急におしりがつった場合には、重い荷物を持っていたり、スポーツをしていたりなど、足腰に負担がかかるとなることがあります。
しかしそういった覚えがなく急におしりがつる場合なには、腰痛やそれ以外の疾患の可能性も考えられます。今回はおしりがつる原因や対処方法をお伝えします。
目次
【対処方法】急にお尻がつる?考えられる3種類の原因とは
1)そもそも「つる」とは?
筋肉が収縮、痙攣することで、自らの意志とは関係なく起こる症状です。足のふくらはぎがつる場合には、こむら返りと言う場合もあります。ひどいと痺れや筋肉の硬直などもあ起こり動かしにくくなります。
お尻がつる場合の多くは坐骨神経痛だといい、太腿の裏側とお尻の付け根付近や腰から脹脛にかけて痺れるような痛みが走ったり、突っ張るような感覚があります。
2)なぜつるの?おしりがつる3大原因とは
(1)激しいスポーツ
バスケットボールやバレーボールなどの跳んだりする競技や、腰を激しく捻ったりするような動きの激しいスポーツでは、腰や背中などに負担がかかりやすく坐骨神経を圧迫、刺激して、おしりがつったような症状が現れます。特に20代から30代に多いようです。
(2)ストレス
筋肉痛や腰痛があり肉体的ストレスが強い時に坐骨神経が刺激され、おしりがつったように感じる場合もあります。また、そのようなあ痛みが続いている時に精神的なストレスを受けることで症状が悪化する原因にもなります。
(3)加齢
加齢により背中や腰の骨などがすり減り、骨にズレが生じ坐骨神経が圧迫、刺激され、おしりにつったような痛みが出ます。中高年層40代、50代以上に多いといいます。
3)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは
(1)腰を温める
おしりがつったような状態で軽い腰痛を伴う場合には腰を温めることで治る場合があります。ただし、炎症が酷く熱をもつ時には逆効果の場合があるので注意しましょう。
(2)ゆっくりとストレッチ
おしりがつった状態の時に、ゆっくりと太腿を伸ばすストレッチをすると治る場合もあります。しかし、これは一時的なものでた都合がつき次第、病院へ行くことをおすすめします。
(3)湿布薬
おしりがつったような感覚があり激しい腰痛がある場合なには炎症がひどくなっている可能性があるので湿布薬を貼ることで痛みが和らぐ場合もあります。
※上記はあくまで応急処置であり治療とはいえないので、一度しっかり病院で診てもらうことをおすすめします。
4)病気かどうかのチェックと判断基準とは?
おしりがつった場合の病気の可能性についての判断基準を下記にあげるので参考にしてみてください。
腰痛を伴う・症状が長期間みられらる・スポーツで腰を痛めた覚えがある・中高年層である・歩行に支障が出るほどの違和感
5)症状が続く場合に考えられる4種類の病気とは
(1)腰部脊柱管狭窄症
背骨中央にある脊柱管が狭くなって脊髄や神経を圧迫、刺激する病気で、この病気には種類があり、治療もその種類で異なります。加齢が原因となることが多いため40代から50代以上の中高年層に多くみられます。
(2)椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアはスポーツや重い物を持つなどで負荷がかかり、脊髄と脊髄の間にあるクッションの役目をする椎間板が飛び出してしまう病気で、比較的若い20代から30代に多いといいます。
(3)腰椎分離すべり症
腰椎を構成している関節部分が分離してしまいバランスを崩しすべったようにズレる病気で、坐骨神経を圧迫、刺激し坐骨神経痛を引き起こす原因となります。
先天性と後天性とがあり、後天性ではスポーツなどで負担がかかることなどが原因とされ若いは人にもみられるといいます。
(4)腰椎変性すべり症
分離すべり症とは違い、加齢による骨や筋肉の衰えにより椎間板や椎間関節が変性することで腰椎がすべり坐骨神経を圧迫、刺激して起こるため中高年層に多くみられる病気です。
6)気になる場合に専門家で試したい検査・治療方法
(1)検査方法
脊椎の状態や炎症、腫瘍、筋肉や神経組織など、それぞれを調べるためにX線やさCT、MRI検査などが行われます。
(2)治療方法
治療法は症状の原因である病気によって異なります。
・腰部脊柱管狭窄症/椎間板ヘルニア
痛み止めや湿布薬、筋弛緩薬などの薬物療法、牽引やホットパックなどの理学療法、筋肉をつけて負担を緩和させるためのストレッチなど運動療法、神経ブロックた注射、それにさ手術療法があります。
・腰椎分離すべり症
薬物療法や理学療法による保存的療法の他、神経圧迫を軽減する除圧術や椎弓切除術などのさ手術療法があります。
・腰椎変性すべり症
腰椎変性すべり症は完治に至るまでに長時間かかるは病気です。保存的療法や手術療法などありますが、どちらにしても筋肉強化が必要となります。また理学療法の牽引はこの病気の場合には逆効果になることがあるので注意が必要です。
7)おしりがつる症状への予防習慣とは?
(1)姿勢を見直す
歩く時、座っている時に猫背にならないよう背筋を伸ばす意識を持ちましょう。更に1時間に一度くらいの感覚で背筋を伸ばすなどのストレッチをするのも良いです。また、あぐら、横ずわり、体操座りは良くない座り方の部類なになります。
(2)冷え予防
血流が悪いと筋肉がこわばり、おしりがつる原因となります。温めることで血流も良くなり坐骨神経への圧迫や刺激への予防となります。
(3)適度な運動
筋肉を落とさないことで身体を支える力を維持して坐骨神経への圧迫、刺激を予防、改善させます。また、運動は肥満解消にもなるため更に友好的な方法です。
(4)サプリメント
サプリメントもまた、おしりがつる症状の予防となります。サプリメントの中には基礎代謝を上げ血流を良くしたり、冷え性に良い物などもあるので症状に合わせて活用することも友好だといえます。
今回のまとめ
1)そもそも「つる」とは?
2)どんな症状が?おしりがつっている場合の代表的な症状
3)なぜつるの?おしりがつる3大原因とは
4)試せる応急処置とは?症状への対処方法とは
6)症状が続く場合に考えられる4種類の病気とは
7)気になる場合に専門家で試したい検査・治療方法
8)おしりがつる症状への予防習慣とは
- 投稿タグ
- お尻の痛み