膝の治療を行っているドクター

膝の痛み。辛いですよね。その痛みの原因は軟骨にあるかもしれません。膝に痛みが出たら、どんな応急措置があるでしょう。また痛みが続く時どんな病院に行けば良いのでしょう。

膝の軟骨の役割を知って、膝の痛みを予防するにはどんな習慣を送れば良いのかご紹介します。



【膝痛】その膝の痛み軟骨が原因?痛みの3種類の原因とは


1)そもそも膝の軟骨とは?

(1)軟骨とは

軟骨とは弾力性のある体の組織で、軟骨細胞と基質からできています。

(2)場所・役割とは

人間の骨は自由に曲げ伸ばしができるように、骨のつなぎ目があります。それが関節です。その関節には硬い骨と骨とが直接ぶつからないように、軟骨がクッションの役割を果たすために覆っています。

軟骨があるために私たちは関節をスムーズに動かすことができます。

2)どんな痛みが?膝の軟骨に痛みがある場合の代表的な症状

膝の軟骨に関連して痛みが出る症状としては、まずは朝歩き始めたときや椅子から立ち上がるときにこわばりや痛みを感じるというものがあります。

また足を酷使した夕方などに痛みがあったり、しゃがんだ際に膝の裏が張るような感覚があったりすることもあります。

3)なぜ痛むの?膝の軟骨が痛い3大原因とは

(1)膝の軟骨のすり減り

膝の軟骨に関連して痛みが出る原因としては、変形性膝関節症があります。この症状は膝の軟骨がすり減ってしまうことによって発生します。

(2)半月板や靱帯の損傷

膝が痛いという症状では他の原因も考えられます。スポーツや肉体的な重労働を続けていた人が30代くらいになると、酷使してきた半月板や靱帯を損傷してしまっていることがあります。

(3)関節リュウマチ

膝の痛みとともに腫れがある場合には関節リュウマチの可能性があります。特に高齢者の場合にこの症状は出やすいです。

4)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは

(1)アイシング

膝を冷やすことで痛みを軽減することができます。これは炎症や打撲などによって膝に痛みが発生した場合に有効な方法で、膝を直接冷やすことによって感覚を鈍くするアイシングという方法です。

注意しなければならないのは、あくまでも一時的な措置であり慢性的に痛みを感じる場合にはアイシングをしてはいけません。

(2)サポーター装着

膝にサポーターを装着することで、膝の痛みを和らげることができます。これはサポーターが膝に掛かる負担を抑えてくれるからです。

ただし、痛みを感じる状態でサポーターを付けていても、長く動かし続けると膝に負担が掛かってしまうので一時的な対処に留めておいてください。

(3)鎮痛剤を飲む

どうしても膝の痛みが我慢できない場合には、鎮痛剤を飲むことで痛みを抑えることができます。

ただし、これも薬の力で痛みが軽減しているだけで、膝の負担が無くなっているわけではないので、痛みが抑えられている間も膝に負担が掛からないように行動することが必要です。

パソコンを確認している医者

5)これは病気の可能性も?病気かどうかの判断基準とは

膝の痛みあるばあい、その痛みが単なる疲労によるものなのか、何かの病気が原因なのかチェックしてみましょう。痛みを感じる部位をチェックすることである程度、痛みの原因を特定することができます。

ただし、自分で痛みを感じながら場所の特定をするのは難しい場合もあります。その場合には、素人判断をせず。専門家による診断を受けるようにしましょう。

(1)膝の上が痛い

膝の上が痛む場合は、腿の筋肉の使いすぎで、筋肉がこわばっている可能性があります。特に歩く時に違和感や鋭い痛みを感じる場合には、筋肉の使いすぎで疲労している状態なので安静にして休むようにしてください。

(2)膝の内側が痛い

膝の内側に痛みを感じる場合、体の姿勢や脚の歪みが原因の可能性があります。O脚だったり、歩き方が悪いと膝の内側に負担がかかり、痛みが発生します。この原因の場合は、特に歩いているときに痛みを感じます。

(3)膝の関節が痛い

膝を曲げたときに痛みを感じたり、階段の上り下りで痛みを感じる場合には、変形性膝関節症を発症している可能性があります。軽傷の場合には膝を動かした場合のみ痛みを感じるますが、悪化すると安静時にも痛みが出てしまいます。

6)症状が続く場合は要注意!考えられる3種類の病気とは

(1)変形性膝関節症

変形性膝関節症は、関節の機能が低下してしまい痛みを発生させる病気です。その原因は膝の軟骨のすり減りや骨の変形によるものです。特に高齢者になるほど発症しやすくなります。

(2)関節リュウマチ

関節リウマチは、何らかの原因で体の免疫機能に異常をきたしてしまい、炎症が起きることによって、関節が腫れて痛みを発生する病気です。中高年の特に女性で多く発症します。

(3)痛風

痛風は、血液中の尿酸値が高い状態が続き結晶化した尿酸が関節組織に沈着することで発症します。関節組織に沈着した尿酸は、関節内に遊離した際に炎症を起こし痛みが発生します。

痛風は突発的な激しい痛みが発生する特徴があります。尿酸の元になるプリン体の過剰摂取していたり、排出機能が低下していると痛風を発症しやすくなります。

7)気になる場合は専門医で受診を!症状への検査・治療方法

(1)検査方法

膝の痛みが気になる。膝の痛みが続くという場合、まずは整形外科で受診しましょう。そこで検査を行い、原因によってはでは対処できないため、内科やリハビリ科を受診することになります。

検査方法は問診や触診を行い、症状によってはレントゲン検査を行うことになります。

(2)治療方法

膝の痛みの原因を検査によって特定し治療を開始します。治療方法としては大きく保存的治療と手術治療とに分かれます。保存治療では、薬物療法、装具療法、理学療法といった方法があります。

薬物療法では、痛みや炎症を抑えるために鎮痛剤を使用したり、関節軟骨の保護修復を目的としてヒアルロン酸や関節内注射を行います。装具療法では、膝サポーターを装着して関節の矯正したり、関節への負担を軽減したりします。

理学療法では温熱パックや低周波電気などで刺激を与え、血行を改善します。症状が重度である場合には、手術治療を行う婆があります。手術内容としては、変形した骨の一部を切り取ったり、半月板を切除して整えたりといったことを行います。また関節の変形が著しい場合には、膝関節を人工関節に取り替える手術を行うこともあります。

8)習慣を整えよう!膝の軟骨が痛い症状への予防習慣とは

膝の軟骨が痛いという症状を予防するために有効な習慣があります。日常から正しい姿勢を意識して、膝に無理な負担を掛けないことが重要です。

また激しいスポーツを続けて疲労が蓄積されるような場合には、十分な休養と睡眠をとって脚を休めることも予防として有効です。

また膝の痛みを予防するためにサプリメントを活用するという手もあります。膝の痛みの予防には、グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンを積極的に摂取しましょう。



今回のまとめ

1)そもそも膝の軟骨とは?

2)どんな痛みが?膝の軟骨に痛みがある場合の代表的な症状

3)なぜ痛むの?膝の軟骨が痛い3大原因とは

4)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは

5)これは病気の可能性も?病気かどうかの判断基準とは

6)症状が続く場合は要注意!考えられる3種類の病気とは

7)気になる場合は専門医で受診を!症状への検査・治療方法

8)習慣を整えよう!膝の軟骨が痛い症状への予防習慣とは