足を痛めている女性

足の指がつる症状は、ただ単に痛いというだけではなく、筋肉や関節だけの問題ではない場合があります。

足の指がつる症状を放置していたら、実は重篤な病気にかかっていたなんてことにもなりかねません。今回は足の指がつる5大原因と病気の可能性をご紹介します。



【要チェック】足の指がつるのはなぜ?5種類の病気とは


1)症状をチェック!足の指がつる場合の代表的な症状

足の指がつる種類・症状を5つご紹介します。

(1)運動の最中に足の親指周辺の筋肉がキューッとしまるような症状と痛みを感じる

(2)運動後にリラックスしていたつもりだが、上記同様の症状と痛みを感じる

(3)足の小指付近が内側に曲がるように筋肉が固まっていく症状と痛みを感じる

(4)睡眠中に足の親指または小指が痛く固まる感じがあり目が覚める

(5)足の親指の付け根付近がとにかく痛い

2)なぜつるの?考えられる5大原因とは

(1)足の筋肉疲労

足の筋肉を使い続けて筋肉疲労が進むと、ふくらはぎがつりやすくなりますが、同時進行で足の指もつりやすくなります。

(2)体内におけるミネラルバランスの崩れ

足の筋肉を使い続けて筋肉疲労が進むと、カルシウムやナトリウムなどのミネラル分が消費されます。

また運動などにより脱水症状が起きると、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが不足してミネラルバランスが崩れます。

筋肉や神経の動きを調整するミネラルの働きが乱れるので、足や足の指の筋肉が異常な状態になり、足の指がつる原因となります。

(3)神経伝達のしくみに異常が生じている

血行不良などで神経の働きが鈍り、神経伝達のしくみに異常を生じて、足の指がつる原因となります。

(4)栄養や酸素の必要量が足先まで運べていない

血行不良などにより栄養や酸素の必要量が足先まで運べておらず、足の指がつる原因となります。

(5)病気

重大な病気の可能性があります。

3)病気の疑いも?可能性のある5種類の病気とは

(1)糖尿病

糖尿病は、神経障害を併せて発症することがあります。神経伝達のしくみに異常が生じて足の指がつる状態が長く続いているかもしれません。

足の指がつる状態と併せて喉のかわきなどを感じる場合も糖尿病の可能性が考えられます。様子を見る方法があります。

(2)椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアと聞くと、腰の激しい痛みを想像する方が多いと思いますが足のしびれや、ヘルニアになってしまった部分が神経を圧迫することで血行不良になり身体の冷えにつながります。

足がしびれることで、痛みやしびれをかばおうとして足の筋肉疲労を起こしたり神経の圧迫や冷えによって足の指がつることがあります。

(3)閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症は、手や足の血管が動脈硬化して、血管が狭くなったり血管が詰まったりして血液の流れが悪くなり、

手や足へ必要な栄養や酸素を運ぶことができなくなる病気です。手足にさまざまな障害が現れ、足の指がつる状態が長く続く場合があります。

(4)脊柱管狭窄症

背骨に囲まれた管(脊柱管)には様々な神経が走っていますが、脊柱管の周りの骨のずれやねじれ、椎間板などの変形などにより脊柱管が部分的に狭くなる病気です。神経が圧迫され血行不良を起こし、腰痛や手足のしびれが生じます。足の指がつる状態が長く続く場合があります。

(5)甲状腺機能低下症

甲状腺機能の低下により身体全体の代謝が低下することで、身体の様々な機能が低下する病気です。心臓の機能が低下し血行不良を起こすことがあったり、疲労感をともなうこともあったりするので足の指がつる状態が長く続く場合があります。

Serious doctors looking at a set of X-ray in an office

4)試せる処置はある?症状への対処方法

(1)つった指をゆっくり伸ばしていく

足の指がつる症状は痛みをともなっていることがほとんどなので、その指を急いで伸ばすのは余計に痛みを生じる場合があります。つった指をゆっくりと伸ばしていきます。

(2)温める

まずはつった足の指周辺を温めるようにします。その後、時間に余裕があれば足浴や半身浴などで身体全体を温め、血行を良くすることで足の指がつる症状へ対処することができます。

※症状が続く場合は、速やかに自己判断をせずに専門家を受診しましょう。

5)食事から予防を!足の指がつる症状へ摂取すべき栄養素

(1)カルシウム

牛乳、乳製品、小魚などに多く含まれています。

(2)マグネシウム

豆腐、納豆、ひじき、アーモンドなどに多く含まれています。

(3)ナトリウム

塩、醤油、梅干などに多く含まれていますが、塩分そのものを取り過ぎてしまう可能性も高いので摂取しすぎないように注意が必要です。

(4)カリウム

パセリ、ほうれん草、アボガド、バナナなどに多く含まれています。

6)症状が治らない場合への検査方法とは?

足の指がつる症状が気になる場合の検査方法は血液検査です。足の指がつる原因にもよりますが、最初の段階で多くの医師が血液検査を用います。

診療科目については何科にかかったらよいかわからなければ、初診では内科や総合診療科などを選択します。血液検査で原因が絞り込めれると、医師からより適切な診療科目を紹介される場合が多いです。

Male medicine doctor hand holding stethoscope head

7)どんな治療方法がある?行われる可能性のある治療方法

足の指がつる原因、病気によっても治療方法は異なりますので、必ず医師に相談し、医師の指示で治療を行うようにしましょう。

(1)食事療法

足の指がつる症状を改善するための栄養素を多く摂取することを目的とします。

(2)薬物療法

足の指がつる症状が薬で改善する病気の場合は、医師から薬が処方されます。その薬を用いながら様子を見ます。

(3)理学療法

足の指がつる症状が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などに起因する場合は、温めたり、電気をあてたり、専門職によるストレッチなどで様子を見ます。

(4)入院・手術

足の指がつる症状の度合いによっては、入院や手術が必要な場合があります。原因となっている病気にもよりますので、入院や手術の詳細が知りたい場合は必ず医師に相談、確認するようにしましょう。

8)生活習慣の改善を!足の指がつる症状への3つの予防習慣とは?

(1)食事内容に気をつける

栄養バランスの良い食事を心がけることが大前提ですが、足の指がつる症状が気になる場合はカルシウムやマグネシウムを積極的に摂取するようにします。

(2)休養を十分に取る

足の指がつる原因には筋肉が疲れている場合も考えられますし、病気に起因している場合は病気を未然に防ぐ上でも睡眠時間をきちんと確保して休養を十分に取ることが大切です。

(3)ストレッチやマッサージを生活の中に取り入れる

1日5分でも良いのでストレッチやマッサージを取り入れることで足の指がつる症状を未然に予防できます。



今回のまとめ

1)症状をチェック!足の指がつる場合の代表的な症状

2)なぜつるの?考えられる5大原因とは

3)病気の疑いも?可能性のある5種類の病気とは

4)試せる処置はある?症状への対処方法

5)食事から予防を!足の指がつる症状へ摂取すべき栄養素

6)症状が治らない場合への検査方法とは?

7)どんな治療方法がある?行われる可能性のある治療方法

8)生活習慣の改善を!足の指がつる症状への3つの予防習慣とは?