診察中にカルテを記入しているナース

背中が痛いという経験をしたことはありますか?普段の生活の中で背中が痛いことはあるかもしれませんが、背中が痛くて寝れないということはないでしょうか?私はよくあります。目が覚めてしまいます。そんな背中が痛くて寝れない状態についてご紹介します。



背中が痛くて眠れない?チェックすべき6大原因と対処法とは


1)どんな症状が?背中が痛くて眠れない場合の代表的な症状

背中が痛くて眠れない場合、背中の以下のような場所が痛くなります。背中の中央部の痛み・首から背中にかけての痛み・肩甲骨当たりの痛み・背中の中の方の痛み

このような背中の痛みの症状が現れます。他にも、1日中同じような姿勢でいたり、パソコン作業が長かったりすると背中が痛くなったりします。

2)痛むのはなぜ?背中が痛くて眠れない場合の6大原因とは

(1)筋肉疲労

普段、特別運動をしていない人が過度な運動をすることによって背中の筋肉が疲労してしまい痛みが現れることがあります。

背中に無理な負担がかかることで、急に背中が痛くなることがあります。

(2)加齢

年齢を重ねていくにつれて、筋力が低下してしまい血行が悪化することで肩こりが起こりやすくなってしまいます。それに重ね、椎間板の水分が失われてしまい、弾力がなくなるために衝撃に弱くなって痛みが出ることがあります。

(3)肩こりによるもの

背中の痛みの中で一番多いのが肩こりによるものです。肩こりは、首や肩、背中の筋肉の疲労のことをいいます。首から背中にかけて筋肉が緊張するために、血行が悪くなって筋肉に酸素が行かなくなります。

そうなることによって、乳酸などの疲労物質が増えて筋肉に炎症が発症して痛みが起こります。

(4)ゆがみによるもの

姿勢の悪さや病気やケガなどによって起こる骨格の歪みも背中の痛む原因になります。歪んでいることによって左右差が出るために、どちらかに負担がかかってしまい筋肉疲労を起こしてしまい痛みが出ます。

(5)病気によるもの

病気によって背中に痛みが出ることがあります。色々な病気が考えられますが、そんな病気については後程説明していきたいと思います。

(6)更年期障害によるもの

更年期障害といえば女性特有のものと思われることも多いのですが、男性にもあるものです。ホルモンバランスの崩れが原因と言われています。そんな、更年期障害の症状の中に背中の痛みがあります。

ホルモンバランスの崩れから、体温調節や自律神経の働きが乱れます。自律神経は血流と関係が深いです。そのため、血流が悪化し、筋肉に疲労が溜まるために肩こりや背中の痛みとなって現れます。

3)試せる処置はあるの?試してみたい対処方法とは

筋肉の疲労や血行不良が原因の場合が多い背中の痛みなので、軽いストレッチなどを行ってみるのも一つの方法です。また、血行を促進して背中の痛みを軽減させる方法もあります。

温熱療法がその一つです。貼るタイプの使い捨てカイロを衣服の上から貼ったり、蒸しタオルを背中に当てて温めたりするのもいいでしょう。

入浴で血行を促進する方法もあります。湯船につかりリラックスすることで全身の血行がよくなります。

4)これは病気の可能性も?病気かどうかの判断基準とは

一般的に背中の痛みの8割が筋肉痛、2割が病気と言われています。ストレッチをしたり、体を動かしたり、姿勢を変えることで背中の痛みが軽減される場合は、筋肉痛や背骨の異常の可能性が高いです。

しかし、膵炎の場合は体育座りのような姿勢を取ることで痛みが楽になったりします。その場合は背中以外にお腹に鈍痛がないか確認してみましょう。

その他、体制を変えたりストレッチをしても全く痛みが改善しない、または余計に痛くなった、背中の痛みと共に腹部に痛みがあったり、胸痛がある場合は病気の可能性があるので病院を受診しましょう。

デスクでパソコンを確認しているナース

5)症状が続く場合は要注意!考えられる4種類の病気とは

(1)椎間板ヘルニア

背骨と背骨の間に椎間板という場所があります。その椎間板が外に飛び出した時に神経を圧迫して痛みを引き起こす病気です。原因は、悪い姿勢のままでの作業や喫煙などです。

椎間板が飛び出した部分には激しい痛みとしびれが起こります。腰だけが痛いのではなく、背中にも凝りや痛みが発生する場合があります。

(2)狭心症

体内の動脈が狭くなってしまい、血流が滞ってしまうために心臓の筋肉まで酸素や栄養が行き渡らなくなる心臓の病気になります。胸痛や左腕や背中に数分から15分程痛みを感じる症状が見られます。

時間帯は深夜から明け方にかけて発生することが多いので、この時間帯に胸痛や背中の痛みがあった場合は、病院を受診するのがいいでしょう。

(3)脊椎腫瘍

脊椎に腫瘍ができる病気です。時間が経つにつれ痛む場所が変わっていくのと、痛みが徐々に強くなっていくのが特徴です。めまいやしびれが伴う場合はこの病気の可能性があります。

体を動かすと首筋や背中が痛む、手先や足先が痺れる、筋力が明らかに低下しているなどの症状がある場合は病院を受診しましょう。

(4)脊椎カリエス

結核菌が脊椎に感染してしまい、骨や椎間板を破壊したり壊死させてしまう病気です。結核の治療後、体内に残った菌が脊椎に感染したり、結核を患っている人との接触などで発症します。高齢者や乳幼児などの免疫力の低い人が感染しやすいです。

初期では、背中や腰を動かしたときに痛みを感じるほどですが、重くなってくると、夜に強い痛みがあったり、微熱を伴います。また、進行すると、下半身麻痺や排尿障害になったりします。

6)気になる場合は専門家へ!症状への検査・治療方法

(1)検査方法

背中が痛い時は、ケースにより診てもらう科が異なります。腰や足の痺れがともにある場合や、明らかに打撲などのケガによるものの場合には整形外科を受診します。背中の痛みと同時に、胸痛や腹痛がある場合にはかかりつけの病院や内科を受診した方がいいでしょう。

検査は、レントゲン、CT、MRIの画像診断と場合によっては血液検査を行う場合もあるでしょう。症状と視診次第で検査方法が変わってきます。

(2)治療方法

治療方法にはいくつかの方法があります。安静にし、患部を固定する安静療法。器具を使い、患部を引っ張って筋肉の緊張をほぐす、理学療法。

電気治療器などを患部にあてて温めて血行を改善する、温熱療法。痛みを抑える消炎鎮痛剤や筋肉の緊張をほぐす筋弛緩薬などを処方される、薬物療法などがあります。

7)生活習慣を整えよう!背中が痛くて眠れない症状への予防習慣とは

(1)正しい姿勢を気に掛ける

日頃から正しい立ち方、座り方に気を付けることが大切です。そして、ずっと同じ姿勢でいることも筋肉を披露させてしまう原因の一つとなります。ずっと同じ姿勢ではなく、たまには軽く体を動かしてみることも大切になります。

(2)適度な運動

日頃から運動不足だと感じている方は、軽い運動を取り入れてみるのも一つの方法です。いきなり負荷の大きい運動はお勧めできないので、ウォーキングなどの軽い運動をオススメします。

ウォーキングの時間が取れない場合は、家事などをこなすのも一つの運動になります。

(3)ストレッチをする

ストレッチは簡単に行えて、気軽に筋肉の緊張をほぐすための気軽にできる方法です。ゆっくりとした動作、腹式呼吸で行うことで一層効果が高まります。首や肩、背中や腰のストレッチをすると楽になるでしょう。

(4)入浴方法を考えてみる

入浴方法の一つの違いで、様々な効果がみられます。半身浴を行ったり、温冷交代浴を行うといいでしょう。半身浴は、ぬるめのお湯にみぞおち辺りまで20分~30分程浸かる方法です。温冷交代浴は、温かいお風呂と冷たいシャワーを交互に繰り返す入浴法です。

ぬるめのお湯に10分程使った後、20度ほどのシャワーを手足や肩にかけて、さらに湯船につかります。これを繰り返すことで、血管が収縮と拡張を繰り返すため血行が良くなります。ただ、冷たいシャワーを体にかけるときには胸にかけるのはやめましょう。心臓がびっくりしてしまいます。



今回のまとめ

1)どんな症状が?背中が痛くて眠れない場合の代表的な症状

2)痛むのはなぜ?背中が痛くて眠れない場合の6大原因とは

3)試せる処置はあるの?試してみたい対処方法とは

4)これは病気の可能性も?病気かどうかの判断基準とは

5)症状が続く場合は要注意!考えられる4種類の病気とは

6)気になる場合は専門家へ!症状への検査・治療方法

7)生活習慣を整えよう!背中が痛くて眠れない症状への予防習慣とは