肩こりに悩んでいる女性

肩こりと体のだるさ、ふらつきがでるようになったという経験ありませんか?慢性的な肩こりだから仕方ないと思う人が多いでしょう。

実は「頸椎、骨格」などが歪んでいるかもしれません。そのため原因と対処法を一緒に考えて生活習慣を見直してみましょう。



【肩こり×ふらつき】同時に現れるのはなぜ?注意したい3大原因


1)肩こりはなぜ起こる?メカニズムとは?

(1)肩こりはなぜ起こる?考えられる4種類の原因とは?

・筋肉疲労

一般的な肩こりは首のこりが原因と言われています。そのメカニズムとして考えられるのは、人間の頭の重さはおよそ5キロと言われています。まっすぐな姿勢なら重心が整うのですが、スマホ操作をしたりする時は頭が傾斜するため首に負担がかかってしまいます。

・寒さ

人間の体温はある程度、寒さなど対応できるように自律神経が体温調節を行います。しかし寒さに対応できずに自律神経が乱れると、体温調節が難しくなり血行が悪くなります。特に首まわりの動脈が外気によって冷やされのを肩が上がって体温を逃さないように反応し、筋肉が硬直する事で肩こりになります。

・眼精疲労

肩や首、頭部の筋肉はすべて繋がっています。頭部と言っても幅広いですが、実は頭皮やおでこ、目の周りの筋肉も繋がっているためすべての筋肉が緊張し、眼の血流が悪くなるため眼精疲労を起こしやすくなります。

・精神的なストレス

肩こりの原因は主にストレスが関係しています。人間はストレスを感じると腹式呼吸から胸呼吸になり、肩で息を吸っているため肩の筋肉が硬直して肩こりになります。

(2)肩こりにもいくつかの種類がある?症状の違いとは?

・心臓や肝臓に病気による肩こり

心臓や内臓系の疾患による肩こりがあります。心臓なら左肩のみ、肝臓なら右肩の肩がこりやすい傾向にあります。特に寝ている間に胸が苦しくなったり、寝苦しい感じや日増しに症状が辛くなると肩の筋肉にこわばりが出てきます。

・血行不良型の肩こり

特に女性が多い症状で、女性特有の「冷え」による肩こりがあります。生理前や更年期による女性ホルモンのバランスが乱れにより血液の循環が悪くなって肩こりの症状が出てきます。

・眼精疲労型の肩こり

スマホやパソコン操作など同じ姿勢を長時間続けると肩や首の筋肉の血流が悪くなります。そして肩や首がこわばると頭部の筋肉も硬直し脳が圧迫されます。また頭部の筋肉と目の周りの筋肉も血流が悪くなり、眼精疲労を引き起こします。

・骨格、神経、血管系の問題に起こる肩こり

頸椎、脊髄、骨盤はすべて繋がっているため、骨格の歪みが原因で起こる肩こりがあります。特に頸椎には自律神経をはじめさまざま神経が集約しています。頸椎のズレが生じてくると全身の血流が悪くなったり、骨盤が歪むと腸や生殖器などの機能も低下し、頸椎と骨盤を結ぶ脊髄が歪むことで全身の血流や神経が機能しなくなってしまいます。

2)ふらつきってなに?仕組みや原因とは?

(1)脳の病気

脳はとても大切です。脳梗塞、脳出血、脳腫瘍など脳の疾患があった場合、平衡感覚を失い、軽度の場合ふらつきが見られますが立つ事さえままならない事があります。

(2)耳に関係する病気

耳はストレスがかかると負担が出やすい器官です。特に耳の中にある「内耳」は脳と繋がっているため、ストレスが加わるとめまいや耳鳴りなど起こる「メニエール病」「めまい、吐き気」などの症状があり、ふらつきが現れてきます。

(3)貧血・自律神経・ホルモンバランスの乱れ

女性に多く現れやすい傾向のある症状で、食生活や生活習慣の乱れ、日々のストレスなどによって体のバランスが崩れやすくなり、自律神経や女性ホルモンのバランスの乱れや、原因不明のふらつきが現れてきます。

(4)生活上によるもの

アルコールによる二日酔いや薬の副作用、あるいは寝不足による体調不良などでもふらつくことがあります。これはあくまでも極限状態のふらつきですが、生活上注意すれば防ぐことができます。

医師の診察を受けている女性の患者

3)「肩こり」と「ふらつき」が同時に現れる3つの原因を解説

(1)頸椎の歪み

頸椎の周りには「頸動脈」「脛骨動脈」があります。この2つを「頸椎脳底動脈」と言い、この動脈は平衡感覚の司令塔でもあり、血液の供給を司る大事な動脈でもあります。肩こりがひどくなると、その機能が低下してふらつきが起こりやすくなります。

(2)背骨の歪み

背中の真ん中を走る「中枢神経」があり、さらに神経が枝分かれになって全身各所に分布されます。その中に背骨の一番上には脳や耳、その他内臓などの神経が関係しています。もし背骨が歪んでいると肩こりにも関連し、頸椎にも近い部分には自律神経も含まれているため、脳からの信号も伝われにくく、ふらつきが起こりやすくなります。

(3)骨盤の歪み

骨盤には腸や生殖器などたくさんの臓器が集まっています。もし骨盤の歪みがあると内臓の血流が低下し、全身への影響もあります。また骨盤の突起のある部分の「仙骨」から背骨に繋がっている部分には、自律神経が走っていて、骨盤の歪みは背骨や頸椎に連動しているため、肩こりが起こります。

骨盤の歪みから起こる肩こりがあると、自律神経も乱れたり脳の血流が低下するため、ふらつきが起こりやすくなります。

4)何か対処方法はある?痛みへできる処置・対処方法

肩こりを改善しようと自分で肩を揉んでみたり、マッサージ器具を使用して肩こり和らげようとしますが、かえって肩こりを悪化させてしまう事があります。筋肉と言うのは「筋膜」と言われる筋肉を覆う膜があり、この筋膜が全身に繋がっています。そのため肩だけの痛みやコリを改善するのではなく、全身の筋肉の緊張を取ることが大切です。

そのためには全身の筋肉をほぐすために、全身をストレッチをして筋膜をほぐすようにします。また肩こりが多い人は呼吸が浅い人が多いため、腹式呼吸を意識し全身の筋肉の血流を促進します。

5)これって何かの病気の可能性もある?病気かどうかの判断基準とは?

現代社会に問題視されているストレスにより、不眠や食欲不振などの症状も現れてくると自律神経の乱れが起こっている可能性があります。

さらに年齢など体調の変化も起こりますが、女性ならば閉経5年前後には更年期障害により女性ホルモンの低下とともにホルモンバランスが乱れ、頭痛や肩こりなどが起こりやすくなります。また肩こり以外にも、胸が苦しかったり頭痛が続くならば病気が隠れている場合があります。

6)症状が続く場合は注意?考えられる5種類の病気とは?

(1)脳疾患

脳に酸素や栄養を運ぶために大事な動脈が通っていますが、何らかの原因により、狭窄あるいは虚血をして脳組織全体が栄養不足に陥り、脳の壊死をはじめその他の障害を引き起こしてしまいます。その大切な脳が機能しなくなると平衡感覚を失い、軽度の場合はふらつきが現れ、重度の場合は歩く事さえままならなくなってしまいます。

(2)頸椎ヘルニア

頸椎に脳から手足を動かすために信号を発信するために、脊髄と呼ばれる大切な神経組織の束が通っていています。頸椎の間には頸椎をクッションの役目をする「ヘルニア」がありますが、姿勢の悪さなどから起こる頸椎が歪むとヘルニア飛び出てしまう病気が「頸椎版ヘルニア」です。

何らかの原因によりヘルニアが圧迫されるほど頸椎が歪んでいるため、脊髄そのものに影響をされて平衡感覚がにぶくなり、ふらつきが起こります。

(3)メニエール病

若い女性やストレスを抱えやすい人に多いのがこの病気です。原因はストレスにより平衡感覚を司る内耳に、水膨れのようにリンパ液が溜まってしまう病気です。症状としては「めまい」「ふらつき」「耳鳴り」などがあります。

(4)起立性低血圧

急に立ち上がった時に、目の前が真っ白になり脳の血流量が急激に低下してしまう低血圧状態で、別名「立ちくらみ」とも言います。体調により血圧の調整がうまくできない時に起こりやすいです。

(5)自律神経失調症

自律神経失調症は現代病の一つで、精神的ストレスや生活習慣の乱れによる体調不良で、症状は人によって違いはありますが、頭痛や肩こり便秘などがあり、他にも心因的症状があります。

特にに自律神経の乱れは、常に緊張状態が続くため肩の筋肉も緊張状態になり、全身の血流が悪く脳の血流量も低下するため、ふらつきの症状が現れます。

7)専門家ではどんな治療が行われる?行われる可能性のある検査・治療方法

(1)検査方法

ふらつきの原因が内耳にあるかどうかの眼振検査を行います。また内耳に原因が見当たらない場合は脳に原因があるかどうかを区別するために足踏み検査を行い歩行時のふらつきがあるかどうかを区別します。さらに直立で立った時に、ふらつきのパターンや程度を分析する検査を行います。

(2)治療方法

内耳が原因によるふらつきの場合は内服薬で改善させる治療を行いますが、脳や全身による疾患が原因ならば専門医を紹介していきます。また専門医によるMRI検査やCT検査を行って原因を突き止めることができますが、調べても異常が見つからない場合は、精神的ストレスによる自律神経の異常な乱れなどが引き金とみられるケースがあります。

心療内科を紹介される場合や、それでも改善が見られない場合は骨格が原因と考えられ整骨院などで施術を行う場合があります。

ふらつきの自覚症状がある場合、耳鼻科や内科で診てもらいましょう。原因を調べてもらうことが大切で、もし脳の疾患が原因ならば精密検査を行うために、医療機器を使用した検査にかかる費用がおよそ1万~3万くらいが相場です。専門医のいるクリニックで受診する場合は保険が適用されますが、整骨院などは医療扱いにはならず、すべて自己負担となることがほとんどです。病気が原因ならば長期にわたった治療を行いますが、ストレスや骨格が原因の場合は数週間程度治療を行うと改善がみられてきます。

8)日常生活から改善を!肩こり・ふらつき症状への5つの予防ポイント

十分な睡眠をしっかりとる・ストレス解消・太陽を浴びる・とにかく運動・正しい姿勢

日常生活において生活習慣を見直すこと事が予防に繋がります。例えば睡眠は決まった時間に就寝し、決まった時間に起床するために最低8時間の睡眠を取ることや、朝起きたら太陽を5分以上を浴びる事、そして日々体を動かす習慣を身に付け、正しい姿勢を保つことです。これらを意識して取り入れることでストレス解消にもつながり、つらい肩こりやふらつきの予防になります。



まとめ

1)肩こりの原因は4つあります

2)ふらつきの原因は、脳や耳などにもあります

3)同時に起こる「肩こり」「ふらつき」は骨格が関連しています

4)自分でマッサージする時は揉み返しに注意します

5)肩こりやふらつき以外に症状があれば病院で診てもらいます

6)ふらつきは病気が隠れているかもしれません

7)ふらつきの原因が病気の場合は精密な検査を行う場合があります

8)日常生活で予防できることが5つあります