足の治療を行っている医者

鼠径部、なんて読むのか難しい感じですよね。そけいぶ、と読みます。足の付け根辺りのことを言います。鼠径部が痛くなったことはないでしょうか。ちょっとしたことで痛くなる部分かもしれません。そんな鼠径部の痛みについてご紹介します。



鼠径部に痛みが?注意したい病気と8大原因を解説


1)そもそも鼠径部とは何?構造や役割とは

鼠径部というのは、簡単に言うと…ギャグの『コマネチ』の辺りのことを言います。わからない方は、ビートたけしさんのコマネチというギャグで調べてみてくださいね。

左右大腿部の付け根にある溝の内側にある下腹部の三角形状の部分になります。恥骨の左右の外側、股関節の前方部分になります。股間を構成するのになくてはならない一つです。

2)どんな症状が現れる?鼠径部が痛い場合の代表的な症状

鼠径部が痛い場合、歩行が困難になることもあります。そのため日常生活も困難になったりするのです。鼠径部は体を動かすための筋肉が密集しているところで、痛みや違和感を非常に感じやすくなっています。鼠径部の痛みといえ、場所によっても痛み方、原因が違うことがあります。

3)どうして痛むの?痛みの8大原因とは

(1)坐骨神経痛

高齢になるにつれ、体内のコラーゲンが減ってくることにより、関節軟骨のコラーゲンもすり減ってくるため、骨がずれやすくなります。グルコサミン、コラーゲン、コンドロイチンの成分を摂取するといいでしょう。

(2)変形性股関節症

鼠径部だけではなく、お尻、太もも、膝に痛みを感じる場合もあります。同じ姿勢を長時間とっていたり、激しいスポーツによって骨がずれてきたり、年齢が進むにつれ軟骨がすり減ることで発症します。

(3)鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアは腹部の下の方の鼠径部分に損傷が起こる症状です。お腹を覆っている腹膜が飛び出してくるなどがあります。命に関わる病気になる場合があります。

(4)バージャー病

血行不良から起きる症状になります。鼠径部が痛む以外に、痺れたり足や手の血色が悪くなるのが特徴です。喫煙をしている人に多くなります。

(5)グロインペイン症候群

スポーツをしている人の中に足の付け根が痛む症状を訴える人が多いのですが、主に内転筋腱の損傷、スポーツヘルニア、腸腰筋の機能障害など、恥骨部分に過激なストレスがかかることによって発症するスポーツ障害になります。

(6)糖尿病

糖尿病によって痛む場合は、初期症状になり、しびれを伴う場合があります。しびれを感じたり、手足の先まで血液が行っていないと感じることがあれば、早急に病院を受診してください。

(7)日常生活の乱れ

無理な姿勢を長時間保つことにより痛みが出ます。硬い床の上での長時間の立ち仕事、長時間の正座、常に姿勢が悪い、片方の方ばかりに重い荷物の負担をかけるなどが原因と考えられます。

(8)ランニング障害

走る場所が硬いコンクリートのところばかりになってしまうと、負担が大きくなります。走る動作が、短いジャンプ動作の繰り返しによるものになるので、その衝撃が足の裏から全身へとかかってしまうのが原因と考えられます。

4)試せる応急処置とは?試したい対処方法とは

太ももの内側の筋肉を使うようにします。姿勢は猫背にならないように気を付け、骨盤が立っているように意識をします。何より正しい姿勢を意識することがとても重要になるようです。ストレッチで筋肉を伸ばしたり、マッサージでリンパを流すようにすることも鼠径部の痛みの軽減につながります。

女性の患者に説明をしている医師

5)これって何かの病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準

どこでどのように痛むのか、片側なのか、両側なのか、様々な判断がありますが、やはり痛みの期間が長いのは病院を受診する基準といえます。他には、痛みのせいで歩けなかったり、または日常の生活に支障が出たりする場合は、何か病気の可能性が高いです。そういった場合は医療機関を受診することが大切になってきます。

6)症状が続く場合は注意!考えられる4種類の病気とは

(1)坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰部から足にかけて伸びる坐骨神経が様々な原因によって、圧迫や刺激されることで出る痛みやしびれのことを言います。多くは、腰痛を発症したのちにお尻や太ももの後ろ、スネ、足先までしびれが現れるのです。姿勢の悪さからくるものが多いようです。

(2)変形性股関節症

関節軟骨という関節を滑らかに動かすためのクッションが何らかの理由ですり減ることにより、正しく機能しないことによって発症するのです。生まれつき股関節の作りに問題がある人が発症するケースがありますが、異常のない人も運動不足や廊下により変形性股関節症を発症する場合もあります。

(3)鼠径ヘルニア

脱腸とも言います。飛び出た腸が太ももの付け根から一部はみ出してしまっている場合があります。この場合、血液の流れが悪くなっている可能性もあるので早めに病院を受診することが重要です。

(4)糖尿病

足の付け根に痛みがあったり、足の付け根から先に痛みやしびれがある場合は疑われる病気です。痛み以外にも、喉がいつもより乾いたり、頻尿になる場合には注意が必要です。

7)専門家での検査を!痛みが気になる場合への検査・治療方法

(1)検査方法

医師の問診、また実際の触診の他、X線、超音波検査を行うことになります。場合によっては血液検査も行います。

(2)治療方法

自宅での療養、または内科療法が用いられるでしょう。自宅療養が最も多く、2~3週間ほど自宅で安静にし、運動を休止し、休息をとるようにします。痛み止めの薬を処方されることがあります。内科療法の場合は、骨折の場合です。骨を治すために外科手術が必要になる可能性もあります。

8)生活習慣から予防を!鼠径部の痛みへの予防習慣とは

規則正しい生活を心がけることが大切です。毎日のストレッチ、適度な運動、浴槽に浸かる、十分に睡眠をとるなど、普段から生活習慣を規則正しく保つことが大切です。そして、何より正しい姿勢を意識することが大切です。

長時間同じ姿勢でいない、足を組む癖をやめる、バッグを持つときは左右同じ割合で持つ、運動不足を避けるなどです。鼠径部の痛みは姿勢が引き起こすことが多いですので、姿勢の矯正をすることも大切でしょう。



今回のまとめ

1)そもそも鼠径部とは何?構造や役割とは

2)どんな症状が現れる?鼠径部が痛い場合の代表的な症状

3)どうして痛むの?痛みの8大原因とは

4)試せる応急処置とは?試したい対処方法とは

5)これって何かの病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準

6)症状が続く場合は注意!考えられる4種類の病気とは

7)専門家での検査を!痛みが気になる場合への検査・治療方法

8)生活習慣から予防を!鼠径部の痛みへの予防習慣とは