箇所をアイスバックなどで冷やし痛みが落ち着くのを待ちましょう。長時間冷やすと血行が悪くなり筋肉が硬直するので30分を目安に冷やしましょう

(2)ストレッチ

肩甲骨の辺りから痛みがひどい場合は、筋肉を周辺の筋肉をほぐすことで痛みを和らげる効果があります。手を背中で合わせ上下に5秒ごとに動かしてみましょう。タオルを使い、背中から前へ両手を使い動かす動作も肩甲骨の筋肉をほぐすのに効果があるといえます。

(3)休息

痛みがあるうちに仕事や家事で体を動かすと症状を悪化させ、痛みが長引く場合があります。寝違えたその日は痛みがあるような動作を控えなるべく休息をとるようにしましょう。

(4)ツボ押し

寝違えに聞くツボを押すことで症状を和らげる場合もあります。「落枕」と呼ばれるこのツボは手の人差し指と中指の間にある水かきの奥にあり、親指の腹と人差し指の側面で押すことで軽く痛みを感じる部分が「落枕」となります。

4)症状が続く場合は・・可能性のある3種類の病気とは

(1)頸椎椎間板ヘルニア

脊髄を中に収めている骨のことを頸椎といわれています。頸椎は上から7つあり、この頸椎の間には椎間板と呼ばれる組織があるのですが、この頸椎がなんらかの理由で破損、壊れることで脊髄や神経が圧迫され痛みを伴います。寝違いと間違えわれやすく、2~3週間以上痛みがあり、手足に痺れの症状も表れるのが特徴です。

(2)くも膜下出血

脳を覆う膜の下に出血があるとくも膜下出血といわれますが脳を通る血管である脳動脈が破裂したことで発生します。脳の内部に栄養を送る血管もあるため、破裂した血管によっては死に至る可能性もある怖い病気です。

(3)頸椎椎間関節症

首にある関節が強く圧迫、または無理な動きをすることで異常があり、神経にも影響を与え痛みを及ぼす影病気です。椎間関節の痛みはその周辺にある神経にも影響を及ぼすので首だけでなく、首の周り背中まで痛みを及ぼす場合があります。首を動かすことで痛みが強くなることが特徴であり、手のしびれなども及ぼします。

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5)病気の場合に・・専門家で行う可能性のある検査・治療方法

(1)CTスキャン

X線を使用して、脳内部の画像をみることで脳の中にある脳脊髄液に血液が混ざっていないかを調べます。出血の量が少ないくわかりづらい場合はMRIまたは脳脊髄液を直接注射器で取り出し、血液が混ざっていないかを調べる場合もあります。費用は問診も含め1万以上かかる場合があります。

(2)レントゲン検査

X線を使用して骨や関節の異常を調べる一般的な検査です。骨や関節に異常がある場合、当検査で調べることができます。費用は3000円ほどですぐに結果もでます。

6)生活習慣で予防を!寝違えでの背中の痛みへの3つの予防習慣

(1)枕の高さを確認

日常使用している寝具の中でも枕の高さが自分に合っていない場合は寝違えを起こしやすいといわれています。横向きになったときに自分の肩と首までの高さと枕の高さがあっているかを確認をしましょう。高すぎても低すぎても負担がかかるため、一番楽だと思う感じる高さを探しましょう。

(2)ストレスを溜めない

ストレスを溜めることによって筋肉は硬直します。硬直した状態で睡眠をとると負担がかかり炎症を伴う場合があります。睡眠前には35~38度ほどのお湯で15分以上は浸かり半身浴をすると体中の血行がよくなり全体の筋肉も緩まった状態で質の高い睡眠をとれることが期待されます。

(3)お風呂上りのストレッチ

体が生まれつき固い人は変な姿勢で寝ると寝違いになりやすいといわれています。少しでも体を柔らかくする努力をしましょう。お風呂上りで体が温かく、筋肉が和らいでいる状態で足や背中、首の筋を伸ばすことで徐々に体は柔らかくなります。毎日15分、お風呂上りのストレッチを生活に取り入れてみましょう。



今回のまとめ

1)症状の解説!寝違えでの背中の痛みの代表的な症状とは

2)何が原因か・・寝違えで背中が痛む3大原因とメカニズム

3)自分でできることは?症状への4つの対処方法

4)症状が続く場合は・・可能性のある3種類の病気とは

5)病気の場合に・・専門家で行う可能性のある検査・治療方法

6)生活習慣で予防を!寝違えでの背中の痛みへの3つの予防習慣